購入したビデオカード(グラフィックボード)の計測した性能や感想をお伝えします。
GeForce GT440 は現在(2011年10月) 1万円以下 で販売されています。GT440はDirectX11対応です。
GTX460にはビデオメモリに DDR3搭載 と DDR5搭載 があります。
ZOTAC ZT-40702-10L (1024MB GDDR5)
:新品
メーカー詳細
購入店:ツクモ 購入価格:7,972円(2011年08月)
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出力コネクタはDVI-I 1基、DisplayPort、HDMIの3系統。2画面出力対応です。
PCI-E 補助電源コネクタはありません。
ファンの大きさは7cm。このクラスとしては大型のヒートシンク搭載で、騒音はあまり気にならない。
※横に長すぎたため間の空白を取り除きました。
fpsは60を超えると違いが分からなくなります。30以上でストレスの少ない操作と表示(ゲーム)し、20FPS以下では表示のもたつきが気になる性能となります。アクション性の高いFPSゲームでは最低フレームレートが40fps以上で、MMO等では平均30fps以上が快適に楽しめる目安となります。
nVidia 3D Visonでは左右別々の映像を必要とするため2倍の性能が必要です。
性能ベンチマークも以前とは異なる解像度等に変更しています。主流のフルHD(1920x1080)を基本として、画質よりも快適に動作することを優先した低解像度に1024x768を測定しています。
GeForce GT440はGT520よりも大幅に性能が高く、GTX550Tiよりも大幅に性能が低い位置にあります。ゲームでの高性能は必要ないが描画処理がサクサクな方が良いという場合に選ぶ意味があります。
比較に用いたGTX460はGTX560に近い性能ですが、GTX560は製品により性能幅広く、GTX460よりも性能が低くなる場合がありますので、高い性能が欲しい場合はGTX560Tiをおすすめします。
ドライババージョン:GeForce 280.26
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GeForce GTX460 (1GB GDDR5) |
PCMARK 7
Entertainment |
Score 3006
Video playback and transcoding / Video playback 23.14 fps Video playback and transcoding / Video trancoding - downscaling 3206.72 kB/s System storage - gaming 16.17 MB/s System storage - adding music 1.40MB/s Web browsing with 2x3 tabs / Web browsing 1 7.91 pages/s Web browsing with 2x3 tabs / Web browsing 2 8.33 pages/s Graphics - DirectX 9 35.72 fps Graphics - DirectX 10 - texture fill 11.27 fps Graphics - DirectX 10 - color fill 11.27 fps Graphics - DirectX 10 - POM 9.65 fps Graphics - DirectX 10 - GPU cloth 20.52 fps Graphics - DirectX 10 - GPU particles 23.98 fps Graphics - DirectX 10 - Perlin noise 21.40 fps |
Score 3468
Video playback and transcoding / Video playback 23.13 fps Video playback and transcoding / Video trancoding - downscaling 3010.18 kB/s System storage - gaming 15.98 MB/s System storage - adding music 1.40MB/s Web browsing with 2x3 tabs / Web browsing 1 8.71 pages/s Web browsing with 2x3 tabs / Web browsing 2 8.82 pages/s Graphics - DirectX 9 37.05 fps Graphics - DirectX 10 - texture fill 33.87 fps Graphics - DirectX 10 - color fill 4.49 fps Graphics - DirectX 10 - POM 27.23 fps Graphics - DirectX 10 - GPU cloth 44.66 fps Graphics - DirectX 10 - GPU particles 66.00 fps Graphics - DirectX 10 - Perlin noise 52.14 fps |
PCMARK7はWindows アプリケーションでの基本性能を表しています。グラフィックボード以外の影響も大きいPC全体の性能を表します。ここではグラフィックが大きく影響するエンターテイメントの性能です。
