更新:2010/07/15
PCI-Express 2.0は、PCI-Express 1.1の転送速度を高めたものですが、現在のビデオカードの性能ではほとんど変わりません。PCI-Express x16とx16(2.0)は互換性があり、2.0対応のスロットに1.1のビデオカードを接続することや、2.0対応のビデオカードを1.1のスロットに接続することができます。ハイエンドクラスでは帯域不足となりやすいので2.0での接続が推奨されます。
DirectX11はX10.1の拡張であり目新しさはありません。より効率よく処理するための機能などが実装されています。Radeon HD5000シリーズで対応。多くのゲームで使われているDirectX9との互換性はDirectX10ビデオカードと同等。Radeon HD5800ではDirectX9もHD4800よりも高性能になっています。
DirectX10.1はX10よりもリアルな映像を作り出すことができます。Windows Vista SP1で有効になりますが、対応ゲームがまだとても少ないです。対応しているビデオカードは現在、Radeon HD3000以降のみでGeForceは未対応。Windows7ではDirectX10.1が活用され高速で安定した描画を実現します。
DirectX10はWindows Vistaで対応されています。Direct X10対応のビデオカードは、Windows XPではDirectX9の互換として動作します(Windows XPではDirectX10以降に対応していない)。ビデオカードの構造が大きく変わっており、DirectX9との互換性は高いですが、DirectX8以前の設計のゲーム等では性能低下や問題が発生してしまうことがあります。
ノートPCではビデオカードの交換はできません。省スペースPCではLowProfile対応のビデオカードでないと取り付けできません。初めての方は「3D対応グラフィックボードの選び方」から読み進めてください。
ファンレスタイプはケース内の空調にご注意ください。ケース内の空気の流れが悪い場合はビデオカードを十分冷却できず動作不安定になります。
Direct X11対応でDirect X9での動作でも性能が高くなったRadeon HD5800シリーズが新登場。Windows7との組み合わせに最適です!XPとの組み合わせはドライバの開発に力を入れていないためお勧めできません。
HD4800の2倍の性能を発揮します。これでやっとGeForce GTX200系に追いつきました!アイドル時の消費電力が大幅に低くなったのも大きなポイント。ただし、GeForceに最適化されているゲームには不向きです。
・最新のコンテンツを楽しみたい GeForce GTX480 (参考価格:5〜8万円)
Direct X9は苦手ですが、高速なDirect X11とnVidia独自のPhysXによるリアルな映像と3D Visionによる立体3Dを楽しめます!(対応したソフトなどが必要です)
GTX480は補助電源コネクタに8ピン+6ピンの接続が必要です。GTX480の最大消費電力は254Wですが、大幅に超える場合があるのでご注意ください。発熱がとても大きいためPCに熱が溜まらないよう空調にご注意ください。
・フルハイビジョンで高画質な3Dゲームを楽しみたい Radeon HD5970 / Radeon HD5870
(参考価格:4〜9万円)
HD5970はHD5850を2基搭載した仕様で1枚のビデオカーとしては現時点で最高性能。HD5870はHD4870X2(2GPU)やGTX285(1GPU)を超える性能です。
HD5970は補助電源コネクタに8ピン+6ピンの接続が必要です。HD5870は補助電源コネクタに6ピンを2つの接続が必要です。どちらも全長がとても長いため取り付けスペースにご注意ください。HD5970の最大消費電力は294Wですが、HD5870は188Wでアイドル時は27Wまで低下する電力バランスの良い設計になっています。
・ワイドモニターで最新の3Dゲームを楽しみたい
GeForce GTX460 / Radeon HD5850/ Radeon HD5770 (参考価格:1.5〜4万円)
大人数オンラインゲームMMOに最適!GTX460とHD5850は高画質ゲームでの大人数バトルに、HD5770は高画質での通常プレイや設定を下げての大人数バトルが楽しめます。フルHDの高解像でも低負荷のオンラインゲームはHD5770でも最高画質で楽しめます。
※基本無料のオンラインゲームではサーバーの処理能力が低いことでクライアントPCの性能が高くても重くなる場合があります。
