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PC情報Windows Windows 7
更新:2009/10/18

Windows XPと7の違い

概要

Windows7はWindows Vistaの改良型ですので、Windows XPとの違いにはWindows Vistaとの違いとWindows7の違いの両方が加わります。

基礎はWindow Vistaと同じであり、Vistaではあまり手が加えられていなかった表面上の使い勝手が大きく変わっています。動作効率がXPより悪くなることがないように調整されています。

Windows XPとの違い

Windows Vistaでここが変わった

最新のハードウェアの性能や機能が生かせる基礎システムを構築

大容量のメモリを活用して動作を速くする。使用メモリ容量が大幅に増えたように見えますが、メモリの使われてない空きは無駄なため、そこを活用してています。
Windows XPの開発時には使われていなかった複数のCPUコアでの効率を改善。

セキュリティを重視した基礎システムを構築

Windows XP Homeはセキュリティーは待った考慮されておらず、SP2で緊急にセキュリュティーを上乗せ。そのため、セキュリティーホールがとても多く、ウイルス発生とセキュリティー更新のいたちごっこが多い。Vistaでは基礎部分からセキュリティーを考慮しており、XPには危険なウイルスでもVistaではウイルスが機能しないものが多い。

Windows Aero機能によりデスクトップの表示とウインドーの管理

オンボードのグラフィック機能も3D対応となり、CPUから処理を移すことでCPUの負担が減り、CPU負荷の高いときのウインドー処理でも不具合が起こりにくい。
しかし、たくさんのウインドーを表示すると使用メモリが増えてしまうのはXPと変わらず。

UAC機能によりシステムに影響のある動作を警告

セキュリティーソフトだけに頼らず、危険な振る舞いを未然に防止。

64bitと32bitの親和性が高い

Windows XPの32bitと64bitは全くの別物ですが、Windows VistaではOSが64bitでも32bitソフトの多くがそのまま動作可能です。ただし、ハードウェアには64bit対応のドライバが必須。

Windows XPよりも早いシャットダウン時間

ハードウェア構成やインストールアプリケーションによりこの限りではありません。

メインで使えるスタンバイ機能

不具合が起きにくく高速になったスリープ機能と休止状態。ハイブリッドスリープ機能により、メモリからの起動(スタンバイ)に失敗してもHDDからの起動(休止状態)が可能。他にも高度な省電力機能を備えて、ノートPCのバッテリー寿命の長期化に貢献。

Windows7でここが変わった

Windows Vistaよりも効率を高めた動作

完成度の高い基礎部分を生かし、Vistaでは間に合わなかった表面的な部分も最適化。

Windows Aero機能が更に進化

オンボードのグラフィック機能も高性能になり、ほとんどのウインドー処理をCPUから移すことで、VistaよりもCPUの負担とそれに関するメモリ使用量が大きく低下。

タスクバーとウインドーの管理が大幅に変化

Windows Aero機能を生かし、起動アプリとウインドーを管理するための領域に進化。慣れると目的のウインドーを探しやすい。
通知領域がシンプルな表示に。起動したアプリケーションのアイコンはタスクトレイに直接表示されなくなりました。
デスクトップ上でも、ウインドーの配置や整理が簡単に。

UACの警告レベルが変更可能

Vistaでは有効/無効の設定しかありませんが、反転処理の有無など選べるようになりました。また、Vistaでは有効時にスタートアップに登録したプログラムも自動起動できない状態でしたが、Windows7では自動起動が可能になりました。

ドキュメントはライブラリに

XPやVistaでは「ピクチャ」など目的のフォルダへのショートカット扱いでした。ライブラリではバラバラに置かれている画像や写真のフォルダを登録することで、1つの場所(ライブラリ)としてまとめて管理することができ、目的のファイルを探しやすくなりました。

Windows XPモード対応

仮想的にWindows XPのソフトをXPの時と同じように動作させるXPモードに対応。

インストールや起動ができないアプリケーションを自動的に互換モードに設定
XPも含めて、これまではプロパティーから自分で設定しなければなりませんでしたが、自動で互換モードに設定されるようになりました。

Windows 7 Professional以上にはXP互換モードのライセンスも付属しています。(HomePremiumでもXPのライセンスとインストールディスクがあればVirtual PCで同様のことが可能)

Windows XPよりも早い起動時間

起動はWindows Vistaよりも約23%高速、シャットダウンは約15%高速に。
(ハードウェア構成やインストールアプリケーションによりこの限りではありません。)

大きなファイルも早く開ける

VistaではXPと変わらない速度でしたが、Windows7ではもっと早く開くように動作を最適化。

SSDでも安心

VistaまではSSDもHDDと同じ扱いでしたが、SSDでは構造がHDDとは異なりHDDと同じに扱うと寿命が大きく低下してしまいます。Windows7ではSSDはSSDとして扱えるようになりました。その一例にデフラグの無効化やtrimコマンドへの対応があります。

Windows XPモードについて

OSが変化することを考慮していないWindows XPのシステムに依存して作られているプログラムはXPモードでないと動作できません。(Windows XPは長年変わらずに使われてきたOSであるためこの問題が意外に多い)

