GeForce GTX660(Ti)|GTX670|GTX680|GTX690
Radeon HD7850|HD7870|HD7950|HD7970|HD6990
グラフィックボードは目的のゲームや予算に応じて選びます。
Direct X11では負荷がとても高いテッセレーションによる高画質を目的にする場合が多く、できるだけ高い性能が必要とされます。Direct X10までの高画質では極端に負荷が高くないためそこまで性能を求めなくても快適に動作する場合が多いです。
nVIDIA GeForceとAMD Radeonの性能の比較ではGTX660TiはHD7950と同等の性能です。詳細は最新nVIDIA GeForce情報 と 最新AMD-ATI Radeonの選び方 をご参照ください。
nVIDIAの3DVISIONによる3D表示には2倍の性能が必要で、滑らかに違和感なく表示するには120fps(120Hz同期)が必要になります。
GeForce GTX690は内部SLI仕様であるため、SLIに最適化されていないゲームではGTX680よりも性能が低くなります。SLIに対応している場合でもGTX6901枚よりもGTX680を2枚使う方が性能は上で、消費電力も大幅に高くなります。
GeForce GT640|GTX550Ti|GTX650(Ti)|GTX560(Ti)|GTX660(Ti)|GTX670
Radeon HD6750|7750|7770|7850|7870|7950
オンラインゲームではDirect X9が主流であるため3Dグラフィック性能はそこそこのもので十分な場合が多いです。
しかし、キャラクターカスタマイズ性が高く大人数の場合はビデオメモリ周りの性能も重要になるため、バス幅256bitでDDR5 1GB以上搭載モデルをおすすめします。
GTX650はGTX550Tiに近い性能でGTX660とは性能が大きく劣りますので高い性能が必要な場合は注意してください。
GTX660の Ti ありとなしでは単純に性能ランクの違いになります。 Ti ありが高い性能で Ti なしは低消費電力になります。GTX560ではコア数の減少をクロックで補う設計になっており電力効率が悪く、クロック差によりTi ありとほぼ同じ性能な場合がありますが、同じ性能ならば Ti なしの方が消費電力が高くなります。
ビデオメモリを大きく使うゲームでは処理性能に余裕があっても、バス幅が256bit以上のGTX670|HD7850以上 でフレームレートの落ち込み(動作のカクツキ)が少なくなり意味ある物となります。
Intel HD4000
GeForce GT630 (GT440)|GT640|GTX550Ti|GTX650
Radeon HD6570|6670|6750|7750|7770
横幅1024以下のウインドーサイズ固定の軽いゲームでは、CPU内蔵のグラフィック機能でも十分にプレイ可能な場合があります。しかし、画質設定を高くするととたんに性能不足となりますので、PCI-E x16のグラフィックカードの搭載がおすすめです。
GeForce GT630はGT440と同じ(リネーム)です。
ハンゲーム等の軽いゲームではこの辺りから快適なプレイが可能になります。
GeForce GT610 (GT520)|GT620|GT430
Radeon HD6450|6570
CPUが低クロックのCeleron|Pentiumの場合、CPUの性能不足で高ビットレートの動画が滑らかに再生できないことがあります。その場合、最新の動画再生支援機能を持つグラフィックボードを使うことで不満なく視聴可能になります。
ただし、オンラインやネットワーク上の動画再生の場合は再生するPCの性能は十分で、ネットワークの問題の場合があります。
nVidia 3DVISIONによる3D表示の場合は対応するグラフィックボード(GeForce系)、モニター、再生プレーヤーソフトの組み合わせが必要です。
GeForce GT600系(GT400やGT500系のリネーム品は除く)では最大4画面に対応
Radeoon HD5000|HD6000|HD7000系では3画面に対応(ただし1ポートはDysplayPortでの接続が必要)、一部は6画面出力に対応
