目次:PC情報ハードウェアHDDとSSD
更新:2013/12/12

SSDについて

ショートカット

概要

SSDはHDDのように使用できるフラッシュメモリタイプのストレージ(ディスクドライブ)です。

SSDはHDDのような機械部が無いため、衝撃に強く故障しにくい。消費電力も低く振動や動作音もないため、ノートPCではHDDとの置き換えが進みつつあります。ただし、熱が逃げにくい構造のノートPCではSSDの発熱が問題になることがあります。

消費電力は性能向上と共に上昇する可能性があります。

SSDを選ぶ理由

軽い、振動がない、震動に強い、音がしない、消費電力が低い。
※高性能なSSDは消費電力が高い場合もあります。

地震の震動でHDDは故障する可能性が高まりますが、SSDは半導体なので震動の影響を受けません。

Windowsやアプリケーションの起動が大幅に早くなります。多くのメモリを搭載できないメモリソケットの少ないPCでのメモリ不足による性能低下がHDDよりも小さくなります。

最新のSSDでは書き込み寿命は気にする必要が無く、それ以外の理由での故障する可能性はHDDよりも大幅に小さくなります。

SSDの基本

SSDの基本性能

Sequential Read (シーケンシャル・リード / 連続読込)
大きなファイルを読み込む速度です。100MB/sであるならば、1GB読み込むのに10秒必要となります。
Sequential Write (シーケンシャル・ライト / 連続書込)
大きなファイルを記録する速度です。
Random 4KB (ランダム 4キロバイト)
4KBは現在主流である一番小さなファイルの大きさです。1つずつ読み書きする場合の速度です。
Random 4KB QD32
4KBのファイルを32個まとめて読み書きする場合の速度です。複数のファイルを連続して読み書きするときの性能になります。NCQの効率が高ければSequentialに近くなり、NCQに対応していない場合はRandom 4KBと同じになります。
IOPS
容量による速度ではなく、応答の早さを表します。IOPSが大きいほど短い時間で数多くのやりとりが実行できます。

Sequential性能は主にファイルのコピーや再生の早さに影響します。

Random 4KB QD32はWindowsやアプリケーションの起動、画像のサムネイル表示、ゲーム中のその都度データの読込に影響します。

SSDのフラッシュメモリの種類

SLCは書き換えが高速で、書き込み寿命が長い。頻繁に書き換えが発生するキャッシュ用途に最適です。価格は高く容量が小さい。1つのセルに対して1bitのデータであるためシンプルで高速。

MLCは低価格で大容量。1つのセルに対して2bitのデータであるため同じ大きさならばSLCの倍の容量になり容量あたりのコストが安くなりますが、書き換え処理の手間が増えて劣化も早くなっています。

TLCはMLCよりも低価格で大容量化が可能です。1つのセルに対して3bitのデータとなり、MLCよりも書き込み速度と寿命が悪化しています。

現在のMLCによるSSDでは制御コントローラの進化と製造技術の向上により、書き込み性能と寿命はもはや問題ではなくなりました。

SSDとしてのデータの記録用の他に、処理待ちを短縮させるためのキャッシュ用のメモリー(HDDでのバッファと同じ)も使われています。

19nmや24nm等は製造プロセスの世代(大きさ)を表しています。フラッシュメモリの場合では、小さくなるほど同じ大きさにした場合の容量が増加しますが、劣化による寿命の低下が起こりやすくなりますが、製造に使う素材を劣化しにくい物に変えるなどしているため、消費者が寿命の低下を気にする必要はほとんどありません。容量単価が安くなる理由がこのプロセスルールの世代交代にあります。

高性能なCPUと組み合わせる

SSDからのデータの読み込みが早くても、CPU処理が詰まってしまうと極端に重くなる原因となってしまいます。

現在のSSDにはプチフリーズはありません。プチフリーズのような現象が起きるのはCPUの性能不足が原因になっていることがあります。

CPUの負荷が高いアプリケーションやゲームで、同時にSSDからのデータの読み込み量も多い場合にこの現象が発生しやすいです。この問題にはCPUの多コア(4Core)や多スレッド(8Thread)モデルが有効です。

