ハードディスク(HDD)はパーティションを作成してフォーマットすることで使用可能になります。フォーマットでは、データを記録できる状態に初期化を行います。
Windows VistaとWindows7とWindows8では大容量でのファーマットにはセキュリティーの高いNTFSが標準です。外付けHDDを購入するとFAT32でフォーマットされているものがありますが、使う前にNTFSでフォーマットすることもできます。
パーティションとは、ドライブを区切る箱のような単位です。ハードディスクは1つのディスクに容量を細かく区切って複数の論理ドライブを作成することができます。1台のHDDの中にC:D:E:といった複数のドライブを作ることができます。
Windows8ではスタート画面の空いているスペースを右クリックしてすべてのアプリを表示するか、デスクトップ画面でマウスポインタを右上か右下に移動させてチャームと呼ばれるメニューを引き出して、設定の中にコントロールパネルがあります。コントロールパネルの表示方法を『アイコン』に変更すると管理ツールなどの機能が表示されます。
Windows7/Vistaではスタート→コントロールパネル→管理ツール→コンピュータの管理 を開きます。コントロールパネルの表示方法を『アイコン』に変更すると管理ツールなどの機能が表示されます。管理ツールをよく使用する場合はメニューに追加しておくと便利です。スタートメニューへの追加は、タスクバーの開いているスペースを右クリックしてプロパティを表示、スタートメニューの『カスタマイズ』でスタートメニューに表示する機能などを変更することができます。
コンピュータの管理ウインドーの左下にあるディスクの管理を選択します。
未割り当てのディスクを選択して右クリックしてディスクの初期化を実行します。初期化済みの場合は表示されませんので次のステップに移ります。


通常はMBR(マスターブートレコード)を選択します。
2.2TB以上のディスクではGPTを選択します。 その場合GPTに対応していない古いOSに接続するとデータが見えなくなります。
未割り当てのドライブを選択して右クリックして、新しいシンプルボリュームを実行します。

ボリュームの容量を指定します。容量を区切る場合は、1GB=1024MB で計算して入力します。100GBなら[102400]MBになります。

ドライブ文字(ドライブレター)を指定します。システムドライブ(Windowsをインストールしたドライブ)以外は後で変更することもできます。

フォーマットを実行します。ファイルシステムとアロケーションユニットのサイズは変更する必要はありません。
NTFSに対応していない別のOSからもこのドライブを使用したい場合は、対応しているファイルシステムに変更してフォーマットする必要があります。
ボリュームラベルには、何のドライブか判別できるように文字列を割り当てます。C:D:E:といったドライブ文字はWindowsの起動前や、設定の異なるWindowsからは順番が変わってしまうので、このボリュームラベルでドライブを判別することになります。例えば、C:ドライブは[Win7]Dドライブは[DATA]などです。フォーマットした後からでもボリュームラベルは変更することができます。コンピュータやエクスプローラーで変更したいドライブを右クリックしてプロパティの『全般』タブで設定できます。
一度フォーマットしたドライブの場合、再フォーマットするときはクイックフォーマットを有効にするとフォーマット処理が早く終わります。異なる設定でフォーマットするときはクイックフォーマットが使用できません。また、ドライブに異常が考えられる場合は通常のフォーマットを行いましょう。
ファイルやフォルダの圧縮を有効にすると、そのドライブに記録するときはデータを圧縮して記録します。実際のファイルサイズよりも記録する容量を小さくできますが、記録するときの圧縮処理と読み出すときの展開処理によりファイルの読み書き速度が低下します。また、動画や画像やZIPなど元々圧縮されているファイルはほとんど小さくなりません。

現在のHDDでは『クイックフォーマットする』でも信頼性は変わりません。通常はクイックフォーマットにチェックを入れることでフォーマットが早く終わります。
『ファイルとフォルダの圧縮を有効にする』は記録データの容量が小さくできますが、書き込みが遅くなります。通常は有効にする必要はありません。
フォーマットが終了するのを待ちます。この間は普通にWindowsを使うことができますが、シャットダウン、再起動、スリープ等、電源関係の操作は行わないでください。

容量を区切った場合、4つめのパーティションからはプライマリではなく拡張パーティションの論理ドライブとなります。MBRではパーティションを4つまでしか管理できないため、拡張パーティションの中に論理ドライブとしてパーティションを作成します。拡張パーティションにはOSをインストールできないなどの制限があります。
Windows Vistaの標準機能では、4つめが自動的に拡張パーティションになってしまいますが、他の機能により作成する場合は4つめもプライマリパーティションにできます。

作成されたドライブを右クリックするとメニューが表示されますので、そこから、そのドライブに対する操作を行うことができます。

起動ドライブとして使用するには、アクティブとしてマークする必要があります。
ドライブ文字を変更すると、ショートカットなどで異なる場所からファイルを指定している場合、ファイルの所在地が変わることになるのでファイルにアクセスできなくなります。
フォーマットやボリュームの削除するとそこに記録されていたデータにアクセスできなくなります。しかし、そのままではファイル情報の大部分が内部に残っているため、ファイル復活ソフトなどでデータを取り出せてしまいます。データを完全に消去したい場合、完全消去用のソフトをお使いください。
Windowsの標準機能では、パーティションの容量を変更するために一度削除する必要があります。削除せずに容量を変更したい場合は、専用機能を持つパーティショニングソフトをお使いください。
アクティブに変更したのにそのドライブから起動できない場合は、マザーボードのBIOS設定でそのドライブから起動できるようにHDDの1番目に指定します。起動ドライブから起動するにはOSをインストールする必要があります。インストール済みのドライブで起動できなくなった場合は、インストールDVD/CDやリカバリから起動してスタートアップの修復を実行すると起動できるように修正されます。
起動ドライブ以外にアクティブマークが付いていると、そのドライブから起動しようとして起動できなくなる場合があります。通常は、マザーボードで起動ドライブが1番目に認識されるようにすることでこの問題は生じません。
マークされたアクティブを解除するにはコマンドから操作する必要があります。
スタートプログラムのアクセサリからコマンドプロンプトを起動します。
DISKPART と入力します。
SELECT VOLUME [解除したいドライブ文字] (Hドライブなら select volume h: )を入力します。
INACTIVE と入力します。
EXIT と入力してDISKPARTを終了させます。
DISKPARTでは様々な操作を行うことができます。詳しくはDISKPART上で/helpと入力してください。