設計システムとしては3画面や4画面に対応していますが、製品の出力ポートの制限により対応できない場合がありますので、製品に3画面対応!や4画面対応!などと記載されているのを確認することをお勧めします。
CUDA GeForce GTX550|GTX640 以上
高性能なCPUを搭載している場合はGPU変換を使うと反対に遅くなってしまうことがあります。
Intel QSV、nVIDIA CUDA、AMD App、AMD Stream、それぞれ対応したグラフィックカードと動画変換ソフトの組み合わせが必要です。AMD系は対応しているソフトが少ないです。
変換画質は同じビットレートではCPUのみでの変換が一番高画質で、次いでCUDAとなります。現在のところ、AMDやQSVでは低解像度(小画面)でないと辛い画質なのでビットレートは大きめに指定する必要があります。
ゲーム以外への活用にはCUDAのGeForceが扱いやすいです。
GeForce 600世代とRadeon HD7000世代ではどちらも一般的には問題なく、好みで選んで良いかと思います。ドライバ次第で不具合が起きるのはどちらも同じです。発色等を気にする場合はまずは表示するモニターを重視するべきです。表示上の違いは設定次第とコンテンツがどちらか片方のみを優先に作られているかで決まります。現在はこちらが素晴らしくてあちらが駄目ということはありません。
ゲーム関係やGPGPU(CUDA)ではGeForceが開発しやすいため優先されることが多いですが、コンシューマ・ゲーム機をメインに開発している場合はRadeonシリーズに最適化されやすいです。
GeForce GTX600は処理性能が高く消費電力が低いですが、ビデオメモリのバス幅がGTX680でも256bitでメモリ転送速度は192.26GB/sす。Radeon HD7970は384bitで288GB/sあります。基本性能はGeForce GTX680が高いものの、ビデオメモリ上のデータを多く扱う場合はGeFroceではフレームレートが大きく落ち込んでしまい、Radeon HD7970に劣ってしまいます。
同じように、GeForce GTX660は192bitの144.19GB/sで、Radeon HD7870は256bitの240GB/sです。こちらは基本はGTX660の性能が高いですが、ビデオメモリを多く扱う場合はHD7870が上回ります。
ビデオメモリ周りの違いはキャラクター数の多いオンラインゲームでも生じやすい問題です。GeFoceとRadeonのどちらでも問題がない場合は、立ち上がりの早さはGeForce、落ち込みの少なさはRadeonということになります。
ゲームでRadeonが搭載する機能 DirectCompute による Forward+ を活用する場合も、GeFroceが苦手とする処理を効率よく行うため、Radeonでの性能が同クラスのGeForceを大きく上回ることができます。ただし、これは新しいゲームソフトで活用されるもので、それらはRadeonシリーズへの最適化を大きく謳ったものとなります。
GeForceはPhotoshopなどのグラフィック処理にCUDAが活用できるので、ゲーム以外でも高性能を活用することができます。
GeForce GTX550Ti|GTX650
Radeon HD6850|HD7770
消費電力は少ない順に、GTX650 < HD7770 < HD6850 < GTX550Ti となります。
性能はどれも似たような位置づけですが、ほんの少しでも高い性能が欲しい場合はRadeonが有利です。
GeForce GT640|GT630(GT440)|GT430|GT620|GT610(GT520)
Radeon HD7750|HD6670|HD6450|
ロープロファイル (LowProfile)は省スペースのPCケースで使える幅が短いタイプです。
ロープロファイル対応モデルは通常タイプと幅が短いタイプのブラケットを付け替えることでどちらでも使うことができます。
ロープロファイル専用モデルでは通常タイプのブラケットが付属しないためロープロファイルのPCケースにしか取り付けができません。

写真はGeForce GT620のロープロファイル対応モデル。
ブラケットの取り替えには六角ねじを回す工具が必要です。

GPUクーラーが薄型で2段目(取り付け時は下側になる)のコネクタが不要の場合は、1段のみでの接続も可能です。