Entertainmentの測定では、ゲーム以外でも使われるグラフィック処理と処理するデータをやりとりするシステムストレージが重視されています。
DirectX10での描画を使わないアプリケーションではGT440でも遅くはない性能です。
ベンチマーク
長さ10分 25Mbps 1920x1080 MP4 1.71GB |
ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
CPUのみ
(Q9650 3.0GHz 4Core) |
TMPGEnc Video Mastering Works5
フィルター処理 なし - あり iPhone4 960x540 4000kbps |
08:30 295MB - 33:21 295MB | 09:12 295MB - 18:39 230MB | 16:47 287MB - 37:13 286MB |
Media Espresso 6.5
iPhone4 960x640 (自動で10Mbps) |
03:50 720MB | 03:53 722MB |
高画質変換
10:33
728MB
高速変換 08:15 730MB |
究極動画変換 6
iPhone4 960x640 通常品質 (自動で1500kbps) |
08:19 145MB | 09:23 145MB | 08:16 118MB |
GT440がGTX460よりも変換が速いのは動作クロックの違いの影響でしょうか。GT440はクロックがGTX460よりも高いですが、CUDAコア数が大幅に少ない設計です。
フィルター処理でGPUの負担が大きくなる場合は、GT440とGTX460の違いが明確になります。
CPUコア数と同じように、分散処理が適している場合はCUDAコア数の多い上位のグラフィックボードが高速で、分散することが苦手な処理では数の多さよりもGPUクロックの高さの影響が大きくなることが考えられます。
フィルター処理のない変換中のGPU使用率はGT440は高く、GTX460は低く動作しています。
iPhone4の液晶サイズは960x540ですが、そのサイズを指定できるのはTMPGEnc5のみでした。
MediaEspressoが高速なのはGPUのVideoEngineが大きく使われているためです。TMPGEnc5の場合はフィルター処理を行わない場合はVideoEngineが使われていません。
究極動画変換6では、iPhone4サイズへの変換ではCPU単独で処理するよりも遅くなってしまいました。
CPUの性能が低いならGT440でもCUDAによる高速変換が十分に機能します!これは搭載されるビデオメモリがDDR5の場合です。DDR3搭載の場合は変換も遅くなる可能性があります。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
3DMARK 11
Entry 1024x600 |
E2215
Graphic Score 2075 Physics Score 3952 Combined Score 1578 |
E5219
Graphic Score 5638 Physics Score 4573 Combined Score 4217 |
3DMARK 11
Performance 1280x720 |
P1354
Graphic Score 1202 Physics Score 4584 Combined Score 1224 |
P3434
Graphic Score 3273 Physics Score 4607 Combined Score 3395 |
3DMARK 11
Extreme 1920x1080 |
X414
Graphic Score 367 Physics Score 4589 Combined Score 473 |
X1139
Graphic Score 1019 Physics Score 4602 Combined Score 1409 |
3DMARK VANTAGE
Entry 1024x768 |
E22656
GPU:21862 CPU:25426 |
E44270
GPU:45748 CPU:40357 |
3DMARK VANTAGE
Performance 1280x1024 |
P5927
GPU:4716 CPU:25809 |
P16273
GPU:13592 CPU:39864 |
3DMARK VANTAGE
High 1680x1050 |
H3717
GPU:3230 CPU:25562 |
H10860
GPU:9631 CPU:39218 |
3DMARK VANTAGE
Extreme 1920x1200 |
X2424
GPU:2315 CPU:24709 |
X7244
GPU:6949 CPU:37598 |
3DMARK06
1024x768 |
11846
SM2.0:4933 HDR/SM3.0:4732 CPU:4268 |
16010
SM2.0:5841 HDR/SM3.0:7968 CPU:4540 |
3DMARK06
1920x1080 |
8221
SM2.0:3454 HDR/SM3.0:2803 CPU:4632 |
15144
SM2.0:5940 HDR/SM3.0:7122 CPU:4293 |
3DMARK 11 はDirect X11時代のゲームに向いたベンチマークです。
