Intel Core i7はマザーボードから大きく設計が変わる新世代のCPUです。
Core2 Quadでは、1つのCPUの中にCore2 Duoを2基搭載することで実現されていますが、Core i7では専用に設計されたネイティブ・クアッドコアを実現しています。
使われていないコアを停止して電力を抑え、負荷の高いコアのクロック性能を引き上げて効率よく動作するターボモード (Turbo Boost Technology) 機能が備わっています。ターボモードは自動オーバークロックのような機能です。安全に動作する範囲で設定されています。
Pentium4でも使われていたHyper-Threading (HTテクノロジ)の復活により、4コアで8スレッドの同時処理が可能です。
CPUにメモリコントローラーが搭載されることで、メモリアクセス性能が大幅に向上。更に、LGA1366では、トリプルチャネルのDDR3メモリでメモリ性能が大きく向上しています。メモリコントローラがチップセットではなくCPUに移ったことで、FSBがなくなり、QPIに変わりました。QPIではこれまでのFSBよりおよそ2倍の性能向上になっています。
CPUの形状やメモリコントローラの違いにより、Core2シリーズのマザーボードとの互換性がありません。
現在、Core i7は、X58チップセットのマザーボード、3枚のDDR3-1066(PC3-8500)のメモリと組み合わせる必要があります(本来の性能が発揮できないものの、マザーボードにより、半端な数でも動作が可能な場合があります)。メモリは1.65V以下で動作するものが必要(Intelは1.6Vと公表していますが、1.65Vの対応メモリが販売されているので1.65Vまでは問題ないと思われます)です。高い電圧が必要なメモリを使用するとCPUを故障させる場合もあるようですので、メモリを単独で購入する場合は注意してください。高性能メモリでは1.8Vで動作させるメモリも多い。Core i7対応3枚セットとして発売されているものであれば大丈夫です。
キャッシュは効率が向上しましたが量が少なくなったために、キャッシュを活用するロストプラネットなど一部の3Dゲーム等で、Core2 QuadやCore2 ExtremeよりもCPU性能が低下してしまう場合があります。(十分な性能があるので、プレイに問題が生じる程のことではありません)
Extremeは最上位のCPUに与えられるブランドで、オーバークロックの制限が解除されています。ただし、オーバークロックの設定はこれまでのCPUとは異なります。(オーバークロックは、失敗すると故障の可能性が大きい行為です。オーバークロックによる故障は保証の範囲外となり、無償での修理や交換はできません。)
TDP130WではCore i7 920でもターボモードとHTテクノロジを有効にしている場合、負荷時にはCore2 Extreme QX9770よりも高い消費電力になります。(Core i7 920は3DMARKなどの総合性能もCore2 Extremeより高い)
Core i7 975 Extreme Edition
クロック 3.33GHz、QPI 6.4GT/s (25.6GB/s)、TDP 130W、
キャッシュ L2 256kB(各コア)/ L3 8MB(共有)
D0ステッピング。965よりも消費電力低下。
Core i7 965 Extreme Edition
クロック 3.2GHz、QPI 6.4GT/s (25.6GB/s)、TDP 130W、
キャッシュ L2 256kB(各コア)/ L3 8MB(共有)
C0ステッピング。生産終了。
Core i7 950
クロック 3.06GHz、QPI 4.8GT/ s(19.2GB/s)、TDP 130W、
キャッシュ L2 256kB(各コア)/ L3 8MB(共有)
D0ステッピング。940よりも消費電力低下。
Core i7 940
クロック 2.93GHz、QPI 4.8GT/ s(19.2GB/s)、TDP 130W、
キャッシュ L2 256kB(各コア)/ L3 8MB(共有)
C0ステッピング。生産終了。
Core i7 920
クロック 2.66GHz、QPI 4.8GT/s (19.2GB/s)、TDP 130W、
キャッシュ L2 256kB(各コア)/ L3 8MB(共有)
D0/C0ステッピング。性能は同じだが新型は消費電力が低くなったD0が発売中。
【参考】Core2 Extreme QX9770
クロック 3.2GHz、FSB 1600MHz (12.8GB/s)
、TDP 130W、
キャッシュ L2 6MB+6MB(2コアで共有)
【参考】Core2 Quad Q9650
クロック 3.0GHz、FSB 1333MHz (10.6GB/s)、TDP 95W、
キャッシュ L2 6MB+6MB(2コアで共有)

Core i7では使用されていないコアは休止状態になります。しかし、現行のTDP130W品では残念なことにCore2よりもアイドル時の消費電力も高いです。
ターボモードにより、オーバークロックをしなくても、安全な範囲でクロックが自動で高まります。1コアはベースクロックの2倍、他はベースクロックの1倍の上昇が標準となります。オーバークロックでは、この範囲を変えることが可能です(ただし、故障リスクが高まり、保証も消える)。