幅が制限されてしまうため対応製品は低い性能のモデルのみとなります。ロープロファイル対応モデルは製品パッケージや名称ににLPの文字が付くことが多いですので探すときの目安にしてみましょう。
GeForce GT640以下、GT430以下、GT520以下
Radeon HD6670以下、HD5670以下
ロープロファイル対応でも性能が高いモデルは奥行きの長さが取り付けできない場合があります。出力コネクタに関係無く2段分のスペースが必要な場合があります。
騒音対策には大型のヒートシンクにベンダーのオリジナルファン搭載モデルがおすすめ。
小型のファンで薄いほど、同じ風量を確保するには高い回転が必要になります。また、小さいと甲高い音になります。小型のファン搭載モデルは性能が低くてもアイドル時から気になる音を発生させるものが多いです。

写真はGeForce GT220。発熱は低いがファンの音は常にうるさい。
大型のファンは高い回転で動作すると音がうるさくなりますが、大型のヒートシンクでしっかり放熱されていると小さな風量でも十分冷却できるので音は静かになります。負荷時は音が気になりますが、アイドル時はPCケースのファンよりも音が静かな場合が多いです(発熱がとても高いモデルは除く)。

写真はMSIオリジナルクーラー「Twin Frozr III」を搭載したGeForce GTX560Ti のN560GTX-Ti Hawk。オーバークロックモデルなので標準よりも発熱は高いですが負荷が高くなるまでは意外と静か。ファンは薄いですがヒートシンクの構造が販売のための見かけ倒しではなくしっかりと作られていて冷却能力が高いです。
ファンレスのヒートシンク搭載モデルはファンがないのでほぼ無音です(コンデンサー鳴き等は別)。ファンレスの場合はPCケース内部の風の流れで冷却するので、冷却不十分により短期間で故障する可能性が高く、注意が必要です。ファンレスモデルには基板の裏側にもヒートシンクが取り付けられているものがあり、上側にも1ソケット分のスペースが必要になる場合があります。

写真はファンレスのRadeon HD4550。負荷がかかると触れないほど熱くなります。ソケット間に熱が溜まりやすいので直下のPCIカードも熱の影響を受けてしまいます。
グラフィックボードを性能の高い順に比較して分かりやすくまとめていますが、異なる設計での比較では早い処理(得意)と遅い処理(苦手)が変わることで、処理の内容により順番が前後することがあります。
クロック数を高く調整したオーバークロックモデルのグラフィックボートは上位モデルの省エネ版などクロックを下げたグラフィックボードよりも性能が高くなることがありますが、オーバークロックモデルでも上位のグラフィックボードには性能が届かないのが一般的です。また、クロックを高めると電力効率が悪くなりますが、電圧を変えていない場合は冷却ファンの効率化により、リファレンスモデルよりも消費電力が下がっている場合があります。
| 性能 | GeForce DX10対応 |
GeForce DX10.1対応 | Radeon DX10.1対応 |
GeForce DX11対応 | Radeon DX11対応 |
|---|---|---|---|---|---|
| 高い | GTX690 GTX590 |
HD6990 | |||
| ↑ | HD5970 | ||||
| GTX295 | GTX680 GTX670 GTX660Ti GTX580 GTX570 GTX480 |
HD7970 HD7950 HD6970 HD6950 HD7870 HD7850 HD5870 HD6870 |
|||
| HD4870X2 | |||||
| GTX560Ti GTX560 GTX470 GTX460 GTX465 |
HD5850 HD6850 HD7770 |
||||
| GTX285 GTX280 GTX275 |
|||||
| HD5830 | |||||
| GTX260 | HD4870 | GTX550Ti |
HD6770 HD5770 HD7750 |
||
| GTS250 9800GTX+ |
HD4850 | GTS450 GT640 |
HD6750 HD5750 HD6670 |
||
| 9800GT GT330 |
