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Update:

最新nVIDIA GeForceの選び方

概要

グラフィックボードGeForceシリーズの最新情報をまとめています。

GeForceはCUDAに対応しており、動画エンコードの他にもAdobe系のアプリなどでCPU処理の補助としてCUDAが活用されています。

最新のグラフィックボードはほぼPCI-Express x16接続用のみです。ソケット形状がx16であればx8やx4に接続しても使うことができますが、それらは2つめ以降の接続用となります。PCI-Eソケットの故障が疑われる場合以外では一番上(CPUに近い側)のPCI-E x16ソケットに接続することをおすすめします。

2枚以上の同じグラボを1枚のグラボのように動作するSLIでは、SLIに対応しているマザーボードとSLIで一緒に使えるグラフィックボードの組み合わせが必要です。SLIに最適化していないゲームでは、単体で使うよりも性能が低くなる場合があります。

ノートPCでは大きさ・発熱・電力を考えて一体化された設計であり、ビデオカードの途中交換はできません。また、品質がとても重要であるため性能と安さで選ぶことはお勧めできません。ノートPCでは同じ性能でデスクトップの数倍高くなることがありますが、多くはぼったくりではなく値段相応の作りになっています。

グラフィックボードはお店によってはビデオカードやグラボやVGAとして分類されています。

現在のおすすめ

4Kモニターやマルチモニターで高画質ゲーム

3840x2160 (4K / QFHD / UHD)の解像度はフルハイビジョン 1920x1080を4枚並べた精細さがあり、それだけの映像処理性能が必要となります。

最新の高画質ゲームを4K解像度で快適に楽しむには『GeForce GTX 1080 Ti』以上の性能が必用です。『GeForce RTX 2080』は『GeForce GTX 1080 Ti』よりも高性能で消費電力が低くなっておりおすすめです。

DLSSに対応したゲームの場合は更に快適な動作になっており、価格差を考慮しても『GeForce GTX 1080 Ti』よりも『GeForce RTX 2080』がおすすめとなります。

画質設定を調整して妥協するなら安くなった『GeForce GTX 1080』や『GeForce RTX 2070』がおすすめです。高画質ゲームの場合はビデオメモリの影響が大きい場合があり、価格があまり変わらずビデオメモリの性能が低い『GeForce GTX 1070 Ti』よりはGDDR6メモリを搭載した『GeForce RTX 2070』がおすすめとなります。

RTX2080Ti / RTX2080 / GTX 1080Ti / RT2070 /GTX1080 / GTX1070Ti

フルハイビジョンで高画質ゲーム

1920x1080 (FHD / フルハイビジョン)の解像度では、『GeForce GTX 1060 3GB』で多くのゲームが最高画質設定で楽しむことができます。GTX 1070では処理に余裕があり、重くなった場合でも立ち直りが早くなります。

画質設定次第で『GeForce GTX 1050 2GB』でも楽しむことができます。

120Hz対応のモニターの垂直同期で滑らかに表示したい場合は4Kモニターでの性能を参考にしてください。120Hzをモニター側での補完ではなくそのまま表示したい場合は2倍の性能が必要になります。

RTX2070 / GTX1080 / GTX1070Ti / GTX1070 / GTX1060 /GTX 980 / GTX970 / GTX960

GTX960は負荷が低い場合はGTX1060に相当する性能がありますが、負荷が高くなると落ち込みが大きくGTX1050並の性能なります。新しい世代ほど高負荷に強く性能の落ち込みが小さくなっています。

オンラインゲーム

FF14 蒼天のイシュガルド』のベンチマークの最高画質設定が『GeForce GTX 1050 2GB』以上で「非常に快適」となります。場面による安定さやアップデートによる画質の向上などを見込むとGTX 1060以上が安心です。

マルチモニタでの複数ウインドウ表示
RTX2070 / GTX1080 / GTX1070 / GTX980Ti / GTX1060 / GTX980 / GTX970

最新の高画質ゲーム
GTX1060-6GB / GTX970 / GTX960 / GTX1050Ti

画質ではなく多人数で素早い操作が求められる場合は
GTX1060 /GTX960/GTX1050Ti /GTX950/GTX750Ti

少人数のMOや低解像度ゲームには
GTX1050-2GB/GTX950/GTX750/GT740 GDDR5

ブラウザゲーム

ブラウザゲームはグラフィックボードよりもブラウザのCPU処理とメインメモリが重要になることが多いです。『GeForce GT 1030』でも変わらない場合が多いですが、ブラウザゲームでも画質に力を入れていれているものが増えているため、『GeForce GTX 1050 2GB』以上をおすすめします。

