目次:PC情報ハードウェアグラフィックボード
更新:2011/11/05

最新nVIDIA GeForceの選び方

概要

グラフィックカードGeForceシリーズの最新情報をまとめています。

RadeonではなくGeForceを選ぶ理由は、CUDAに対応した動画エンコードやPhotshopなどのCPU補助に、CPUの性能が低くても短時間での処理が可能になります。3D VISIONは対応したソフトで高品質の立体視が可能になります(別途、対応しているモニターとメガネが必要です)。GeForceに最適化されているゲームでは同性能のRadeonシリーズよりも快適に動作することができます。

最新のグラフィックボードはほぼPCI-Express x16接続用のみです。PCI-ExpressではなくAGP搭載PCの場合は、グラフィックボード以外の性能が低いためPCを新しくすることをおすすめします。

SLIで複数枚接続する場合はx16でなくてもSLI対応スロットに接続して使うことができます。SLIに対応しているマザーボードとSLIで一緒に使えるグラフィックボードの組み合わせが必要です。SLIに対応していないゲームでは、単体で使うよりも性能が低くなる場合があります。

ノートPCでは大きさ・発熱・電力を考えて一体化された設計であり、ビデオカードの途中交換はできません。また、品質がとても重要であるため性能と安さで選ぶことはお勧めできません。ノートPCでは同じ性能でデスクトップの数倍高くなることがありますが、多くはぼったくりではなく値段相応の作りになっています。

GeForceの最新ドライバの入手はこちらから

現在のおすすめ

CUDAやPhysXの活用とDirect X11の高画質ゲームにはGTX580GTX570、一般的な3DゲームにはGTX570GTX560Ti、低い解像度にはGTX550Ti、動画再生のみには低価格のGT520GT430。CUDAでの単純な動画変換にはGT440(フィルター処理等をしない場合は上位モデルと変わらない)。

オンラインゲームには、最新の高画質ゲームにGTX570(高解像度+高画質)やGTX560TiGTX460(一般向き)、設計が古いゲームや画質を重視していないゲームにはGTX550TiGTS450。 ブラウザゲームなど軽いゲームにはGT520GT430

性能ランク表

性能 GeForce
DX10対応
GeForce DX10.1対応 GeForce DX11対応 Radeon
DX11対応
Radeon
DX10.1対応
価格帯
  G9x GT20x GT21x GF10x RV8x RV7x  
高い       GTX590 HD6990   10~7万円
        HD5970   6~3万円
    (GTX295)   GTX580
GTX570
GTX480
HD6970  
        HD6950
HD5870
HD6870
HD4870X2 5~1.5万円
        GTX480M
GTX560Ti
GTX560
GTX470
GTX460
GTX465
HD5850
HD6850
    GTX285
(GTX280)
     
    (GTX275)   HD5830  
  GTX280M (GTX260)   GTX550Ti
GTX470M
HD6770
HD5770
M-HD5870
HD4870 2~1万円
  GTS250
9800GTX+
GTX260M
    GTS450 HD6750
HD5750
HD4850
          HD6670  
  9800GT
GT330
    GTX460M HD5670
HD6570
HD4770 1万~6000円
  9600GT
GTS160M
  GT340 GDDR5
GT240 GDDR5
GT445M
GT440
M-HD5650  
    GT340 DDR3
GT240 DDR3
GT240M
  HD4670
    GT320
GT220
GT430 HD5570
HD5550
 
  9500GT   GT520
GT435M
HD6450 HD4650
9400GT     GT425M
GT420M
HD5450 HD4550 1.4~0.5万円
低い     310
210
GT415M   HD4350 7000~4000円