HD4770 | HD5670 HD6570 |
|||
| 9600GT | GT340 GDDR5 GT240 GDDR5 |
GT630 GT440 |
|||
| GT340 DDR3 GT240 DDR3 |
HD4670 | ||||
| GT320 GT220 |
GT430 GT620 |
HD5570 HD5550 |
|||
| 9500GT | HD4650 | GT520 GT610 |
HD6450 | ||
| ↓ | 9400GT | HD4550 | HD5450 | ||
| 低い | 310 210 |
HD4350 |
GTX680 SLI >GTX690 >HD7990 >GTX670 SLI >GTX580 SLI >HD6970 CF >HD6990 >HD5970/HD5870 CF >HD6970 >HD5850 >HD4850 X2 >HD4870 >HD4670 CF >HD4850 >HD4650 CF >HD4830 >HD4670
CrossFireやSLIに対応しているマザーボードが必要です。このランクは付けはCrossFireやSLIの効果が大きく得られる場合です。負荷の高い最新のFPSゲームで性能が発揮されます。CrossFireやSLIに対応していない場合は単独での動作よりも性能が悪くなる場合があります。
消費電力は性能が高くても設計が新しくなると下がっています。
GTX590 >HD6990 >GTX690 >GTX480 >GTX580 >HD7970 >GTX680 >GTX560Ti >GTX660Ti >HD5870 >GTX460 >GTX550Ti
HD4970X2>GTX280 >GTX275 >GTX285 >HD4870 >GTX260 >9800GTX+ >HD4850 >HD3870 >HD3850 >9600GT >HD3650 >8600GTS >8500GT
補助電源コネクタの接続忘れや接触不良。画面が映らない、負荷が掛かると画面に異常が生じる、起動時にブザーが鳴って起動しない等。
冷却不十分。PCケース内部の温度が高くなりすぎてファンが正常に動作していても十分に冷却できていない、ファンにホコリが詰まったか劣化により回転数が落ちているまたは回転していない。
電源の寿命。搭載電源の容量は問題ないが、劣化により出力される電力が不安定。負荷が掛かると表示に異常が生じたりエラーが発生する。
ロープロファイルが必要。PCケースが小さくて標準のグラフィックカードが差し込めない。ロープロファイルでも厚みや長さが干渉して取り付けできない。
設計が古すぎるゲーム。性能が十分な最新のグラフィックカードなのに表示がカクカクする。古いDirect Xに依存した処理が原因なので古いグラフィックカードでないと対応できない問題がる。
2枚接続したのに認識されない。SLIやCrossFire用のアダプタを接続していない。マザーボードがSLIやCrossFireに対応していない。
PCI-Express 2.0は、PCI-Express 1.1の転送速度を高めたものでPCI-Express x16(1.1)とx16(2.0)は互換性があり、2.0対応のスロットに1.1のビデオカードを接続することや、2.0対応のビデオカードを1.1のスロットに接続することができます。最新のビデオカードでは帯域不足となりやすいのでPCI-E2.xでの接続が推奨されます。
PCI-Express 3.0は、PCI-Express 2.xの転送速度を高めたものです。GeForce GTX600やRadeon HD900ではまだ少しの影響しかありません。SLIやCross Fireで2枚接続する場合、x8+x8でもPCI-E2.0でのx16+x16に相当するので性能の低下がありません。
DirectX11はX10.1の拡張であり目新しさはありません。より効率よく処理するための機能などが実装されています。高画質機能としてテッセレーションによる精細なグラフィックが表現可能になっています。
DirectX10.1はX10よりもリアルな映像を作り出すことができます。Windows Vista SP1で有効になります。Windows7ではDirectX10.1が活用され高速で安定した描画を実現します。