おすすめのSSD

東芝製のSSD

CFD SSD S6TNHG5Q シリーズ

TOSHIBA製のSSD HG5dを搭載。東芝製19nmのMLC NANDを採用し、Marvell製コントローラの東芝改良型を搭載。

単純コピー系のベンチマークでは最高性能ではありませんが、アプリケーションの読み書きなど実使用では高速で安定していると定評のある信頼の高いSSDです。

中身が同じで販売の異なる、東芝バルク品や海外パッケージ品も流通していますが、保証と価格では日本ではCFD販売品を選ぶのが良いでしょう。

DRAMキャッシュメモリを搭載せずに、MLCの一部を疑似SLCとして書き込みを行うことで、128GBモデルでも書き込み性能が高く価格が安いのが特徴です。

NCQが効かないランダム読込性能は低いですが、NCQの効果が得られる場合は高い性能を発揮できます。

容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
128GB 530 MB/s 96,000 IOPS 490 MB/s 49,000 IOPS
256GB 530 MB/s 98,000 IOPS 490 MB/s 51,000 IOPS
512GB 530 MB/s 98,000 IOPS 500 MB/s 51,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

SAMSUNG 製のSSD

SAMSUNG製SSDの詳細
Samsung SSD 840 ファミリーのファームウエア アップグレードのお知らせ

Samsung SSD 840 PRO シリーズ

専用ユーティリティでSSDをしっかり管理できる。SATA3 対応で高性能で高品質なSSDです。SAMSUNG製の2xnmのMLCにSamsung 3‐Core MDX コントローラを搭載。ランダムアクセス専用のコアを搭載しており効率がとても高くなっているのが特徴です。

SSD 840(PRO)は厚さ 7mm の薄型設計です。

非圧縮転送のためファイルに依存しない安定した書き込みです。SSD 840 PROは最大書き込み速度がトップクラスで、書き込みが大きい用途に向いています。

容量 最大読込速度 ランダム4KB読込(QD32) 最大書込速度 ランダム4KB書込(QD32)
128GB 530 MB/s 97,000 IOPS 390 MB/s 90,000 IOPS
256GB 540 MB/s 100,000 IOPS 520 MB/s 90,000 IOPS
512GB 540 MB/s 100,000 IOPS 520 MB/s 90,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

Samsung SSD 840 EVO シリーズ

SSD840の低コストでSSD840Proに近い高性能を両立させています。

3bitのTLC方式に、疑似SLC方式(TLCの一部領域を1bitで書き込む)のバッファ領域(TurboWrite機能)を組み合わせることで、TLCの低寿命・低速度の問題を解決しました。

バッファ領域はウェアレベリングは行われず、SLC相当の高寿命となっており、この領域に集中的な書込が発生していても問題はありません。寧ろ、寿命が短いTLC領域の保護的な役割をしています。

バッファ領域の影響により、低容量モデルでも書込速度が高速になっています。
この領域は、120/250GBモデルは3GB、500GBでは6GB、750GBでは9GB、1TBでは12GBが搭載されています。

これは120/250GBモデルでは、3GBを超える連続した書込ではバッファが足りずに直接3bitTLC領域に書き込むことになり、書込速度が低下します。通常、3GBを超える容量を一度に書き込むことは無いので、特に気にする必要はありません。

容量 最大読込速度 ランダム4KB読込(QD32) 最大書込速度 ランダム4KB書込(QD32)
120GB 540 MB/s 94,000 IOPS 410 (140) MB/s 35,000 IOPS
250GB 540 MB/s 97,000 IOPS 520 (270) MB/s 66,000 IOPS
500GB 540 MB/s 98,000 IOPS 520 (420) MB/s 90,000 IOPS
750GB 540 MB/s 98,000 IOPS 520 (420) MB/s 90,000 IOPS
1TB 540 MB/s 98,000 IOPS 520 (420) MB/s 90,000 IOPS