GTX460には256bitのVRAM 1GB(性能高い)と192bitのVRAM 768MB(性能低い)の2モデルがあります。1GBモデルの最大消費電力は160Wで768MBモデルの最大消費電力は150Wです。初期モデルはどちらも補助電源コネクタにPCI-E 6ピンを2つ接続が必要です。GTX465よりもゲーム性能が向上して電力効率が改善しています。
HD5850は最大消費電力が151Wで補助電源コネクタに6ピンを2つの接続が必要でアイドル時は27W。HD5770は最大消費電力が108Wで補助電源コネクタに6ピンを1つの接続が必要でアイドル時は18W。どちらもゲームをしないときは低消費電力になっています。
・補助電源不要で3Dゲームを楽しむ Radeon HD5670/GeForce 9800GTGE (参考価格:1万円程度)
高解像度でなければ多くのDirect X10のゲームが快適。
HD5670はX10.1とX11にも対応。(X11の3Dゲームには性能不足)
9800GTはX10までの対応。(補助電源コネクタが必要なモデルがあります。補助電源不要はECOやGreenEditionモデルです。)
HD5670の最大消費電力は64Wでアイドル時は14W。9800GTGEの最大消費電力は66W。
・動画再生と軽いゲームに GeForce GT240/ Radeon HD5570(参考価格:1万円以下)
GT240は3Dゲーム性能は9600GTに近く(GDDR5搭載の場合)動画編集などのCUDA機能が強化されています。最大消費電力は70Wでアイドル時は9W。
HD5770はHD5670の基本性能を低くしたモデルです。最大消費電力は42.7Wでアイドル時は9.69W。
・Windows Aero(Vista/7)と動画再生にRadeon HD5450/ GeForce GT220(参考価格:5000円前後)
ゲーム性能はほとんど必要ないという方に。Windows 7のAeroが快適に動作できるビデオカードです。負荷の低いゲームであれば楽しむこともできます。動画再生支援機能があり、フルハイビジョンの映像も途切れにくく高画質で再生できます。カードは長くなく、補助電源コネクタも不要です。ファンレスとロープロファイル対応モデルあります。
今からAGPのビデオカードを取り替えるメリットはほとんどありません。PC本体を新しくすることをおすすめします。
GTX295 >GTX480>GTX470>GTX465>GTX285 >GTX280 >GTX275 >9800GX2 > GTX260 >8800Ultra>GTS250=9800GTX+>9800GTX >8800GTX・8800GTS(512MB) >8800GT=9800GT >GT330?>9600GT >GT240(GDDR5)=GT340(GDDR5)>8800GTS(320MB/640MB)|7950GX2 >7900GTX >7950GT >7800GTX 512 >7800GTX>7900GT>8600GTS>7900GS>7800GT >GT320?>9600GT(128bit)>9500GT ・8600GT >7600GT(>6800Ultra?)>7800GS >6800GT >8500GT・7600GS >6800GS >6800 >6600GT >8400GS >6600GS >6600 >7300GS >6500 >(FX5700?)>6200 >6200TC
Direct X11対応:GTX400シリーズ
Direct X10.1対応:GT200シリーズ
Direct X10対応:GTX200シリーズ、9000シリーズ(GTS250含む)、8000シリーズ
9800GX2 SLI >9800GTX 3SLI >9800GTX SLI
GX2は内部SLI動作ですので、2枚使用するとQuad SLIとなります。3waySLIとQuadSLIは対応マザーボードが必要です。消費電力がとてつもなく大きくなります。
GTS250 SLI >GTX285 >9600GT SLI >9800GTX
SLI対応のマザーボードが必要です。このランクは付けはSLIの効果が大きく得られる場合です。負荷の高い最新のFPSゲームで性能が発揮されます。SLIに対応していない場合は単独での動作よりも性能が悪くなる場合があります。
電力や性能効率を考えない場合、低価格製品のSLIの方が高性能でお買い得になる場合があります。(趣味として楽しめる自作er向け)