GTX1050-2GB / GTX1030 / GT740 / GT730

CUDA アプリケーション

画像や動画などでCUDAを使用する場合、『GeForce GTX 1060 6GB』以上で時間短縮など恩恵が大きくなります。CUDA処理はGTX1070以上で効率が特に高いです。GTX 1050以下ではCUDAコア数が少ないため性能の高いCPUをお使いの場合はCPU処理を使う方がよい場合があります。

マイニングで使用する場合は電力効率の高さが重要です。『GeForce GTX 1060』よりも『GeForce GTX 1080』の方が消費電力の高さ以上に性能効率が高くなります。

RTX2080Ti / RTX2080 / RTX2070 / GTX1080 / GTX1070 / GTX1060-6GB

最上位モデルの性能を必用としない場合はTi無しモデルの方が電力効率が高いです。

性能比較ランク表

性能 価格 2000
2018年
1000
2016年
900
2014年
700
2013年
600
2012年
500
2010年
高い 16万円以上 GeForce RTX 2080 Ti          
11万円以上 GeForce RTX 2080          
  8万円以上   GTX 1080 Ti        
    GeForce RTX 2070 GTX 1080 (GTX 980 SLI)      
      GTX 1070 Ti        
  5万円以上   GTX 1070 (GTX 970 SLI)      
        GTX Titan X      
        GTX 980 Ti   (GTX 690)  
  3万円以上   GTX 1060 6GB        
        GTX 980      
      GTX 1060 3GB        
        GTX 970 GTX 780 Ti    
          GTX 780   GTX 590
  2万円以上   GTX 1050 Ti        
      GTX 1050 3GB        
      GTX 1050 2GB   GTX 770 GTX 680  
        GTX 960 GTX 760 GTX 670  
        GTX 950   GTX 660 Ti
GTX 660

GTX580
          GTX 750 Ti GTX 650 Ti Boost GTX570
          GTX 750 GTX650 Ti GTX 560 Ti
GTX 560
  1万円以上   GT 1030        
          GT 740 GT 640 GTX 550 Ti
          GT 730 GT 630  
          GT 620  
低い         GT 710 GT 610 GT 520
※価格は2018年10月時点のRTXとGTX1000シリーズの参考値。
※旧世代のグラボとの比較の場合は負荷による性能の落ち込みに差があり、
解像度や負荷の高さにより性能位置が前後する場合があります。

 

GeForce 世代による特徴

GeForce RTX 20**シリーズの特長

GeForce GTXシリーズからGeForce RTXシリーズに変わりました。GTXで検索しても出てこないので検索で更に調べる場合はご注意ください。

メモリのチップ数が多いほど並列アクセスで転送速度が向上しており、同時にメモリ容量増加と価格高騰に繋がっています。実際のところ、4GB以上のビデオメモリが必要となる場面は少ないです。

発熱や電力に余裕のある場合は動作クロックが定格からブーストクロックに引き上げられます。GPU Boost 4.0と新しくなり、クロック変動の段階が増えたことでブーストクロックの恩恵を受けやすくなりました。

DLSSに対応したゲームの場合、GeForce GTXシリーズよりも大幅に性能が向上しています。DLSSはアンチエイリアシングの技術で、アンチエイリアシング無しと比べて輪郭がより細かく滑らかに表現されます。TAAと比べて同等以上の画質で2倍近く処理が早くなるため、DLSSに対応したゲームでは高画質がより快適になります。TAAとは処理が異なるので、場面によってはTAAよりも画質が劣ってしまう場合もありますが、全体としては同等以上です。

PCゲームでのリアルタイムレイトレーシングが実用化されました。これまでは専用のシステムが必用でしたが、1枚のGeForce RTXで可能になりました。これまでもよりもリアルな高画質ゲームが可能となります。Direct X11でのテッセレーションのように普及には時間が掛かりそうです。

SLIの対応はRTX2080以上のみとなりました。RTX2070以下は同じ製品を使ってSLIで1枚のグラボのように扱うことはできませんが、複数のグラボをCUDA処理用など別々の動作に使うことはできます。