()は直接記録領域に書き込んだ場合(バッファ無効時)
※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

2013/12/11公開の新ファームウェアを適用することで、120GBモデルも最大書込速度が
410MB/s → 520MB/sに向上します。
Samsung Data Migration Software
ファームウェアのアップデート手順は日本語版のPDFをご参照ください。

Samsung SSD 840 シリーズ

フラッシュメモリの記録方式の違いと容量以外はSSD 840 PROと同じです。

SSD840では2bitのMLCよりも低コストで大きな容量を確保しやすい3bitのTLC方式を採用しています。
MLCよりも書き込み性能の低下と劣化が大きくなります。

現在のところ、SSD 840 PROと容量を合わせているためTLCの実験的な位置づけでしょうか。容量が若干少なくなっているのは劣化が大きくなるために予備容量を多く確保した結果である可能性があります。搭載するチップ数が同じであるため、SSD840PROとの価格差が小さく、TLCのメリットがまだありません。

書き込みをあまり行わない用途向きです。

容量 最大読込速度 ランダム4KB読込(QD32) 最大書込速度 ランダム4KB書込(QD32)
120GB 530 MB/s 86,000 IOPS 130 MB/s 32,000 IOPS
250GB 540 MB/s 96,000 IOPS 250 MB/s 62,000 IOPS
500GB 540 MB/s 98,000 IOPS 330 MB/s 70,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

K/ITはオールインワンキットで 、ノートPC用のスペーサー(厚さ9.5mm)、デスクトップ用の3.5インチ変換ブラケット、SATAケーブル、ノートPC移行用SATA/USB2.0変換ケーブルが付属します。

Micron製のSSD

Crucial M500 シリーズ

M4シリーズの後継です。
Micron製の20nm MLC NAND にMarvell製のコントローラ「88SS9187」 が搭載されています。
厚みは薄型の7mmになっています。

信頼性機能として、温度センサーによる動作管理と、予期せぬ電力消失での保護機能を備えています。
M500シリーズの持久力は合計72TBで、1日に40GBの書き込みを5年間実行した量に相当します。
120GB毎に8GB分が予備領域に割り当てられています。
(128GBのフラッシュメモリの内、120GBが実使用領域となる)

容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
120GB 500 MB/s 62,000 IOPS 130 MB/s 35,000 IOPS
240GB 500 MB/s 72,000 IOPS 250 MB/s 60,000 IOPS
480GB 500 MB/s 80,000 IOPS 400 MB/s 80,000 IOPS
960GB 500 MB/s 80,000 IOPS 400 MB/s 80,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

Crucial M4 シリーズ

性能が高くバランスが良いのに割りと価格が安いので人気があります。

SATA3対応の高速な転送速度に加えて、ランダムアクセス性能も高い。

Crucial M4
容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
64GB 500 MB/s 45,000 IOPS 95 MB/s 20,000 IOPS
128GB 500 MB/s 45,000 IOPS 175 MB/s 35,000 IOPS
256GB 500 MB/s 45,000 IOPS 260 MB/s 50,000 IOPS
512GB 500 MB/s 45,000 IOPS 260 MB/s 50,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

SSD Crucial M4 256GBの性能
古いファームウェアに不具合がありますので、こちらの手順で更新する必要があります。特に0009以前のバージョンでは正常に動作しなくなる問題が含まれています。

Plexstor 製のSSD

Plextor M5P シリーズ

SATA3 対応で高性能で高品質なSSDです。 19nm の東芝製MLC搭載しています。制御コントローラはMarvell 88SS9187を搭載しています。

M5Pシリーズは厚さ 7mm の薄型設計です。

書込速度とIOPSがとても高速な上に品質が高いのが特徴です。0Fillではなく通常の書き込みもスペック通りで、ランダム書き込み(同時にたくさんのファイル)がとても高速です。

