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更新:2009/01/26

Acronis Disk Director Suite10の使い方

概要

Acronis Disk Director Suite は、ディスクドライブのパーティションを変更するためのツールです。

バックアップソフトのAcronis True Image 10 Homeとセットになった Acronis True Drive 2 もあります。
Acronis True Image 10 Home についてはこちら

DiskDirector Suite 10 メイン画面

製品購入前に、トライアル版で手順をご確認ください。
 ※トライアル版ではパーティション操作の実行はできません。
・ラネクシー Acronis DiskDirector Suite 10の詳細とダウンロード

アップデータ

なるべく不具合の修正や新しいハードウェアに対応した最新の状態でご使用ください。起動用CDも最新の状態に更新してください。
現在、ビルド:2183(2008/04/01)が最新となっています。製品を起動してバージョン情報を表示することでお使いのバージョンを確認することができます。
・ラネクシー アップデータ一覧

Acronis Disk Director Suite バージョン情報

パーティションについて

ハードディスクでは、1つのディスクに複数のパーティションを作成して、CDEなど複数のドライブレターに分けて管理することができます。

ドライブを分けることで、お互いの影響を減らすことができます。例えば、システムに異常が発生してCドライブをフォーマットしても、Dドライブのデータはそのまま残ります。

同じディスクドライブでは故障するとすべてのパーティションに影響します。そのため、バックアップは別のディスクに行う必要があります。

ディスクドライブのパーティション
ディスクドライブのパーティション
MBRはマスターブートレコードでパーティション情報が格納されています。
※総容量320GBのディスクは実容量で約280GBになりますが、ここでは見やすい数字にしました。(コンピューターでは1GB=1024MBで扱うため)

Windowsの標準機能ではコントロールパネルのコンピュータの管理により、パーティションの作成とフォーマットはできますが、その他の操作はコマンド入力による上級者向けとなっていますが、市販のパーティショニングツールを使うと簡単に扱うことができます。

Acronis DiskDirector Suiteでできること

データを消さずにパーティションのサイズ変更
 同じディスクのCドライブの容量を大きくしてDドライブの容量を少なくする

ディスクやパーティションの完全消去
 ファイル復元ソフトでデータを吸い出せない消去でセキュリティー保護

ディスクやパーティションのコピー
 Windows形式以外のパーティションもそのままコピー
 新しいディスクに環境を引っ越すディスクの交換

パーティションのサイズを変更してのコピー
 大きな容量のディスクにパーティションサイズを大きく(空き容量を増やす)してコピー
 小さな容量のディスクにパーティションサイズを小さく(空き容量を減らす)してコピー

Windowsのファイル形式以外のフォーマット
 Windows以外で使用できるパーティションの作成

パーティーションの結合
 CドライブにDドライブを繋げて大きなCドライブとしてアクセス

データを保持したままファイル形式の変換
 FAT32でフォーマットされているのをNTFSに変換

パーティションの復元
 消えてしまったパーティションを復元
 削除されたパーティションからのデータの救出
 ※完全消去や上書きされている場合、HDDの故障が原因の場合は復元不可

CD起動によるパーティションの操作
 Windowsインストール前のパーティションの整理
 Acronis True Imageとセットになった起動CDの作成も可能
  注:最新のハードウェアでは接続しているディスクが見えない場合があります。その場合、Windows上から実行するか、最新のハードウェアに対応したアップデートを適用して起動CDを作成してください。また、ドライブレターの割り当てがWindows動作中とは異なりますので、ボリューム名でドライブを判断してください。(CDEのドライブ文字は固定ではない)

IDE,SATA,SCSI,USB,IEEE接続をサポート
 外付けHDDのパーティションを操作

HDDデータの直接編集
 セクタ情報を直接編集や保存が可能(上級者向け)

マルチOSブートマネージャ
 複数のOSをインストールして選んで起動
 サポートするOS[DOS、Windows 3.1/95/98/Me/NT/2000/XP/2003/VISTA、Linux、FreeBSD、Solaris、SCO UNIX、UNIXWARE、OS/2、BeOS、QNX]
  注:必ず先頭パーティションに、サポートしている Windows がインストールされている必要があります。コンピュータのリカバリー領域や、メーカー独自の隠しパーティションは事前に削除しておかなければご使用になれないケースがあります。

制限事項

仮想環境での動作はサポートしておりません。

圧縮ドライブ、ダイナミックディスクには対応しておりません。

RAIDには対応しておりません。

IDEで137GBを超える大容量HDDのご使用は、PCのBIOSとOSに依存します。

SCSI HDDをご使用の場合は、SCSI BIOS搭載のSCSIボードが必要です。大容量SCSI HDDをご利用の場合は、拡張INT13割り込み(INT13Extention)に対応したSCSIボードを使用してください。

購入前に体験版にて動作確認することをお勧めします。
・ラネクシー Acronis DiskDirector Suite 10の詳細とダウンロード

Acronis OS SelectorはMBR( マスターブートレコード) およびパーティション情報を書き換えますのでマルチブート対応ソフト、パーティション調整ソフト、復元機能を持つソフト・ハードなど、OS が起動する前に動作する環境下ではインストールできません。

Acronis OS Selectorは、FAT16/32、NTFS以外のファイルシステムにはインストールできません。

マルチブート環境構築の際は、1つ目のOSとしてWindowsがインストールされている必要があります。

ハードディスクにリカバリー領域を持つパソコンの一部では、リカバリー領域を削除しなければご使用になれない場合があります。

Acronis OS Selectorは、操作ミスなどでOSが起動できなくなるなどのトラブルを起こす可能性があります。重要なデータ等はバックアップをとる事をお勧めします。

Acronis OS Selectorの操作によって重要なデータやインストールしたOSが消去された場合等のサポートは行いかねます。

不良セクタのあるハードディスクにはインストールできない事があります。

ハードディスクに不良セクタ等のエラーがあると、正しく動作いたしません。


パーティションサイズを変更

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