3DMARK VANTAGE はDirect X10時代のゲームに向いたベンチマークです。
3DMARK 06 はDirect X9時代のゲームに向いたベンチマークです。
Direct X9 SM3.0以降の描画処理ではGT440とGTX460の性能差は2倍以上になります。SM2.0ではあまり変わりません。SM2.0は設計が古いシステムのゲームに使われています。
現行のオンラインゲームでもこのタイプのゲームでは性能の高いグラフィックボードに変えても影響はあまりなく、性能が低いと感じたらCPUやメモリ容量も疑ってみましょう。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
Heaven 2.5
1024x768 DX11 |
Min 12.1 fps
Av 21.4fps Score 538 |
Min 31.4 fps
Av 56.1fps Score 1413 |
Heaven 2.5
1920x1080 DX11 |
Min 8.1 fps
Av 11.0 fps Score 276 |
Min 16.0 fps
Av 29.9 fps Score 754 |
Heaven 2.5はGPUの描画性能に特化したベンチマークです。DX11の測定ではテッセレータの性能に大きく影響されます。
Direct X11の高画質を堪能するには高い性能のグラフィックボードが必要です。GTX460でも設定を低くしないと厳しいです。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
ゆめりあ 1024x768 | Score 42379 | Score 98751 |
ゆめりあ 1600x1200 | Score 22592 | Score 56206 |
3Dキャラクターの描画性能をスコアで表します。DirectX9のGPU性能とCPUもそれなりに影響します。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
MHF 大討伐
1024x768 |
スコア 5088 | スコア 14102 |
MHF 大討伐
1920x1080 |
スコア 2299 | スコア 6491 |
高画質3Dでのムービー性能。PCゲームのモンスター・ハンター・フロンティア・オンラインでの性能とは全く関係がありません。(ゲーム中にこういったムービー場面が出てくるわけでもない)
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
FF14
LOW (ウインドウモード) |
Score
2382
Loadtime 11139ms |
Score
3828
Loadtime 12175ms |
FF14
HIGH (ウインドウモード) |
Score
1228
Loadtime 12026ms |
Score
3162
Loadtime 11415ms |
ファイナルファンタジー14のムービー場面での性能を表します。スコアが大きいほど滑らかに映像を堪能できます。 ゲームプレイ時の操作は、ムービーとは異なったGPUの動作が大きく、あまり参考になりません。
GT440ではグラフィックボードの性能が低いので解像度の違いによるスコアの低下が大きいですが、GTX460ではCPUが性能不足となり低解像度でもスコアがあまり上がりません。ゲームによってはCPUが重要になる場合があります。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
The Last Remnant
1024x768 |
Av 97.23 fps | Av 156.74 fps |
The Last Remnant
1920x1080 |
Av 37.42 fps | Av 100.15 fps |
ラストレムナントのゲーム性能です。Direct X9での高画質3Dゲームの指標にもなります。GT440でも楽しめる性能です。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
A-Train9
1280x720 |
高画質 31.1-
27.2
-28.2-29.7 fps
低画質 87.3- 66.5 -76.0-90.4 fps |
高画質 58.5-
49.1
-59.9-53.1 fps
低画質 141.2- 87.1 -117.2-136.8 fps |
A-Train9
1920x1080 |
高画質 19.2-
17.1
-17.9-18.0 fps
低画質 47.1- 39.1 -41.3-50.2 fps |
高画質 50.8-
44.3
-48.4-45.8 fps
低画質 124.4- 79.7 -97.5-106.4 fps |
A列車で行こう9のゲーム性能です。バージョンは1.60版。シーンごとの平均FPSになります。
GT440では低解像度なら高画質設定でそこそこ、高解像なら低画質設定で快適な性能です。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
LostPlanet2 TestA
1024x768 |
DX11 Rank C /
24.2 fps
DX9 Rank B / 34.5 fps |
DX11 Rank A /
61.4 fps
DX9 Rank A / 83.7 fps |
LostPlanet2 TestA
1920x1080 |