DirectX10はWindows Vistaで対応されています。Direct X10対応のビデオカードは、Windows XPではDirectX9の互換として動作します(Windows XPではDirectX10以降に対応していない)。ビデオカードの構造が大きく変わっており、DirectX9との互換性は高いですが、DirectX8以前の設計のゲーム等では性能低下や問題が発生してしまうことがあります。
DirectX9 はオンラインゲームでは今でも主流です。高画質での処理効率は悪いですが画質を重視しなければ低いスペックのPCでも快適な動作が可能です。最新のビデオカードではDirect X9の処理効率が悪くなっていますが、ビデオカードの性能がそれ以上に大きく向上しているため問題はありません。しかし、低価格帯のビデオカードでは世代を新しくしても性能は据え置きであるため、新製品は反対に性能が下がってしまう場合があります。
ノートPCではビデオカードの交換はできません。
省スペースPCではLowProfile(ロープロファイル,LP)対応のビデオカードでないと取り付けることができません。
DirectXのバージョンやゲーム設定によっては、ランクが隣り合っている性能が逆転する場合があります。DirectX10の性能がとても高いがDirectX9の性能が大きく低下するもの、高い解像度や高画質設定でも性能低下が少ないものや大きく低下するものがあります。
同じランクのビデオカードでも、コアの高クロック版・低クロック版・VRAMの違いなどにより性能が変わることがあります。しかし、基本的にはランクを超えるほどの性能差にはなりません。
最上位のビデオカードは消費電力がどても大きくなっています。しかし、古い世代と比べると下位のモデルは消費電力がほとんど変わらず性能が格段に向上しています。6600GTと7600GTを比べた場合、性能が2倍近く向上しながらも若干消費電力が少なくなっており、7600GTと8600GTではDirectX9からX10対応になったものの、性能はほぼ同じで消費電力もほぼ同等です。下位モデルであれば、消費電力増大を気にすることなく交換することができます。
解像度が高いほど映像のために多くの情報を扱う必要があります。SXGA(1280x1024)では約130万画素にお相当しますが、フルハイビジョンのWSXGA(1920x1200)では約230万画素の情報に相当します。
静止画像では影響しませんが、リアルタイムで処理して映像を作り出す場合は表示速度に大きく影響します。そのため、解像度の低い4:3モニターではミドルレンジのビデオカードで問題なくても、解像度の高いワイドモニターではハイエンドのビデオカードが推奨されます。ゲームがワイド表示に対応していない場合は、4:3モニターと同じだけの情報量になる(アスペクト比固定表示の場合は左右に空白が生まれる)ので、性能面では変わりません。
性能不足を感じるときは、ゲーム設定では解像度を落とすことで処理能力不足が解消され、処理が速くなります。モニターの解像度に対して低い解像度でのフルスクリーン表示では映像が荒くなります。ウインドーモードではドット・バイ・ドットで表示されるため、解像度の違いは映像の荒さが変わらずに大きさが小さく表示されます。
解像度を変更するとアイコン等が小さくなりますが、これはアイコン等の解像度が固定されているためです。低い解像度では拡大表示になるので大きくなってしまいますが、ウインドーモードでは常に同じ大きさになります。背景やキャラクター等は解像度に合わせて作り替えられるので、解像度が高いほど精細で滑らかに表示されます。
ビデオメモリは映像を組み立てる場所です。高い解像度ほど多くのメモリ領域が必要になります。解像度が低くビデオメモリに空きがある状態では容量を増やしても何も効果はありません。デュアルモニターや解像度の高い表示を行う場合に必要になります。オンラインゲームで多重起動を行う場合は、放置するので性能は必要としないという場合でも、ビデオメモリは多く必要になるのでビデオメモリ不足に注意が必要です。
ハイエンドビデオカードにはメモリを複数搭載して同時にアクセスすることで性能向上を図っている場合があります。この場合は、ビデオメモリの容量の増加とは別に性能が高まっています。
ビデオメモリはビデオカードとして一体となって設計されているため、ビデオメモリの変更はできません。