GeForce GTX 10**シリーズの特徴

製造プロセスが旧28nmから16nmの新世代となり省電力で大幅な性能向上を実現しています。GeForce 900シリーズよりも1ランク以上高い性能にシフトしました。

SLIのサポートが2way-SLI(2枚挿し)までになりました。ベンチマークなど一部のアプリでは3wayや4way-SLIがサポートされる場合もありますが、ゲームなどは2way-SLIまでとなります。また、GTX1060以下はSLI非対応での発売となっています。

GTX1080ではGTX980とあまり変わらない電力でSLI(GTX 980が2枚分)と同等以上の性能を実現しています。

nVIDIAの特別な設計をしたリファレンスであるFounders Editionから順次発売となっています。Founders Editionは通常リファレンスよりも品質と外装に工夫を凝らしているようです。

DisplayPortとHDMIで4K 60Hz表示に対応しましたモニタ側もDP1.2以上、HDMI2.0以上の入力に対応していている必要があります。非対応の場合に4K表示を使うと30Hzとなってマウスのカーソルなどの素早い追従ができずに位置が飛びやすくなります。

GeForce GTX900の特徴

製造プロセス技術の世代は変わらないものの、Maxwellアーキテクチャの第2世代となる「GM204」によるGTX980/970は「GK110/GK104」のGTX780/770よりも高性能で大幅な省電力を実現しています。

HDMI2.0に対応しました。4Kモニタ(最大4096x2160に対応)での60Hz表示にはDysplayPort(DP)1.2以降またはHDMI2.0以降での接続が必要です。

GTX800シリーズはノートブックへの搭載モデル(GTX-M)であり、今のところデスクトップ版のパッケージ販売はありません。

GeForce GTX700の特徴

GeForce GTX600の性能向上版です。
状況に応じて自動でGPUクロックが上昇するGPU Boostが2.0となり、動作効率が更に高くなりました。
小さな改良であるため、同クラスのGTX600よりも純粋に性能と消費電力が上昇しています。