HD5970>HD5870 >HD4870X2 >HD5850>HD3870X2 >HD5830>HD4890 >HD5770>HD4870>HD5750>HD4850>HD3870・HD2900XT >HD5670>HD3850 >HD4670 >(X1950XTX >X1900XTX >X1900XT >X1900Pro) >HD4650 >HD3650・HD 2600XT >HD5570>HD5550>HD5450・HD4550 >X1650XT > (X1800XL?) >HD 2600Pro >X850 XT >X1600 XT >X1600 Pro >(X700?) >HD 2400Pro >X1300 >(9600?) >X550 >X300
X2は1製品で内部動作がCrossFireと同等になっていますが、1製品のため2製品でのCrossFireよりも消費電力などの無駄が少なくなっています。
Direct X11対応:HD5000シリーズ
Direct X10.1対応:HD4000シリーズ、HD3000シリーズ
Direct X10対応:HD2000シリーズ
HD4850 X2 >HD4870 >HD4670 CF >HD4850 >HD4650 CF >HD4830 >HD4670
CrossFire対応のマザーボードが必要です。このランクは付けはCrossFireの効果が大きく得られる場合です。負荷の高い最新のFPSゲームで性能が発揮されます。CrossFireに対応していない場合は単独での動作よりも性能が悪くなる場合があります。
電力や性能効率を考えない場合、低価格製品のCrossFireの方が高性能でお買い得になる場合があります。(趣味として楽しめる自作er向け)
HD5870 >HD4870X2 >GTX285 >9800GX2・HD3870X2 >HD4890・GTX260 >HD4870 >HD4850 >9800GTX+>8800GTX >8800GT >HD3870・HD2900XT >8600GT・HD2600XT(GDDR4/OC) >HD2600XT >8500GT >HD2400XT >8400GS >HD2400Pro
HD4970X2>GTX280 >GTX275 >GTX285 >HD4870 >GTX260 >9800GTX+ >HD4850 >HD3870 >HD3850 >9600GT >HD3650 >8600GTS >8500GT
DirectXのバージョンやゲーム設定によっては、ランクが隣り合っている性能が逆転する場合があります。DirectX10の性能がとても高いがDirectX9の性能が大きく低下するもの、高い解像度や高画質設定でも性能低下が少ないものや大きく低下するものがあります。
同じランクのビデオカードでも、コアの高クロック版・低クロック版・VRAMの違いなどにより性能が変わることがあります。しかし、基本的にはランクを超えるほどの性能差にはなりません。
最上位のビデオカードは消費電力がどても大きくなっています。しかし、古い世代と比べると下位のモデルは消費電力がほとんど変わらず性能が格段に向上しています。6600GTと7600GTを比べた場合、性能が2倍近く向上しながらも若干消費電力が少なくなっており、7600GTと8600GTではDirectX9からX10対応になったものの、性能はほぼ同じで消費電力もほぼ同等です。下位モデルであれば、消費電力増大を気にすることなく交換することができます。
GeForceではUltra>GTX>GTS>GT>GS、RadeonではXTX>XT>Proといったように、ランクが存在します。機能的には同じでも、価格帯を埋め合わせるために性能を低くして製造されています。
GTXやXTXは技術を駆使してその時点での高い性能を追求したものになり、GSでは安さを重視して作られたものになります。GTやProが価格と性能のバランスが良く、そのシリーズでのメインとなる普及モデルとなります。Ultraは無理して背伸びをしているためあまり登場することはなく、安定して供給できるのがGT、安くするために性能を抑えたものがGSとも言えます。
そのため、GeForceならば、8800Ultra>8800GTX>8800GTS>8600GTS>8600GT>8500GTという性能順になります。そして、新発売時の価格で8600GTは7600GT相当になります。この時性能は8600GTは7600GTと同等以上となります。下位シリーズと比較するときは同じランクのもので比較するのがポイントです。
8800GTのように、製造技術の向上により、価格の安いモデルが上位の製品よりも性能が高くなる場合があります。最先端の技術で作られるPCパーツでは、時折このような現象が起こります。そのため、最新情報を知っているとお得です。