オレンジ色が現在人気のモデルです。

価格はデスクトップ用の実売価格(参考価格)です。

性能は同じモデルでも搭載されるビデオメモリの違いやクロックアップ仕様などにより異なります。また、標準よりも性能が低下したモデルが発売されることもあります。

GT-MM-HD(Mobility Radeon HD)はノートPC用で、単体販売はされません。ノートPC用ではデスクトップモデルよりも性能が低くなっています。高性能GPU搭載はデスクトップが使えない人向きです。ファン付きのノートPCクーラーを使うなど冷却に特に注意する必要があります。

nVIDIAの世代別ビデオカード

GeForce GTX500

設計を新しくしてDirect X11対応になりました。テッセレーションの処理がRadeon HD5000よりも高性能。

GeForce GTX590

★★★☆☆ デュアルGPU搭載で高性能なシングルカード

GTX580を2基搭載しながらクロックを下げることで1枚のグラフィックボードに収まっています。1枚のグラフィックボードの中でSLI構成となっているため、SLIに対応したアプリケーションでないと性能が発揮できません。2枚使用するためにはQuad SLIに対応したシステムが必要です。

GTX580よりもクロックが低く設定されているためGeForce GTX580を2枚使ったSLIよりも性能が低いですが、消費電力が大幅に低く抑えられています。

高解像度で高画質な3Dゲームを3D Visionで堪能したい人向き。CUDA対応アプリケーションではほとんどの場合SLIには対応していませんのでCUDA目的の場合はGTX580へ。

最大消費電力は365W(nVIDIA公称値)で700W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は8+8ピンの接続が必要。

GeForce GTX580

★★★★☆ シングルGPU最高の性能

GTX480のフルスペック版で電力や冷却面で設計が最適化されており、GTX480のオーバークロックモデルよりも高性能で消費電力は低くなっています。

Direct X11対応。Direct X11、CUDA、PhisX、3D Visionに最適! Direct X9でもGTX460より大幅に高性能です。

カードの消費電力が300W超えないようにリミッターが搭載されているようですが、通常のゲームではすべての機能が最大限に動作することは無いため、リミッターによる性能低下の影響は気にしなくて良いと考えられます。

最大消費電力は244W(nVIDIA公称値)で600W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は8+6ピン。

GeForce GTX570

★★★☆☆ 高性能が買いやすく

GTX480相当の高性能で消費電力は大幅に低下。GTX470より消費電力が増えていますが、リミッターが搭載されているので電力オーバーの心配が無く安心。

Direct X11対応。Direct X11、CUDA、PhisX、3D Visionに最適! Direct X9でもGTX460より大幅に高性能です。

最大消費電力は219W(nVIDIA公称値)で550W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は6+6ピンだが8+6ピンのRadeon HD5870より実消費電力が高い。

カードの消費電力が225Wを超えないようにリミッターが搭載されているようです。 補助電源を8+6ピンにしたくないこだわりを感じます。GTX580よりもリミッターによる性能低下が大きく現れる可能性があります。

GeForce GTX560Ti

★★★★★ 性能・電力・価格のバランスがよい おすすめ

GTX470よりも高性能で消費電力は低下。Radeon HD6870~HD6950相当の性能です。

Direct X11対応。Direct X10/X9、CUDA、PhisX、3D Visionに最適! Direct X9でもGTX460より大幅に高性能です。 高画質で高解像度のDirect X11ゲームには性能不足になる場合もあり得ますが、一般的にはX11を含めて、多くのゲームが快適に楽しめる性能があります。

最大消費電力は170W(nVIDIA公称値)で500W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は6+6ピン。アイドル時の消費電力はGTX460とほとんど変わらない。最大消費電力はRadeon HD5870相当でHD6870よりも高い。

GeForce GTX560

★★☆☆☆ 性能はクロックに依存

GTX560Tiよりも基本設計を低くして、クロック設定の幅を広げたモデル。GTX560Tiと変わらない性能の製品もありますが、クロックに依存するため同じ性能ならば消費電力は高くなります。製品ごとに設定されているクロック値が異なりますのでご注意ください。 GTX560Tiよりも低い性能の製品からGTX560Tiの標準モデルよりも高い性能の製品があります。

GTX560Tiの標準クロックは、コアクロック:822MHz、シェーダークロック:1644MHz、メモリクロック:4008MHzです。GTX560はコア数等が少なくなっているため、GTX560Tiと同じクロックでは性能が低くなります。