複数のファイルを同時に読み書きする事が多いアプリケーションやゲームのインストールにおすすめ。

容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
128GB 540 MB/s 91,000 IOPS 340 MB/s 82,000 IOPS
256GB 540 MB/s 94,000 IOPS 450 MB/s 86,000 IOPS
512GB 540 MB/s 94,000 IOPS 450 MB/s 86,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

SSD Plextor M5Pro PX-128M5Pの性能
Plextor M5 Proの128GBモデルPX-128M5Pの基本性能をベンチマークして、書込後の性能の変化を確認しています。
Plextor M5S シリーズ

コントローラとNANDチップのグレードがM5Pより低くなっていますが、それでも高性能で高信頼の部類です。

25nmのMicron製MLCを搭載。制御コントローラはMarvell 88SS9174を搭載しています。

M5Sシリーズの厚みは9.5mm。

こちらも書込速度は通常の書き込みでスペック通りになります。

128GBは価格差が小さく性能差が大きいため、M5Pをおすすめします。

容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
128GB 520 MB/s 71,000 IOPS 200 MB/s 51,000 IOPS
256GB 520 MB/s 73,000 IOPS 390 MB/s 70,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

Plextor M3P シリーズ

SATA3対応で高性能で高品質なSSDです。24nmの東芝製MLC搭載しています。制御コントローラはMarvell 88SS9174を搭載しています。

書込速度とIOPSがとても高速な上に品質が高いのが特徴です。

M5Pの旧世代モデルですが、512GBのランダム書込性能が256GBモデルよりも低くなっています。これはキャッシュ容量の違い(PX-512M5Pは712MB搭載)が影響していると考えられます。

Plextor M3P
容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
128GB 535 MB/s 75,000 IOPS 350 MB/s 69,000 IOPS
256GB 540 MB/s 75,000 IOPS 420 MB/s 68,000 IOPS
512GB 535 MB/s 56,000 IOPS 450 MB/s 34,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

Intel製のSSD

Intel 純正のSSD ツールボックスを使用することで、Intel SSDを管理することができます。SSDに問題が無いかの診断や、寿命に影響する書き込み総容量の確認や、性能が低下してきたときの最適化が行えます。
Intel SSDの詳細とツールボックスのダウンロード

Intel 520 シリーズ

25nm世代のMLCを搭載。コントローラにはSandForce製の「SF-2281VB1-SDC」を採用。

SandForceのSF-2281系はクセのあるコントローラで、データを圧縮して書き込むことで最大書き込み性能が他の製品よりも高くなっています。そのため、圧縮の効かないデータ(画像、音楽、動画、ZIP等、データ圧縮済みのファイル)では速度が遅くなります。

Intel製のSSDとしては、320シリーズの高速なランダムアクセス性能と、510シリーズのSATA3対応の高速なシーケンシャル性能を併せ持つ高性能モデルです。

シーケンシャル書き込みは若干510よりも遅いですが、ランダムが大幅に高速でNCQの効果も高いため書き込み性能全体としては510よりもとても高性能と言えます。

独特な書き込み方式により速度の低下が進みやすいとしても、Intelツールボックスにより手軽に最適化を実行できるため、Intel 520ではあまり気にする必要はないと考えられます使用状態によってはあまり回復しないようです。性能重視で容量を使い込む場合は注意。

Intel 520
容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
60GB 550 MB/s 15,000 IOPS 475 MB/s 80,000 IOPS
120GB 550 MB/s 25,000 IOPS 500 MB/s 80,000 IOPS
180GB 550 MB/s 50,000 IOPS 520 MB/s 80,000 IOPS
240GB 550 MB/s 50,000 IOPS 520 MB/s 80,000 IOPS
480GB 550 MB/s 50,000 IOPS 520 MB/s 50,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

