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桜PCのWindows Vista講座

~ Windows Vistaの概要から操作・活用まで優しく案内 ~
PC情報WindowsWindows Vista
更新:2007/01/05

Windows Vistaを選ぶ理由

概要

Windows VistaはWindows XPよりもパソコンの必要な性能が高くなってしまいます。

なぜ、高価な高性能PCに変えなければならないのか疑問に感じる人も多いと思います。

XPからの時代変化

ビジネス上の戦略も当然あると思われますが、それ以上に、Windows XPは5年も前のOSであり、5年間でパソコンを使う上での環境が大きく変わってしまいました。

とくに、大きく変化したのがインターネットの普及と共に急激に増えた脅威です。

脅威から保護することが必須

昔はウイルスに気をつけていれば良かったのが、今では、情報を盗み出すスパイウェアやフィッシング詐欺も急激に増えています。ウイルスに感染してもパソコンがおかしくなる程度でしたが、スパイウェアなどは大切な資産を奪われかねないとても重大な脅威です。

Windows XPのセキュリティーはServicePack2で後付されたものです。とくにHome Editionにはセキュリティーという考えは全くと言っていいほどありませんでした。ユーザー切り替えは部外者に情報を盗まれないようにするためではなく、1台のPCを複数の人で使えるようにしただけで、情報を守る機能はありません。

Windows XPはProfessionalでも、アプリケーションを使うためには管理者権限でないと不具合が起きることが多く、ユーザー権限で問題なく動作する限られた業務アプリケーションのみ使用する企業以外では、ユーザーが管理者権限で使わざるを得ません。

Windows Vistaでは、アンチウイルス以外の脅威からの保護機能を標準で備えています。基本となるシステムレベルで不正が行えないように作られています。

アンチウイルスは、特定のアンチウイルスだけが普及してしまうとそれの脆弱性を狙ったウイルスが増えてしまうため、Microsoft以外のものも選べるようになっています。MicrosoftからはWindows Vistaの機能を強化するLive OneCareとしてVistaと同時発売されます。

ユーザー管理も厳密になり、管理者でも通常はユーザー権限で動作し、管理者としての権限が必要な操作では警告が表示された後に管理者権限に一時的に切り替わって操作できるようになりました。管理者権限の無いユーザーアカウントでも管理者を呼ぶなどして認証すれば同じように操作することができます。

XPよりも使いやすく

安全性の他に、安定と使いやすさも向上しています。

Windows 95/98/Meの頻繁に再起動が必要になる不安定さはWindows 2000/XPで解決しています。Windows VistaではWindows XPでは解決していない問題を解決しています。

Windows XPでは安定さが増したことにより、複数のプログラムを同時に実行することが多くなりました。とくに、セキュリティープログラムは何をするにしても常に動作している状態です。

そこで、多くの人が不満に思うのがリソースの割り当てです。スケジュールなどで負荷の高いウイルススキャンなどが実行されると突然動作が重くなってしまい、作業できなくなってしまうことが多くあります。その場合、やむを得ずスキャンを停止せざるを得ません。

Windows Vistaではアプリケーションが対応していれば、的確にリソースを割り当てることができます。バックグランドで自動実行されるウイルススキャンなどの優先度が低くなり、意識しなくて済むようになります。

新しく開発された規格の性能を生かすために

現在のCPUはマルチコアが主流となりましたが、Windows XPが開発された時にはまだマルチコアCPUは無く、Windows XPではマルチコアCPUの性能を生かすことができません。メモリ容量も32ビットでは4GBまでしか扱うことができません。最新の高性能パソコンの性能を生かすためにも、時代にあった能力のあるOSが必要です。

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