DX11 Rank D /
14.6 fps
DX9 Rank C / 19.0 fps |
DX11 Rank B /
40.3 fps
DX9 Rank B / 51.6 fps |
LostPlanet2 TestB
1024x768 |
DX11 Rank C /
15.7 fps
DX9 Rank B / 39.2 fps |
DX11 Rank B /
46.1 fps
DX9 Rank B / 50.7 fps |
LostPlanet2 TestB
1920x1080 |
DX11 Rank D /
9.8 fps
DX9 Rank C / 19.1 fps |
DX11 Rank B /
32.8 fps
DX9 Rank B / 46.7 fps |
DX11モードではテッセレータの働きによりリアリティが増しますが、高い性能が必要です。
GT440では低解像度のDX9モードではないと楽しめない性能です。
TestAでは森の中を移動して敵を捜しながら撃つ場面、TestBでは大型のモンスターが登場する場面での性能です。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
バイオハザード5
1024x768 DX10 ベンチマークB |
Rank A
Av 70.3 fps |
Rank A
Av 77.8 fps |
バイオハザード5
1920x1080 DX10 |
Rank B
Av 37.2 fps |
Rank A
Av 62.5 fps |
バイオハザード5
1024x768 DX9 ベンチマークB |
Rank A
Av 74.3 fps |
Rank A
Av 76.9 fps |
バイオハザード5
1920x1080 DX9 |
Rank B
Av 39.0 fps |
Rank B
Av 80.6 fps |
バイオハザード5のベンチマークBでは、たくさんの敵キャラクターが表示された場面で性能です。
DX10での高解像度でも楽しめますが、画質設定を高めると辛くなる可能性があります。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
大航海時代
1280x1024 カスタム・最高画質 |
Score 824(Land)-460(Sea)-503(Character)
Total 1787 |
Score 816(Land)-460(Sea)-505(Character)
Total 1781 |
古いゲームなので今となっては軽いです。設計が古いゲームでは、解像度が低いと性能差はほとんど無くなります。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
Dirt3
1024x768 |
ULTRA Av 29.28 fps/ Min
25.05 fps
MEDIUM Av 49.56 fps / Min 43.14 fps |
ULTRA Av 73.12 fps/ Min
60.12 fps
MEDIUM Av 111.06 fps / Min 82.85 fps |
Dirt3
1920x1080 |
ULTRA Av 16.24 fps / Min
13.96 fps
MEDIUM Av 37.51 fps / Min 32.42 fps |
ULTRA Av 43.98 fps / Min
37.76 fps
MEDIUM Av 94.24 fps / Min 79.73 fps |
レースゲームでの雪道での性能です。実際のゲームに搭載されているベンチマークなので、ゲームそのもの性能が分かります。(ベンチマーク・デモの配布はありません。Windowsでは英語版のみ。)
GT440では高解像度なら標準画質でたのしめます。低解像度でも最高画質は厳しいので解像度を低く設定するよりも、解像度はモニターに合わせて画質設定を調整するのが見やすい映像になります。
オンラインゲームでは、高画質の 『The Tower of AION』や『TERA』の場合、GT440でも画質設定を調整することでそれなりにプレイ可能。ただし、VRAM(ビデオメモリ)容量は1GB必要です。要塞戦等も楽しむには、CPUの性能とシステムメモリーの容量も必要です。
ベンチマーク | ZOTAC GeForce GT440 (1GB GDDR5) | GTX460 (1GB GDDR5) |
リアル彼女
1600x1200 ハイクオリティ- クオリティ -ノーマル |
B019 - S057 - S052 | S036 - S041 - S074 |
ぱふぱふベンチ
クオリティ [ウインドウモード] |
86 ぱふぱふ | 61 ぱふぱふ |
人工少女
1280x960 |
022 | 029 |
Sexyビーチ | 205 セクシー | 244 セクシー |
レンタル彼女
ベンチマークA [ウインドウモード] |
66898 | 140129 |
3Dカスタム少女 | 50人 23 fps | 50人 28fps |
タイムリープブートベンチ
1280x960 [ウインドウモード] |
57 fps | 126 fps |
マニアックなゲーム(18禁)では効率の悪い処理を多用していることが多く、グラフィックボードよりもCPUの性能のクロック性能(コア数は関係ない)の影響を大きく受けるものが多いです。グラフィックボードも新しい設計のものよりも古いクロック数重視のタイプの方が快適な動作になることがあります。