Intel 510 シリーズ

32nm世代のMLCを搭載。Marvell製のコントローラ「88SS9174-BKK2」を採用しています。

Intel 510
容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
120GB 450 MB/s 20,000 IOPS 210 MB/s 8,000 IOPS
250GB 500 MB/s 20,000 IOPS 315 MB/s 8,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

SSDでは搭載されるメモリチップの数で書き込み性能が変わります。1つのメモリチップの容量が増える場合(製造プロセスの世代が新しくなる)は数が変わらないので容量が増えても性能が高くなるとは限りません。

SSD Intel 510 Series 120GBの性能

Intel 335 シリーズ

25nm世代のMLCを搭載したIntel SSDの標準モデル。

25nmのIntel製MLCを搭載。制御コントローラはSandForce SF-2281を搭載しています。

Intel 330よりも消費電力が大きく低下して、850mW → 350mW (アクティブ時) となりました。
330シリーズの大容量がモデルが335シリーズに置き換わりました。

SandForce SF-2281はデータを圧縮して扱うため、圧縮率が高くできるデータで高い性能が発揮されます。もともと圧縮されたデータであるJPEG画像やMPEG動画やMP3等の音楽ファイルでは効果がほとんどありません。他のSSDと比較する場合は圧縮が最大になる0Fillや1Fillではなくランダムデータで比較してください。

容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
180GB 500 MB/s 42,000 IOPS 450 MB/s 52,000 IOPS
240GB 500 MB/s 42,000 IOPS 450 MB/s 52,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

Intel 330 シリーズ

25nm世代のMLCを搭載したIntel SSDの標準モデル。

SATA3対応になり、320シリーズよりも大幅に転送速度が性能アップ。
ランダム読み込みのIOPSは反対に低下してしまっていることに注意。

最大書込速度は0Fill(0データで書き込む、データの消去)の場合です。一般的なファイルのランダムデータの場合(通常のファイルの書き込み)は最大150MB/s以下になります。

Intel 330
容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
60GB 500 MB/s 12,000 IOPS 400 MB/s 20,500 IOPS
120GB 500 MB/s 22,500 IOPS 450 MB/s 33,000 IOPS
180GB 500 MB/s 42,000 IOPS 450 MB/s 52,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

Intel 320 シリーズ

25nm世代のMLCを搭載したIntel SSDの標準モデル。

40GB~600GBまで幅広くラインナップ。純正のツールボックスでSSDの最適化と管理が可能。

SATA2に最適化されており、SATA3に接続しても性能は高くなりません。

Intel 320
容量 最大読込速度 ランダム4KB読込 最大書込速度 ランダム4KB書込
40GB 200 MB/s 30,000 IOPS 45 MB/s 3,700 IOPS
80GB 270 MB/s 38,000 IOPS 90 MB/s 10,000 IOPS
120GB 270 MB/s 38,000 IOPS 130 MB/s 14,000 IOPS
160GB 270 MB/s 39,000 IOPS 165 MB/s 21,000 IOPS
300GB 270 MB/s 39,500 IOPS 205 MB/s 23,000 IOPS
600GB 270 MB/s 39,500 IOPS 220 MB/s 23,000 IOPS

※数値はメーカー公称値です。算出方法により実性能とは異なる場合があります。

Intel 510シリーズよりもランダム性能が高くなっています。

SSDがHDDより大幅に早く感じる理由はランダム性能の高さにあります。そのため、高価ではないSATA2モデルであってもSATA2の性能をフルに発揮する320シリーズは高性能です。

将来SATA3対応PCに乗せかえて使いたい場合にはIntel 520シリーズをおすすめします。510シリーズはSATA2で使うと310シリーズよりも性能が低くなってしまいますが、520シリーズではSATA2でも高性能です。