最大消費電力は製品により異なります。PCI-E補助電源は6+6ピン。

GeForce GTX550Ti

★★★☆☆ Direct X10の3Dゲームに最適なGeForce

GTX460 768MBよりも性能が低くGTX450よりも性能が高い。Radeon HD5770相当の性能です。

Direct X10/X9に最適!高画質を謳わないオンラインゲーム向き。Direct X11のゲームでは低い解像度でないと性能不足。CUDAコア数がGTX560Tiの半分しかない。

最大消費電力は116W(nVIDIA公称値)で400W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は6ピンが1つのみ。アイドル時の消費電力はRadeon HD5770より低く負荷時は高い。

GeForce GT520

★☆☆☆☆ チップセットやCPU統合のグラフィックに不満がある人向き

ゲーム等の3D VISIONには非対応ですが、Bru-ray 3Dには対応しています。動画再生用として、統合GPUに満足できない人へ。

最大消費電力は29W(nVIDIA公称値)で300W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源はなし。省スペースPCのロープロファイルに対応。

GeForce GT400

GT500シリーズはまだ性能バランスを重視したモデルしかないため、補助電源コネクタの接続が不要なモデルはGT400シリーズが現役です。

GeForce GT440

★★☆☆☆ 補助電源なしのGeForceにこだわる人向き

基本設計はGT430と同じです。クロックアップにより性能が向上しましたが、PCI-E補助電源1本のGTS450との性能差は大きく、補助電源なしのRadeon HD5670よりも低い性能で消費電力が大きい。

GeFeorceにこだわりがなければRadeon HD5670がおすすめ。性能が必要ない場合はGT430で構わない。

最大消費電力は65Wで300W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源の接続が不要。

ビデオメモリにDDR5を搭載したモデルの場合、
CUDA動画変換では高いクロックの影響なのかGTX460よりも速い場合があります。
ゲーム性能では低い解像度や画質設定次第で、Direct X11ゲーム以外はそこそこ楽しめる性能です。

GeForce GT430

★☆☆☆☆ 動作の軽いオンラインゲーム向き

Direct X10/X9共にGeForce GT240よりも低い性能。GT240は9600GT程度の性能なので、高画質3Dゲームはとても厳しい。シンプルで低解像度のオンラインゲーム向き。Direct X11にも対応していますが、高画質なX11のゲームには性能不足。