XPモードはWindows Virtual PC(仮想化)でXPを再現する機能です。Windows7のデスクトップ画面上に直接XPモードのウインドーが配置されます(XPのデスクトップを表示させて使うことも可能)が、XPの処理をVista上で行っているため動作速度が低下します。また、コピー&ペーストなどの複数のウインドー間での操作は行えません。Windows7に対応する代わりのソフトが登場するまでの一時的な利用が想定されています。

XPモードの動作には仮想化技術に対応したCPU(Intel VTAMD-V機能に対応)が必要です。

主に、CelelonやSempronなど低価格CPUが対応外となります。また、高性能CPUの下位モデル(Core2 Quad Q8000,Core2 Duo E7000/E4000シリーズ)も対応外となります。

AMDではSempronシリーズを除くほとんどのCPU(AthlonやPhenom)でAMD-Vが搭載されています。

VirtualCheckerのダウンロード [openlibsys.org]
VirtualChckerを用いることで、お使いのCPUがVirtual Tecnologyに対応しているかを確認することができます。

必要システムの違い

  XP Home Vista HomePremium 7 HomePremium
CPU 300MHz以上 1Gz以上 Vistaと同じ
メモリー 128MB 1GB以上 1GB以上
(64bitは2GB以上)
システムドライブ 2.1GB以上のHDD 15GBの空きがある40GB以上のHDD 16GBの空きがあるHDD
(64bitは20GBの空き)
グラフィック 800x600以上の解像度 Direct X9対応 VRAM128MB以上で
WDDM1.0以上のドライバ
Vistaと同じ
インストールメディア CD-ROM
またはDVD-ROM
DVD-ROM Vistaと同じ

上記はWindowsを問題なく動作させるのに最低限必要なシステムです。

Windows XP

必要システムは発売当時としてのものです。当時としても、128MBのメモリでは動作はするもののメモリ不足の状態でした。

現在は1GHz以上のCPUと1GBのメモリがないと何かをするのに不便です。

Windows Vista Home Premium

こちらはそのままでも実用できる推奨スペックです。必要な性能が大幅に上がったように見えますが、そのままではまともな動作が難しいXPのスペックよりはかなり良いです。

機能が制限されたHomeBasicでは512MBのメモリでの動作も可能です。

実用にはデュアルコアのCPUと2GB以上のメモリが望ましいです。特にメモリはOS自身の使用容量が大きいので1GBではすぐにメモリ不足になってしまいます。PCの価格は当時のXP搭載PCよりもかなり快適に動作する性能で安くなっています。

XPの発売当時に512MBのメモリを導入するよりも、今4GBメモリを導入する方がかなり安いのが現実です。依って、必要なメモリ容量が増えたことはほとんどデメリットにはなっていません。それどころか、XPでは最大512MBまでや1GBまでしか搭載できないシステムが多かったですが、現在はシステムに搭載できるメモリ容量が増えていることが大きなメリットです。その代わり、32bitの限界(最大4GBまでしか使用できない)に来てしまいました。

Windows 7

基本的にWindows Vistaと同等ですが、インストール直後にOS自体が使用するメモリ容量やディスク容量は少なくなっています。しかし、パソコンの機能を生かすために様々なサービスが起動するようになるとVistaとほとんど変わらなくなります。

Windows 7ではメールやムービーメーカーなどがインストールディスクに含まれないオプション扱いになっていることに注意してください。Microsoftのサイトからダウンロードして必要な機能のみをインストールすることで無駄を省いています。市販ソフトなどを使う場合はこれらのインストールは不要です。

最新の性能と機能を生かすだけでなく、少し古いPCでも快適さが損なわれないように調整されています。しかし、動作性能が問題になるようなかなり古いPCをWindows7にアップグレードするメリットはありません。XPからアップグレードをする場合は、新しいPCでVistaインストールモデルではなくXPインストールモデルを購入している場合です。その場合はOSをWindows 7に変えることでシステムをより生かすことができます。

WDDM1.1以上のドライバを持つDirect X10.1対応のグラフィックで、デスクトップ ウインドーの表示に使用するシステムメモリーが少なくなります。

Windows 7では32bitから64bitへの移行期に入ります。32bitでは現実3GB程度しか使えないシステムメモリが、64bitでは搭載できるメモリーをすべて活用することができます。64bitのシステムではメモリ容量の増加以外でも動作効率が向上します。ソフトウェアは32bit対応のものが動作しますが、周辺機器などのドライバには64bit対応のものが必要です。

性能の足かせとなっている低速なストレージも、HDDよりも高速だが書き換え回数による寿命が短いSSDを生かせるように機能が追加されています。

OSの進化とハードウエアの進化とソフトウェアの進化が重なるとき、パソコンはこれまでよりも使いやすくなります。

Windows 7はXPよりも起動の早さがアピールされていますが、これはストレスを減らすために表示の切り替えを早く行うようにしたもの(デスクトップ画面の表示まで)で、起動処理全体ではVistaとあまり変わりません。実際のところは、Windowsが起動を始める前のPCの起動時間(BIOSの読み込みなど)や、ディスクの断片化による速度低下や、起動するサービスやスタートアップなどが起動時間に大きな影響を及ぼします。その他、性能の違いによる影響も大きいです。

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