SSDの販売店

SSDの種類

形状と大きさ

SSDは主に2.5インチサイズが主流ですが、通常の2.5インチHDDよりも厚みなどが僅かに大きく、スロットやカバーのサイズが合わずに取り付けられない場合があります。

3.5インチベイに接続する場合は、2.5インチを3.5インチの取り付けに変換するブラケットが必要です。ブラケットの種類により、横からのネジ止めのみ対応、下からのネジ止めにも対応、1つの3.5インチベイに2つのSSDが取り付け可能、などがあります。取り付けるPCケースに合わせてお選びください。

2.5inch→3.5inch 変換アダプタ
3.5インチへの変換ブラケットでは、取り付けのためネジ穴の位置が3.5インチドライブと同じになります。

接続

HDDと同じく接続にIDESATAUSBがあります。

SATA2/SATA3は形状は同じで、SSDに内蔵されているコントローラの性能が異なります。そのため、SATA3ポートにSATA2のSSDを接続して使うことやSATA2のポートにSATA3のSSDを接続して使うことが可能です。性能はSATA2の最大転送速度は300MB/s(実際には270MB/s程度になります)、SATA3は600MB/s(実際には550MB/s)に準じます。

SATAの接続端子は弱いため、取り付け時にテコの原理での負荷による破損にご注意ください。また、コネクタがゆるくて抜けやすい場合は接触不良によるエラーが発生しやすいため、絶縁テープ等でSSDとケーブルが動かないように止めます。

SSDとケーブルをテープで固定
SSDとケーブルをテープで固定。

mSATAはケーブルを使わずにメモリーのように直接取り付ける接続方式です。ISRT (Intel Smart Response Technology)用の接続ポートはHDDのキャッシュとしてSSDが使われます。

USB2.0は最大480Mbpsですが実用では環境により20~40MB/s程度の速度になります。他に接続しているUSB機器の影響を受けます。USB3.0は最大5.0Gbpsですが200MB/s程度の速度になります。

コンパクトPCでは専用の形状のものを使う場合もあります。

S.M.A.R.T.のC7(CRCエラー)が発生する場合は、コネクタの差し込みが甘いなどの接触不良と、ケーブルを強く曲げたときに内部の断線等による不良をご確認ください。

SSDの性能

SSDのメモリは半導体のため、HDDのようなディスクの回転やヘッダの移動が無く、細かいデータのアクセスがHDDよりも大幅に高速です。

読み込み速度はほぼコントローラ(制御チップ)の性能で決まります。

MLCの書き込みは遅いため、複数のメモリチップをつなぎ合わせて分散させることで高速にしています。そのため、容量が大きなモデルほど数が増えるため書き込み性能が高くなります。

プチフリーズと動作のもたつき

初期のMLCタイプのSSDでは、アクセスが集中した場合に応答が遅れてしまい、数秒間動作が止まってしまう「プチフリーズ」と呼ばれる現象が起きます。これはJMicronのコントローラー「JMF602」を搭載しているSSDで発生します。JMF602以外でも、一瞬動作がもたつく現象が発生する場合があるようです。

現在ではプチフリーズを起こすほどの問題を持つSSDはほとんどありませんが、SSDの性能向上によりCPUの待ち時間が少なくなり、CPUの性能不足により重くなることがあります。

書き込みが遅くなる

MLCのSSDでは初めは簡単に書き込めるので高速でも、使い続けると「移動→消去→書き込み」という手順が発生することで急激に遅くなることがあります。搭載するコントローラ等によりどれだけ遅さが目立ってくるかは異なります。

最新のSSDでは書き込み数の増大により自然に発生する性能低下は気にする必要がありません。独自の制御方法やOSからのTrimコマンドの活用により最適な状態で使えるように自動調整されています。

IntelのSSDでは純正のツールボックスを使うことで、データを消去しないで性能を回復させることができます。

他のメーカーでも0Fillで完全消去すると性能が回復することがあります。また、SSD用の市販の最適化ツールで回復できる場合もあります。しかし、この場合はそのSSDがどのように内部で制御されているかで効果が得られる場合と無い場合があります。