RadeonではHD3800シリーズよりXTやProの表記が下2桁の数字に置き換わります(HD3800XT→HD3870、HD3800Pro→HD3850)。これにより、同シリーズ内での位置づけが分かり易くなりました。上位シリーズの下位ランクが下位シリーズの上位ランクよりも性能が低い(HD3850はHD2900XTよりも性能が低い)ことにはこれまで通り注意が必要です。
解像度が高いほど映像のために多くの情報を扱う必要があります。SXGA(1280x1024)では約130万画素にお相当しますが、フルハイビジョンのWSXGA(1920x1200)では約230万画素の情報に相当します。
静止画像では影響しませんが、リアルタイムで処理して映像を作り出す場合は表示速度に大きく影響します。そのため、解像度の低い4:3モニターではミドルレンジのビデオカードで問題なくても、解像度の高いワイドモニターではハイエンドのビデオカードが推奨されます。ゲームがワイド表示に対応していない場合は、4:3モニターと同じだけの情報量になる(アスペクト比固定表示の場合は左右に空白が生まれる)ので、性能面では変わりません。
性能不足を感じるときは、ゲーム設定では解像度を落とすことで処理能力不足が解消され、処理が速くなります。モニターの解像度に対して低い解像度でのフルスクリーン表示では映像が荒くなります。ウインドーモードではドット・バイ・ドットで表示されるため、解像度の違いは映像の荒さが変わらずに大きさが小さく表示されます。
解像度を変更するとアイコン等が小さくなりますが、これはアイコン等の解像度が固定されているためです。低い解像度では拡大表示になるので大きくなってしまいますが、ウインドーモードでは常に同じ大きさになります。背景やキャラクター等は解像度に合わせて作り替えられるので、解像度が高いほど精細で滑らかに表示されます。
ビデオメモリは現在256MBが主流ですが、同じ性能で512MBも発売されています。ビデオメモリの容量が増えただけでは性能はほとんど変わりません。特に、ミドルレンジ以下の性能のビデオカードでは全く変わりません。
ビデオメモリは映像を組み立てる場所です。高い解像度ほど多くのメモリ領域が必要になります。解像度が低くビデオメモリに空きがある状態では容量を増やしても何も効果はありません。デュアルモニターや解像度の高い表示を行う場合に必要になります。
ハイエンドビデオカードにはメモリを複数搭載して同時にアクセスすることで性能向上を図っている場合があります。この場合は、ビデオメモリの容量の増加とは別に性能が高まっています。
GeForce とRadeonでは得意な処理と不得意な処理が異なるため、どちらが上というのはありません。強いて挙げれば、ゲームなどのアプリケーションがどちらの処理に最適化されて作られているかです。
例えば、GeForce 8600GTに近いRadeon HD 2600XTですが、GeForce推奨のロストプラネットでは、GeForce 8500GTに近い性能となってしまいます。これはロストプラネットではGeForceの性能を効率よく生かす作りになっているためです。Radeon の性能が落ちるのではなく、GeForceで高画質を楽しめるように作られています。
性能以外では、Radeon XシリーズはGeForceに比べて、消費電力と発熱が高くなっていましたが、Radeon HD3000シリーズからはプロセスルールの縮小化により消費電力が抑えられ、更に、負荷の低いときは動作クロックを抑えること(ATI PowerPlay)で低消費電力を実現しています。
GeForceの*800や*900とRadeonの*800や*900がハイエンドにあたり、性能は同等になります。このクラスはFPSなど高画質の3Dゲームを遊ぶのに最適なビデオカードです。現在であれば、GeForce 8800シリーズとRadeon HD 2900シリーズが同等の性能です。
同じく*600系はミドルレンジにあたり、3Dゲームも遊べるビデオカードです。ハイビジョンモニターなど高解像度では性能不足により表示が遅くなることがあります。現在であればGeForce 8600やRadeon HD 2600、古いものでは、GeForce 6600や7600、Radeon X1600やX1650などです。一般的には快適にゲームを楽しむためには、GeForceなら*600GT以上、Rdeonなら*600XTや*650XT以上が推奨されています。
*500以下はローエンドにあたり、3Dゲームはしないけどビデオカードが必要な人に向いています。現在であれば、Windows VistaのAero機能による快適な表示を行いたい場合や、CPUの性能不足によるビデオ表示の遅れを補助するために使います。現在であれば、GeForce 8500や8400、Radeon HD 2400です。古いものでは、GeForce 7300GTや6200、Radeon X1300などが該当します。
