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更新:2011/11/30

メモリ診断 Memtest86+の使いかた

メモリを検査しよう!

パソコンのメモリは相性問題などにより正常に認識されていても不具合が生じやすいパーツです。

メモリを取り付けたときや、PCの調子が悪いと感じたとき、Memtest86+でメモリを検査してみましょう。

Windows Vista以降のWindowsでは標準でメモリ診断機能が含まれていますので、コントロールパネルからそれを実行することでメモリの問題を検査することができます。この場合、Memtest86/86+は不要ですが、確実な検査にはMemtest86+を繰り返し実行することをおすすめします。
Windows7/Vistaでのメモリ診断はこちら

Memtest86+は最新のプラットフォームに対応したメモリ診断ツールです。OSとは独立しているため、インストールされているOSの32bit/64bitに関係なく、Memtest86+では4GBを超えるメモリーも検査することができます。

Memtest86+を起動するには、Memtest86+用の起動ディスクを作成することが必要です。ISOイメージをダウンロードし、メモリ診断用の起動CDを作成することができます。

ISOイメージは圧縮されているため、対応した解凍ソフトが必要です。ZIPファイルはWindowsで右クリックして解凍できることがあります。

Memtest86+/Memtest86は無料でお使いいただけます。

以下のサイトから実行ディスクを作成するためのプログラムをダウンロードします。最新のバージョンをダウンロードしましょう。

Memtest86+のダウンロード

V4.20ではIntel Sandy BridgeのCPUとAMD FusionのCPUに対応しています。それよりも新しい設計のCPUでは正常に検査できない場合があります。その場合は新しいCPU(システム)に対応したバージョンが公開されるのを待つ必要があります。

Memtest86+の起動ディスクを作成

作成した起動ディスクから起動するには、BIOSの設定で起動優先順位を変更する必要があります。

多くの場合は、標準でCD/DVD→HDD/SSD/という順番になっており、これはCD/DVDに起動ディスクがある場合はそこから優先して起動、ディスクがなければHDD(SSD)から起動を意味します。

USBメモリを起動にしたい場合は、USB→CD/DVD→HDD/SSDという順番に設定しますUSBからの起動に対応していないシステムの場合は設定することができません。

起動CDを作成する場合(おすすめ)

Download - Pre-Compiled Bootable ISO (.zip)
をダウンロードします。
起動CDを作成するにはCDライティングソフトでISOイメージ(トラック情報)で書き込む必要があります。ファイル・フォルダとして書き込んでしまうと使用できません。

Windows7の場合はZIPファイルを解凍した中にあるISOファイルを右クリックしてディスクイメージとしてCD-R等に書き込むことができます。

Windows7 /Vistaの場合

Windows7 ISOイメージの書き込み

CD-RWを使うとバージョンアップの度にディスクを使い捨てにせずに、消去して新しいバージョンを書き込むことができるのでおすすめです。

Windows7 CD/DVD-RW ディスクの消去

Windows XPの場合

CD-RまたはCD-RWディスクを用意し、そのディスクにISOイメージを書き込んでください。

BHA(ソースネクスト)のB's Recorder GOLD 7の場合は、『トラックの種類』と書かれている場所にISOイメージファイルをドラッグ(放り込む)してください。(間違えてフォルダにドラッグするとISOイメージがCDイメージではなくファイルとして書き込まれてしまうので注意)

Nero7 Expressの場合は、バックアップの「イメージをディスクに書き込み」または、CDデータの戻るで「ディスクイメージ又は既存のプロジェクト」でMemtest86のISOファイルを読み込み、CD-R/CD-RWに書き込みます。

出来上がったCDを入れてパソコンを起動するとMemtest86+/Memtest86が自動的に起動して実行されます。

USBメモリに作成する

Download - Pre-Compiled EXE file for USB Key (Pure DOS)
解凍したインストールファイルを実行します。作成したいUSBメモリを選択して進めます。

フロッピーに作成する

Download - Pre-Compiled package for Floppy (DOS - Win)
起動フロッピーとしてフォーマットする必要があります。 フォーマット後に解凍したファイルをコピーします。

起動用フロッピーの作成手順

フロッピー起動ディスクを作成するには、フロッピーをフォーマットした後、解凍したフォルダの中にある『install』を実行してください。すると、コマンドプロンプトが起動するので、そこでフロッピーディスクの入ったドライブ名を入力してください(通常は『a』)

フロッピーディスクの中にインストールされるので、フロッピーを入れた状態でパソコンを起動すると自動的にMemtest86が起動して実行されます。

Memtest86の実行

起動すると自動的に検査が始まります。

L1 CacheとL2 CacheはCPUのキャッシュメモリです。MB/sは速度を表します。
Memoryは搭載されているメインメモリの容量と速度です。CPUに内蔵のキャッシュより遅いですが、ハードディスクよりとても高速です。
PassとTestの%は検査の進行具合です。Passは全体の進行具合を表します。
Test #1~は何番目のTestを実行しているのかを表しています。
ChipsetはPCのチップセットの種類を表します。対応する前の新しいチップセットでは正しい表示ではない場合があります。
Settingsはメモリの動作モードを表示しています。動作モードはマザーボードのBIOSで設定されます。