市販ソフトの「Diskeeper 2011 With HyperFast」ではSSDでもIntelliWrite機能が有効になりました。通常の書き込みでは空き容量が分断されていて繋がって書き込めない場合に断片化してしまうのですが、この機能では断片化されない場所に書き込むことで書き込み後のデータの移動や調整が必要なく、性能の低下を防ぐことに繋がります。断片化した後にデータを並び替える普通のデフラグや最適化よりも一歩進んだ機能です。
※「 With HyperFast」と記載されている製品がSSD対応であることを意味しています。HDDのみ対応のDiskeeperもあるのでご注意ください。現在はHDD専用のDiskeeperに「With HyperFast」を追加インストールできるパックは販売終了しています。

スペックからは見えない性能

SSDの性能の基本は、新しいHDDでファイルを読み書きするベンチマークでの性能です。

どのように性能が低下していくか、また、低下した性能が改善するかは分かりません。

一部のメーカー(特定のコントローラを搭載した製品)では0Fillや1Fillといった連続した同じデータでの書き込みが速いものがあり、公開するスペックには通常よりも値が良くなる測定結果を性能として表記していることがあります。その場合は実際のファイルの書き込みでのデータはランダムであるためメーカー公称値よりも大幅に性能が低くなります。

IntelのSSDではメーカー公称値がそのまま各種ベンチマークでの性能測定と一致します。
※性能が低くでる場合はSSDの問題ではなく、接続先のSATAポートなどの性能が低いためや、測定方法の違いなどによるものです。

SSDでは書き込みの寿命によりデータが壊れてしまう前に、寿命になるブロックは予備領域に置き換えられます。通常はSSDの容量はHDDと同じく一度に書き込めるデータ量が表記されますが、一部の製品では通常は使えない予備領域を合わせた容量を表記していることがあります。この場合、実際の記録可能な容量は小さくなりますのでそのような製品にご注意ください。

同じ容量で特別なセールでもなく大幅に安い製品は、怪しいと思い調べることをおすすめします。

SSDの信頼性

最新のSSDでは信頼のある製品を選ぶとHDDと同じに扱うことができます。SSDだからと難しく考える必要はありません。

SSDの書き込み寿命について

MLCは頻繁に書き込みと消去が繰り返されるキャッシュ用のドライブとしては適しません。Windowsのシステムやブラウザのキャッシュ程度では書き換えが生じる容量は少ないため問題ありません。

編集用の動画ファイルの一時ファイルの場所として使用すると、すぐに必要なくなるファイルのために大きな容量を使ってしまうので寿命の低下が早くなります。このようなアプリケーションの一時ファイル保存場所にはHDDかSLCのSSDに設定しましょう。

動画のような大きなファイルでなくてもサーバーのファイルキャッシュのように小さなデータを数多く更新していく場合も書き込みと消去が頻繁に発生します。

SSDの容量が大きいほど、消去を含めた書き込みの総量も大きくなります。単純に分かり易く表すと、寿命が3000回の書き換えに耐えられる場合、40GBの容量を持つSSDならば120,000GB、120GBならば360,000GBの書き込みが可能です。一度に記録されるデータの合計が40GBの容量しか使わない場合、40GBのSSDならば3000回の更新、120GBなら12000回の更新が可能になり、ディスクの容量が大きいほどSSDとしての書き込み寿命に余裕が生まれます。

これは単純にすべての容量を書き換える場合であり、実際の使用ではファイルごとの書き換えになります(SSDの内部処理ではブロック単位)。すると、何も制御しない状態では同じ記録位置ばかりが書き換えられることになってしまい、本来の寿命よりも大幅に短くなります。初期のSSDで書き込み寿命が早く生じてしまったのはこの理由です。最新のSSDではこのようなことにならないように細かく制御されています。