GeForce シリーズ別の詳細

用語

4Kモニタ
PC用途では3840x2160の解像度を持つディスプレイモニターです。Full-HD(1920x1080)が4画面分の解像度となるのでグラボに高い性能が要求されます。高精細な映像分野だけでなく、画面をスクロールさせずに一覧性が高まるため開発用途にも選ばれています。表示面積(インチ)が同じ場合は映像のドットがとても小さく高精細な表示となりますが、一般的なPC用途には細かすぎ(メニュー表示などが小さすぎ)て使いにくくもあります。
HDMI2.0
転送速度が18Gb/sになり、RGB8bit表示の4Kモニターで60Hzの24bitフルカラー表示が可能になりました。接続するモニターがHDMI1.4までの対応の場合は、ビデオカードがHDMI2.0に対応していてもHDMI1.4としての動作モードになり、4Kモニタでは30Hz表示までとなります。18Gb/sではYUV 4:4:4に対応できるのは8bitまでで、10bit以降は輝度以外の情報を間引いた4:2:0や4:2:2に制限されます。登場したばかりのHDMI2.0ですが性能的には既に限界に達しています。
YCbCr(YUV)
HDMIでデータをフルにそのまま表示できるのがYUV 4:4:4になります。PC用途では正しく表示するためにYUV 4:4:4を使うのが基本ですが、動画などではデータ量を小さくするためにYUV 4:2:0が使われているので、PC接続用では無いHDMI接続モニターでは映像品質が低下します。
PCI-Express 3.0
転送速度が2.0の2倍に広がった帯域(3.0のx8は2.0のx16と同じ、x4は1.1のx16と同じ)です。高性能ビデオカードを2枚以上接続する場合でも性能の低下が起こりにくくなります。
PCI-Express 2.0
転送速度が1.1の2倍に広がった帯域(2.0のx8は1.1のx16と同じ)です。PCI-Express2.0対応のビデオカードをPCI-Express 1.1のソケットに接続しても問題はありません。SLIでx16をx8の2系統に帯域が狭くなる場合に1.1では帯域不足が性能に表れることがありますが、それ以外では問題になりません。
GPU
ビデオカードのCPUのようなもの。映像処理を行うコア。グラボはGPU+ビデオメモリで動作しています。
VRAM (ビデオメモリ)
ビデオカードのメモリ。映像を組み立てる場所。16MBあればQXGA(2560x1600)サイズでもフルカラーの表示が可能。3Dゲームでは出力される映像の組み立て以外にも使われるので、WUXGA(1920x1200)サイズでは512MB以上(高画質ゲームでは1GB以上)を推奨。高画質ゲームでは3GB以上を使用する場合があります。メインメモリと同じで容量が余っていても速度は向上しないが、足りなくなると遅くなります。
GDDR6/GDDR5X/GDDR5/GDDR3/DDR3/DDR2
VRAMの種類。GDDR5はGDDR3の最大5倍の性能が可能。帯域幅が狭くてもGDDR3よりも高速。GPUとセットで搭載されるので単体での性能は気にする必要なし。GPUの性能が低く高性能なVRAMを搭載しても無意味。ビデオカードの一部なので、メインメモリがDDR2でも関係ありません。
Direct X
Direct Xを使うことでグラフィック処理を行います。X9→X10ではより効率よく動作させるために設計が大幅に変わりました。Direct X11でTessellationが追加、Direct X12でGeForceがリアルタイムレイトレーシングとDLSSが追加されて、光のあたり方や輪郭などで性能の落ち込みが少なくリアルな描写が可能になりました。
GPGPU
 CPUの補助としてGPUで映像以外の処理を行う機能です。CUDAやATI Streamがこの機能です。
PhysX
物理演算をGPGPUで行う。ゲームでは通常、予め用意されたモデルが使われ大雑把な表示になるが、PhysX対応ゲームでは場面に応じてその都度作ることでリアリティーを高める。CPUを使わずに物体や水などの動きを細かくシミュレートして表示できる。
GPUクーラー
GPUやVRAMを冷却するためのもの。1スロット仕様では厚みが制限されるためファンの回転数を上げる必要があり音がうるさい。発熱が少なければファンなしも可能ですが、空気の流れがないと熱が蓄積されるので注意が必要。
リファレンス
 Reference。GPUメーカーが作るのと同じ仕様でカードメーカーが生産。リファレンスでは設計がどのメーカーでも同じになるので、サポート体制(保証制度など)でメーカーを選びます。日本では一般的に海外メーカーの代理店でのサポートになります。初めはどのメーカーもリファレンスモデルで、そこから独自設計のものが作られて発売されるようになります。
Windows Aero
Windows Vista以降では、CPUの代わりにビデオカードがウインドーの描画などを担当します。CPUが他の処理に専念できるため、たくさんのウインドーを表示していても快適。Windows7ではDirect X10の機能を生かして、Vistaよりも効率が向上。
SLI
2つのGPUを連携させて性能を高めます。2つのGPUが分かれているため、処理によっては単体で処理するよりも性能が低くなる場合があります。1枚のビデオカードで内部SLIになっているものがGTX295です。SLIに対応していないゲームの場合はSLIで接続しないときよりも性能が悪くなることがあります。2つのGPUを内部で繋げている1枚のビデオカードの場合でも同様です。マザーボードの設計により、2枚接続した場合にx16+x16で接続される場合とx16の帯域を分け合ってx8+x8になる場合があります。
PCI-E補助電源
マザーボードからPCI-Expressに供給されている電力で足りない場合、電源からのケーブルを直接接続する必要があります。PCI-Express x16 1.1では75Wまでなので、190Wのビデオカードでは残り115Wを電源から直接供給する必要があります。8ピンが6+2ピン構成の場合、6ピンとしても使用することができます(2ピンが余る)。CPU補助電源の8ピンとは異なるので注意。これらは12Vで供給されるので電源の12V出力が重要です。現在は出力に合わせたPCI-E補助電源コネクタが搭載されているので、電源選びの目安になります(出力が大きければ6ピン2本+8ピン2本を搭載、小さければ6ピン1つのみを搭載)。電源に余裕があれば4ピンペリフェラルコネクタ(DVDドライブなどに使う電源コネクタ)からPCI-6ピンへの変換ケーブルも使用できます。
 
LorProfile(ロープロファイル)
ブラケットを含めて幅が短い構造です。省スペースPCに接続するにはこのタイプが必要です。ロープロファイル専用では、通常のPCケース(ミドルタワーなど)用のブラケットが付属しません。ロープロファイル対応であればどちらでも使うことができます。

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