ビデオカードを2枚使用するSLIとCrossFireがありますが、どちらにしても性能を発揮するためにはアプリケーションも対応している必要があります。2枚差しでは処理を分散させることにより高速に動作しますが、SLIやCrossFire用に作られていないアプリケーションでは1枚での利用時よりも性能が下がることがあります。
Quad SLIは1枚でSLI仕様になっているビデオカードを2枚使うことにより、ビデオカード4枚挿しと同等の性能を実現します。しかし、この性能を生かせるアプリケーションはほとんどありませんので、自己満足や自慢としての意味合いが大きいです。
初めから性能が欲しい時は1枚で高性能なものを選ぶことをお勧めします。古くなって性能不足が気になったときに2枚での使用を検討するのがよいでしょう。組み合わせられる種類に注意してください。。
ビデオカードを2枚使用するためにはマザーボードもSLIまたはCrossFireに対応したものが必要になります。
SLIはSLIに対応した同じ種類のGPUを搭載しているビデオカードを使用します。(ForceWare 81.85以降メーカーが異なっても使用可能)。
CrossFireでは1枚目にはプライマリ(1枚目)として動作可能なビデオカードCrossFire Editionが必要です。
・nVIDIA SLI ZONE
・ATI Multiply & Comqu
使えなくなるのはいくつかの状況が想定されます。
・性能不足
・機能不足
・故障
目的などにより大きく異なるので、どれを買えば長く使えるというのはありません。同じことだけをするのであれば、故障しない限り使い続けることができ、新しいことをしたいときにそれができるかどうかは、そのときになるまで分かるものではありません。
バランスを考えると上記のおすすめに記載したとおりです。目的で選びやすくしたものですので悩んでいる方はそちらを参考にしてください。おすすめには記載していない、8500GTと8400GSで悩むなどした場合は、安さでは8400GSですが、性能面では8400GSでは足りないことも考えられるのでおすすめは8500GTとなります。Windows Aeroが動作すればよいというのであれば、8400GSやもっと古い6200でも良いのですが、ウインドーの切り替えなど表示が遅かったら購入する意味はあるのでしょうか?描画性能が足りないのでなければビデオカードを交換する必要はほとんどありませんので、性能を重視するわけです。単にHDCPに対応していないので対応したビデオカードを使いたいというなら、HDCP対応ならどれでも良いことになります。ただし、前のビデオカードより高い性能は必要です。何のためにビデオカードを購入したいのかを考えれば自ずと答えは出ると思います。
性能については、ローエンドは2世代前のミドルレンジ以下に相当します。ローエンドを選択する場合、ゲームは対象外ですので、主に、解像度の高いモニターに変更した場合や動画再生支援など新しい機能を使いたい場合が取り替える理由になります。
ミドルレンジについては、遊びたいゲームが変わったときになります。ゲームについては、現在の性能ではまだまだ不十分で、多くのゲームはビデオカードなどの性能不足を考慮して作られています。そのため、新しいゲームほど、性能の高いビデオカードが普及しているので、それだけビデオカードの性能向上を生かしたゲームが作られます。しかし、画質設定を低めにすれば必要な性能が低くなるのでこれまで通り遊べることが多いです。つまり、より高画質なゲームを楽しみたくなると性能不足が気になります。
ハイエンドについては、とにかく性能向上を第一に作られています。そのため、電力や発熱、接続スロットの2段使用や全長の長いビデオカードなど、様々な面において扱いにくくなってしまっています。しかし、このクラスの性能でも、2世代後にはミドルレンジで実現できることがあります。そのため、すぐに最高画質でゲームを楽しみたいという場合に選ばれます。
2〜3万円程度のミドルレンジを2世代ごとに取り替えるのが性能もコストも有利です。例えば、GeForce6600GTと同価格でGeForce 7600GTが発売されましたが性能は約2倍に向上しています。GeForce 8600GTはDirect X10に作り替えるのが目的でしたのでDirect X9での性能向上はあまりありません。性能面では7600GTに交換、機能面では8600GTに交換となります。そして、9600GTではより効率の良い設計になり性能向上となるのではないでしょうか。
機能不足の場合は、性能の高いビデオカードだろうと関係がありません。後から追加された機能が欲しい場合は、性能に関係なく取り替える必要が出てきます。しかし、機能不足によるデメリットはあまりありません。