書き込み寿命は使用されるメモリチップにより異なります。小さなチップで大容量になるほど寿命が短くなります。しかし、製造する大きさが小さくなることで価格は安くなります。設計が同じであるなら製造プロセスが40nmよりも34nmで生産される方が価格は安く容量は大きいですが書き込み寿命は短くなります。

寿命を短くしないためにどのように制御されるかは、内部に搭載されるコントローラのメーカーと種類によります。SSDのパッケージメーカーと内部のコントローラやメモリチップのメーカーは別であることも多いので注意が必要です。同じメーカーのSSDでもシリーズごとに別物とであるとしてしっかり選びましょう。

書き込み寿命以外での故障

SSDはHDDよりも故障する部品は少ないですが、システムメモリーなどと同じように自然に壊れてしまうことがあります。

半導体は全品が精密に品質検査されているわけではないので、運が悪いとHDDと同じように品質の悪いものにあたり数ヶ月で故障してしまうことがあります。

また、他のパーツと同じように電源の出力の異常や、熱が逃げにくいなど使用する環境の問題により故障を生じさせることがあります。

最新のSSDでは書き込み寿命に対する問題はとても小さくなっているため、このような普通の故障に注意して、データのバックアップは定期的に行いましょう。

SSD用のWindows基本設定

SSDに対応する前のOS(Windows XPなど)や古い環境をそのままSSDにコピーして使う場合はSSDのための設定が必要になります。IntelのSSDではこの設定も純正のツールで簡単に確認することができます。

これらの設定変更はSSDに対してのみ行います。

Windows7をSSDにインストールするとSSDに合わせて自動で設定されています。

自動デフラグを無効にする
SSDに対してHDDのデフラグは効率が悪く寿命も低下してしまいます。SSDでも断片化の影響はありますが(断片化するとアクセスがバラバラにまり、高速なシーケンシャル性能ではなく、低速なランダム性能に同じになってしまう。ただしNCQが有効に働くSSDの場合は影響がほとんど無い)、SSDのデータ最適化にはSSD用のツールを使う必要があります。
Prefetch(プリフェッチ)/SuperFetch(スーパーフェッチ)を無効にする
よく使われるプログラムデータをディスクからメモリに先読みする機能です。HDDのランダムアクセスの遅さをカバーするための機能です。一部のSSDでは無効にすると遅くなってしまうため、自動では有効に設定れる場合があります。それ以外でも、システムメモリーに十分な空き容量があるならば無効にしない方が処理が早くなる場合があります。
ReadyBoost(レディーブースト)を無効にする
アクセスの早いUSBメモリーにディスクからメモリに先読みする機能です。HDDのランダムアクセスの遅さをカバーするための機能です。低速なHDDを搭載するノートPCや古いデスクトップPCで使われる機能です。

SSDのS.M.A.R.T.

SSDでは管理される項目が製品ごとに異なります。

Intel 510 シリーズの場合
Intel510 の SMART

Cruicial M4 シリーズの場合
Cruicial M4 の SMART

S.M.A.R.T.の見方は現在値が下がり続けてしきい値に達すると寿命の目安です。何回カウンタされたかは生の値です。標準では16進数で表されるため、10はaに16はFに17は10として表示されます。Crystal Disk Infoでは10進数表記に変更することができます。設定は「機能→上級者向け機能→生の値」にあります。

CrystalDiskInfo

History

2013/12/12
東芝製のSSDを追加、Samsung SSD 840 EVOを追加、Crucial M500を追加
 
2013/03/30
Intel 335 SSDを追加、SSDの基本を追加
2013/03/19
SAMSUNG SSD 840 Pro / SSD 840を追加
 
2013/02/02
SSD Plextor M5Pro PX-128M5Pの性能 へのリンクを追加
2012/10/17
Plextor M5PとM5Sシリーズの情報を追加
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