同じ種類のビデオカードでも搭載されるビデオメモリの種類や容量が異なる製品があります。それによってビデオカードとしての性能も変わります。
ビデオメモリの性能はバス幅とメモリの種類で変わります。128bitよりも256bitが性能が高く、同じバス幅であればDDR3よりもDDR5の性能が高いです。
ビデオカードを2枚使用するSLIとCrossFireがありますが、どちらにしても性能を発揮するためにはアプリケーションも対応している必要があります。2枚差しでは処理を分散させることにより高速に動作しますが、SLIやCrossFire用に作られていないアプリケーションでは1枚での利用時よりも性能が下がることがあります。
Quad SLIは1枚でSLI仕様になっているビデオカードを2枚使うことにより、ビデオカード4枚挿しと同等の性能を実現します。しかし、この性能を生かせるアプリケーションはほとんどありませんので、自己満足や自慢としての意味合いが大きいです。
初めから性能が欲しい時は1枚で高性能なものを選ぶことをお勧めします。古くなって性能不足が気になったときに2枚での使用を検討するのがよいでしょう。組み合わせられる種類に注意してください。。
ビデオカードを2枚使用するためにはマザーボードもSLIまたはCrossFireに対応したものが必要になります。
SLIはSLIに対応した同じ種類のGPUを搭載しているビデオカードを使用します。(ForceWare 81.85以降メーカーが異なっても使用可能)。
CrossFireでは1枚目にはプライマリ(1枚目)として動作可能なビデオカードCrossFire Editionが必要です。
・nVIDIA SLI ZONE
・ATI Multiply & Comqu
使えなくなるのはいくつかの状況が想定されます。
・性能不足
・機能不足
・故障
目的などにより大きく異なるので、どれを買えば長く使えるというのはありません。同じことだけをするのであれば、故障しない限り使い続けることができ、新しいことをしたいときにそれができるかどうかは、そのときになるまで分かるものではありません。
単にHDCPに対応していないので対応したビデオカードを使いたいというなら、HDCP対応ならどれでも良いことになります。ただし、前のビデオカードより高い性能は必要です。何のためにビデオカードを購入したいのかを考えれば自ずと答えは出ると思います。
ゲームの最低動作環境は、最低画質で動作するのに必要な性能です。推奨環境は最低画質で快適に動作する性能です。高解像度の高画質ではもっと高い性能が必要になるのが一般的です。
無理して高い性能を購入するよりも、2世代あたりで取り替える方が不満が生じにくいです。例えばGeForce GTX580は5万円台でしたが、それよりも性能が高いGTX660Tiは3万円前後で購入できて消費電力が大幅に少なくなっています。
しかし例外があります。Direct Xのバージョンと設計が大きく異なる場合は、世代が変わる前の高性能が重要になることがあります。新しい設計ではあまり使われなくなった古い命令を効率よく処理する機能が省かれることがあり、古いゲームで古いDirect Xに依存している場合に最新のビデオカードでは処理が遅くなってしまうことがあります。
機能不足の場合は、性能の高いビデオカードだろうと関係がありません。後から追加された機能が欲しい場合は、性能に関係なく取り替える必要が出てきます。
ビデオカードの機能には、性能向上のための機能や、ゲームの画質を高めるために追加された機能や、動画再生支援機能などがあります。
性能向上のための機能は、機能ではなく性能で選ぶことになるのでここでは関係ありません。
画質向上のための機能は、ゲームでの光の当たり方や透過や陰などがよりリアルに美しく表示できるようになるものが多いです。しかし、ゲームがその機能を使わないで作られている場合は何も変わりません。それまでのゲームを楽しむ場合は交換する必要がありません。GeForceに最適化されたゲームでは、Radeonを使用すると一部の表示が簡略化(高画質処理が行われない)されてしまう場合があります。