WallTimeは経過時間です。
Passは何回目の検査なのかを表しています。Memtest86はそのままでは終了せずに繰り返し実行されます。
Errorsはエラーの数です。正常であれば0になります。1つでもエラーが存在してはいけません。
Ecc ErrsはECC搭載メモリではなければ関係ありません。

ESCキーを押すと終了します。

Cキーを押すと、設定変更ができます。特定の検査だけを行うことや、すべての検査を行うなどもここで設定します。(起動時の検査ではすべての検査は行われません。すべての検査を行うと検査に長い時間がかかります。通常は標準状態の検査でかまいません。)

スペースキー[SP]を押すと、エラーの表示スクロールが一時停止します。
Enterキー[CR]を押すと、エラーの表示スクロールが再開します。

メモリ診断の回数について

購入したばかりで初期不良の確認には2周(1回ループで繰り返す)するのがおすすめです。

寝る前に実行して朝起きて確認するというのもありますが、メモリ診断では普通の動作では発生しない負荷がかかるので、連続して繰り返すほどエラーが発生しやすくなっていきます。特にヒートシンクでの冷却構造を持たない生身のメモリーでは通常以上の発熱による劣化が考えられます。

人によって回数が違いますが、自分が納得できる回数で構いません。しかし、あまり繰り返すのは上記の理由によりおすすめできるものでは無いことを頭の片隅に入れて於いてください。

古いメモリーに増設で新しいメモリーを追加する場合、まずは新しいメモリーだけで初期不良の確認を行います。問題が無ければ実際に使うときの構成で再度実行して、相性によるエラーが発生しないかを確認します。

Windows Vista以降のWindowsをお使いの場合は、Windowsでのメモリ動作に異常がないか、Windowsのメモリ診断も実行することをおすすめします。
Windows7/Vistaでのメモリ診断はこちら

メモリーも熱により劣化していくため、使っていてPCが不安定だと感じたらもう一度確認してみましょう。ブルースクリーンエラー(フルスクリーンの青い画面で英文でエラー状況が報告されて再起動する)が表示される場合は、メモリーの故障が原因になっている可能性があります。

メモリーの温度は、特にすべてのソケットを埋めるとメモリー間の隙間が少なくなり、温度が高くなりやすいので気をつける必要があります。

メモリー カバーなし
チップの熱が逃げにくい生身のメモリー。

ヒートシンク付き
チップの熱が外に逃げやすいヒートシンク付き。

ファン付き 大型ヒートシンク付き
大型のヒートシンクとファン付きのメモリー。上部のギザギザ部分に風が通ることでしっかり冷却する構造。

エラーが発生したとき

まずは使用したいメモリをすべて接続した状態で検査します。エラーが表示された場合はどこに問題があるかの詳細を確認するために、組み合わせを変更しながら探っていきます。

システムが推奨している最小構成で確認します。システムにより、メモリは1枚単位、2枚単位(LGA1156/1155)、3枚単位(LGA1366)、4枚単位(LGA2011)があります。

推奨される最小構成でエラーが生じる場合は、どのメモリーでエラーが生じるかを確認するために、1枚ずつ検査します。この場合、本来の性能より低くなります。

1枚でも不具合が生じる場合はチップセット(マザーボード)との相性による不具合と、メモリ自身の不良が考えられます。新品の場合は、同じメモリで1枚だけエラーが生じる場合はほぼ不良品です。

1枚では動作する場合は別のメモリまたはチップセットとの相性による不具合が考えられます。

不具合の発生するメモリはWindowsでの作業でも不具合が起きるので使用しないことをお勧めします。エラーのあるメモリーを使用していると、例えWindowsの動作にはエラーが発生していなくても、保存したファイルのデータの一部が壊れているなどの見えない問題が生じる可能性が高いです。

一部のマザーボードで、正常なメモリでも必ずエラーがカウントされてしまうことがあります。これはマザーボードのBIOSの不具合であり、不具合を修正したBIOSにアップデートすることで解決されます。このように、メモリではなくマザーボードの不具合でメモリのエラーが発生することもあります

不良品と相性との違いは、不良品であれば初期不良交換で問題が改善しますが、相性では交換しても(同じ製品であれば)不具合が発生します。そのため、品質が気になる商品の購入には相性保証や交換保証が重要です。

メモリーの詳細と購入

メーカー製
主に、メーカーPCごとに動作確認がされており保証があるもの。メーカー製PCには相性の心配がないこちらを選ぶべき。バルクメモリーと同じで動作保証が無いもの(初期不良と故障による品質の保証はあるが、接続するPCによる保証はない)でも、こちらに分類される場合がある。
バルクメモリー
本来は保証やパッケージが無いもの。メモリーはパッケージ入りで保証付きでも、メーカーPCごとの保証がないものは分類がバルクになっていることが多い。
ノーブランド
品質が保証されていないが格安で販売されるメモリー。運良く動作できればお買い得。保証を付けても安いため、保証を付けてとりあえず試してダメなら交換。

販売店情報

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