ビデオカードの機能には、性能向上のための機能や、ゲームの画質を高めるために追加された機能や、動画再生支援機能などがあります。
性能向上のための機能は、機能ではなく性能で選ぶことになるのでここでは関係ありません。
画質向上のための機能は、ゲームでの光の当たり方や透過や陰などがよりリアルに美しく表示できるようになるものが多いです。しかし、ゲームがその機能を使わないで作られている場合は何も変わりません。それまでのゲームを楽しむ場合は交換する必要がありません。GeForceに最適化されたゲームでは、Radeonを使用すると一部の表示が簡略化(高画質処理が行われない)されてしまう場合があります。
動画再生支援機能では、かつてはDVDをコマ落ちせずに滑らかに再生するために必要でした。しかし、現在ではビデオカードの支援機能が無くてもDVD程度の動画はCPUで十分処理できてしまいます。現在はBDやHD DVDなどのハイビジョン映像でCPUの性能不足が起こりやすいので再び重要視されるようになりました。保護されたハイビジョン映像を観るためにはビデオカードの出力のHDCP対応と、モニターの入力もHDCP対応が必要になります。
多画面表示は接続端子が3つ以上用意されていても、1枚のビデオカードでは基本的に2台までしか同時使用ができません。
ビデオカードも熱により劣化してしまうパーツです。特に故障理由にはコンデンサーの破裂が多いです。
熱に強い固体コンデンサーが使われることが多くなりましたが、固体コンデンサーは高価なのでそのまま価格に反映されます。安いものには液体のコンデンサーが使われており、これが熱による膨張などを起こして壊れる要因となっています。寿命は使用する温度により大きく異なるので、一概に何年とは言えません。
コンデンサーが膨らんでいないか確認しましょう!ビデオカードではなく熱源近くのマザーボードもご確認ください。ファンやヒートシンクにホコリが吸着していれば液のでないエアーダスターや綿棒等で掃除することも必要です。エアーダスターは一度に長く噴射すると急激な温度低下による結露が発生してしまうことに注意してください。
| 帯域 | バス電圧 | 最大バス電力 | 最大カード電力 | |
| PCI-Express 3.0 | 1レーンが8.0GT/sになる予定 | 75W | ||
| PCI-Express 2.0/2.1 | 1レーンは500MB/s (5.0GT/s) 16レーン(X16) 8GB/s (双方向通信 16GB/s) |
75W | 6pin +75W 8pin +150W |
|
| PCI-Express 1.1 | 1レーンは250MB/s (2.5GT/s) 16レーン(X16) 4GB/s (双方向通信 8GB/s) |
75W | ||
| AGP 3.0 | X4 1GB/s,X8 2.1GB/s | 0.8V | 25W | |
| AGP 2.0 | X1 266MB/s,X2 533MB/s,X4 1GB/s | 1.5V | ||
| AGP 1.0 | X1 266MB/s,X2 533MB/s | 3.3V |
PCI-Express 2.0の最大バス電力125Wは誤りでした。PCI-Express x16のバス電力は最大75Wに統一されています。また、AGP3.0のバス電力は最大20Wではなく25Wでした。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。お詫びして訂正いたします。
古いPCI-E 1.1対応のビデオカードをPCI-E 2.0のバスに接続して使うことも可能です。 1枚のビデオカードの接続ではほとんど変わりませんが、2枚以上接続する場合はレーン数が制限されるために少ないレーン数で高速なPCI-E 2.0が有利となります。
PCI-Express 2.0はハイエンドクラスのビデオカードで効果が発揮されます。ミドルレンジ以下のビデオカードの性能では通常(単独使用)はPCI-E1.1と誤差程度の違いしかありません。また、PCI-E2.0ではバスの最大供給電力が増えていますが、多くの製品がPCI-E 1.1でも補助電源を接続することでバスの供給電力が最大75Wでも問題なく動作するように作られています。
AGP3.0専用と書かれている製品はAGP2.0の電圧に対応しておりません(X4/X8対応とだけ明記されている場合は、AGP 2.0のX4でも動作可能)。低電圧のカードを高電圧のバスに接続した場合、故障や発火の危険性があります(通常は保護回路により安全に動作不能となります)。
ビデオカードの性能比較とおすすめ