動画再生支援機能では、かつてはDVDをコマ落ちせずに滑らかに再生するために必要でした。しかし、現在ではビデオカードの支援機能が無くてもDVD程度の動画はCPUで十分処理できてしまいます。現在はBDやHD DVDなどの他にインターネットでの高画質映像コンテンツなど、ハイビジョン映像でCPUの性能不足が起こりやすいので再び重要視されるようになりました。保護されたハイビジョン映像を観るためにはビデオカードの出力のHDCP対応と、モニターの入力もHDCP対応が必要になります。ディスプレイモニターに複数の入力端子がある場合、1つのコネクしかHDCPに対応していない製品もあります。
多画面表示は接続端子が3つ以上用意されていても、1枚のビデオカードでは基本的に2台までしか同時使用ができません。最新のビデオカードでは1枚で3台以上の同時出力に対応している製品があります。
ビデオカードも熱により劣化してしまうパーツです。GPUコアは高熱に耐えられますが、周辺のコンデンサー類は品質により大きく異なります。
安く設計されている製品では熱に弱い液体コンデンサーが今でも使われています。現在では高熱の影響を受けにくい場所でのみ使われていますがケース内部の空調次第では寿命が著しく低下します。
液体コンデンサーは熱による膨張などを起こして壊れる要因となっています。コンデンサーが膨らんでいないか確認しましょう!寿命は使用する温度により大きく異なるので、一概に何年とは言えません。固体コンデンサーでは熱による劣化は小さいので一般的に気にする必要はありません。見分け方は、個体コンデンサーは全体がつるっとしており液体コンデンサーは上部に溝があります。

左が固体コンデンサーで右が液体コンデンサー。液体コンデンサーは寿命になると上部が山のように盛り上がり溝が裂けて中の液体が出てきます。電源の故障等で急激に負荷かがかかると破裂する場合もあります。
ヒートシンクやファンにホコリが付着していると冷却能力が低下し故障しやすくなります。エアダスターと綿棒等を使いお手入れしましょう。エアダスターは逆さにしても液が出ないで安全に使えるタイプをおすすめします。連続して長く噴射していると圧力の変化により結露することがあるので注意してください。エアダスターはプシューーーではなくプシュップシュと区切ってゴミを飛ばすのが基本です。
| 帯域 | バス電圧 | 最大バス電力 | 最大カード電力 | |
| PCI-Express 3.0 | 1レーンは1GB/s (8.0GT/s) 16レーン(X16) 16GB/s (双方向通信 32GB/s) |
75W | 6pin +75W 8pin +150W |
|
| PCI-Express 2.0/2.1 | 1レーンは500MB/s (5.0GT/s) 16レーン(X16) 8GB/s (双方向通信 16GB/s) |
75W | ||
| PCI-Express 1.1 | 1レーンは250MB/s (2.5GT/s) 16レーン(X16) 4GB/s (双方向通信 8GB/s) |
75W | ||
| AGP 3.0 | X4 1GB/s,X8 2.1GB/s | 0.8V | 25W | |
| AGP 2.0 | X1 266MB/s,X2 533MB/s,X4 1GB/s | 1.5V | ||
| AGP 1.0 | X1 266MB/s,X2 533MB/s | 3.3V |
PCI-Expressの性能の違いは、搭載するグラフィックカードの性能が高くなるほど、複数搭載するほど、影響が大きくなります。反対に搭載する性能が低いほど違いがなくなります。2枚接続するとX8+X8に分割されるとPCI-Express 3.0では2枚で32GB/sとなります。1枚で8GB/sを超える速さであるならばPCI-E2.0では帯域不足で本来の2枚の速さが制限されてしまいます。
古いPCI-E 1.1対応のビデオカードをPCI-E 2.0のバスに接続して使うことも可能です。 1枚のビデオカードの接続ではほとんど変わりませんが、2枚以上接続する場合はレーン数が制限されるために少ないレーン数で高速なPCI-E 2.0が有利となります。
PCI-Express 2.0はハイエンドクラスのビデオカードで効果が発揮されます。ミドルレンジ以下のビデオカードの性能では通常(単独使用)はPCI-E1.1と誤差程度の違いしかありません。
PCI-Express 3.0は最新の最上位のビデオカードや複数接続で効果が発揮されます。