悩んだ場合はGTS450を選ぶのが安心。

最大消費電力は49Wで300W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源の接続が不要。

過去のGeForce シリーズ

用語

PCI-Express 2.0
転送速度が1.1の2倍に広がった帯域(2.0のx8は1.1のx16と同じ)です。PCI-Express2.0対応のビデオカードをPCI-Express 1.1のソケットに接続しても問題はありません。SLIでx16をx8の2系統に帯域が狭くなる場合に1.1では帯域不足が性能に表れることがありますが、それ以外では問題になりません。
GPU
ビデオカードのCPUのようなもの。映像処理を行うコア。
VRAM (ビデオメモリ)
ビデオカードのメモリ。映像を組み立てる場所。16MBあればQXGA(2560x1600)サイズでもフルカラーの表示が可能。3Dゲームでは出力される映像の組み立て以外にも使われるので、WUXGA(1920x1200)サイズでは512MB以上(高画質ゲームでは1GB以上)を推奨。メインメモリと同じで容量が余っていても速度は向上しないが、足りなくなると遅くなります。
GDDR5/GDDR3/DDR3/DDR2
VRAMの種類。GDDR5はGDDR3の最大5倍の性能が可能。帯域幅が狭くてもGDDR3よりも高速。GPUとセットで搭載されるので単体での性能は気にする必要なし。GPUの性能が低く高性能なVRAMを搭載しても無意味。ビデオカードの一部なので、メインメモリがDDR2でも関係ありません。
Direct X
Direct Xを使うことでグラフィック処理を行います。X9→X10ではより効率よく動作させるために設計が大幅に変わりました。X10.1やX11では効率の良い処理と高画質を実現するために機能が追加されています。
GPGPU
 CPUの補助としてGPUで映像以外の処理を行う機能です。CUDAやATI Streamがこの機能です。
PhysX
物理演算をGPGPUで行う。ゲームでは通常、予め用意されたモデルが使われ大雑把な表示になるが、PhysX対応ゲームでは場面に応じてその都度作ることでリアリティーを高める。CPUを使わずに物体や水などの動きを細かくシミュレートして表示できる。
GPUクーラー
GPUやVRAMを冷却するためのもの。1スロット仕様では厚みが制限されるためファンの回転数を上げる必要があり音がうるさい。発熱が少なければファンなしも可能ですが、空気の流れがないと熱が蓄積されるので注意が必要。
リファレンス
 Reference。GPUメーカーが作るのと同じ仕様でカードメーカーが生産。リファレンスでは設計がどのメーカーでも同じになるので、サポート体制(保証制度など)でメーカーを選びます。日本では一般的に海外メーカーの代理店でのサポートになります。初めはどのメーカーもリファレンスモデルで、そこから独自設計のものが作られて発売されるようになります。
Windows Aero
Windows Vista以降では、CPUの代わりにビデオカードがウインドーの描画などを担当します。CPUが他の処理に専念できるため、たくさんのウインドーを表示していても快適。Windows7ではDirect X10の機能を生かして、Vistaよりも効率が向上。
SLI
2つのGPUを連携させて性能を高めます。2つのGPUが分かれているため、処理によっては単体で処理するよりも性能が低くなる場合があります。1枚のビデオカードで内部SLIになっているものがGTX295です。SLIに対応していないゲームの場合はSLIで接続しないときよりも性能が悪くなることがあります。2つのGPUを内部で繋げている1枚のビデオカードの場合でも同様です。マザーボードの設計により、2枚接続した場合にx16+x16で接続される場合とx16の帯域を分け合ってx8+x8になる場合があります。
PCI-E補助電源
マザーボードからPCI-Expressに供給されている電力で足りない場合、電源からのケーブルを直接接続する必要があります。PCI-Express x16 1.1では75Wまでなので、190Wのビデオカードでは残り115Wを電源から直接供給する必要があります。8ピンが6+2ピン構成の場合、6ピンとしても使用することができます(2ピンが余る)。CPU補助電源の8ピンとは異なるので注意。これらは12Vで供給されるので電源の12V出力が重要です。現在は出力に合わせたPCI-E補助電源コネクタが搭載されているので、電源選びの目安になります(出力が大きければ6ピン2本+8ピン2本を搭載、小さければ6ピン1つのみを搭載)。電源に余裕があれば4ピンペリフェラルコネクタ(DVDドライブなどに使う電源コネクタ)からPCI-6ピンへの変換ケーブルも使用できます。
PureVideoHD
nVidia GeForceの動画再生支援機能。CPUの負担を少なくして高画質で再生します。この機能を使うには動画再生ソフトでハードウェア支援機能を有効にする必要があります。
3D Vision
nVIDIAが推進している3D立体視方式です。通常の液晶モニターの2倍である120Hzの入出力を使い、片目60Hzの高品質な立体視が可能です。3D Visionに対応したモニター、メガネ、ソフトウェアが必要です。nVIDIA 3D Visionについて
LorProfile(ロープロファイル)
ブラケットを含めて幅が短い構造です。省スペースPCに接続するにはこのタイプが必要です。ロープロファイル専用では、通常のPCケース(ミドルタワーなど)用のブラケットが付属しません。ロープロファイル対応であればどちらでも使うことができます。

性能はバランスが大切

古いPCの場合、グラフィックボードを交換しても映像処理以外の性能不足で快適にならない場合があります。

場合によっては、PC本体を交換するのが結果的に安く快適になることがあります。

ノートPCではグラフィックボードの交換はできませんのでご注意ください。

↓このページを気に入りましたら、ランキングに投票をお願いします↓
  

アンケート

評価を選んで下さい

参考になった
参考にならなかった

内容について選んで下さい

内容が充実している
内容が乏しい

分かり易さについて選んで下さい

十分理解できた
なんとなく理解できた
よくわからない

感想や意見、要望などがありましたら記入して下さい。サイト作りの参考にさせていただきます。 内容の誤りに気づきましたら、できるだけ詳細をご記入ください。

目次:PC情報 ハードウェアグラフィックボード