HTテクノロジ(Hyper-Threading)により、4つのコアで8つのスレッドを同時処理が可能になりました。しかし、物理的なコアは4つなので、処理するスレッド数が少ない場合はコアが共有されることで処理が遅くなる場合があります。遅くなるデメリットよりも速くなるメリットが大きいので、特別な理由がない限りHTを無効にする必要はありません。
ターボモードとHTテクノロジは、BIOS設定で無効化にすることができます。無効にすることで負荷時に50W程度消費電力が少なくなるようですが、負荷のかかっている時間が長くなるので全体の消費電力には影響が少ないです。(消費電力が増えても短い時間で処理が終われば一連の消費電力は高くならない)
消費電力比較
Core i7 Extreme 965 >Core i7 940 >Core i7 920 >Core 2 Extreme QX9770 >Core 2 Quad Q9550
性能比較
Core i7 Extreme 965 >Core i7 940 >Core i7 920 >Core 2 Extreme QX9770 >Core 2 Quad Q9550
Core 2 Extreme QX9770は10万円以上のCPUですが、Core i7 920は3万円のCPUですので、新しく導入する場合はかなりお買い得感があります。しかし、Core2 Quadとは互換性が無く、システム変更には高価なマザーボードと3枚のDDR3メモリが必要になるため安くはありません。
電源は最低300Wが必要です。ビデオカード等の構成により必要な電源容量は異なります。参考としては、一般的な構成では500W、高性能ビデオカードを搭載するなら600Wが安心です。高性能なビデオカードを複数搭載する場合は800W以上の電源が必要になる場合もあります。
※価格と構成は変わる場合があります。最新の情報は直接リンク先のお店でご確認ください。
Endeavor Pro7000
基本構成価格 179,970円〜
内部にアクセスしやすい大型のアルミPCケース、発熱の高いPCパーツもしっかり冷却。フロントからHDDの交換が可能。日本の老舗メーカーBTOで安心のサポート。
ハイエンドゲームPCブランド「G-Tune」
G-Tuneはゲーム目的に最適なブランドPCです。
CPU Core i7 920、VGA GeForce 9800GTX+、メモリ 3GBで 129,990円〜。
CPU Core i7 920、VGA GeForce 9800GTX+、メモリ 3GB、ブルーレイドライブ搭載で 144,900円〜。
CPU Core i7 940、VGA GeForce GTX260 SLI、メモリ 12GB、 Windows Vista Ultimate with SP1 64-Bit、ブルーレイドライブ搭載で 269,850円〜。
CPU Core i7 965 Extreme Edition、VGA GeForce GTX285 SLI、メモリ 12GB、Windows Vista Ultimate with SP1 64-Bit、Intel SSD 80GB+1TB HDD、ブルーレイドライブ 搭載で399,000円〜。
CPU Core i7 920、VGA GeForce 9800GT、メモリ 3GBで 129,980円〜。
CPU Core i7 920、VGA GeForce 9800GTX+、メモリ 3GBで 139,980円〜。
CPU Core i7 940、VGA GeForce 9800GT、メモリ 3GB、ブルーレイドライブ搭載で 189,980円〜。
CPU Core i7 965 Extreme Edition、VGA GeForce 9800GT、メモリ 3GB、6倍速ブルーレイドライブ搭載、80GB SSD+1TBHDD搭載で299,980円〜。
フェイス INSPIRE
CPU Core i7 920、VGA GeForce 9800GTX+、メモリ 3GBで 99,690円〜。24型ワイド液晶セットで119,800円〜。マザーボードにASUSTek P6T Deluxe X58、真っ赤な筐体モデルが119,700円〜。
CPU Core i7 940、VGA GeForce GTX285、メモリ 3GB、M/B ASUSTeK P6T Deluxeで 179,700円〜。
CPU Core i7 940、VGA GeForce 9800GTX+ SLI、メモリ 3GB、M/B ASUSTeK P6T Deluxe、ブルーレイドライブ搭載で 279,799円〜。
CPU Core i7 965 Extreme Edition、VGA GeForce GTX285、メモリ 3GB、M/B ASUSTeK Rampage 2 Extremeで349,700円〜。
ドスパラ Prime Galleria Z −プライム ガレリア Zシリーズ
CPU Core i7 920、VGA GeForce 9800GTX+、メモリ 3GB、Windows XP Home(Vistaも選べます)で 129,980円〜。
CPU Core i7 920、VGA GeForce GTX285、メモリ 3GB、で 149,980円〜。
CPU Core i7 965 Extreme Edition、VGA GeForce GTX295 、メモリ 3GB、Windows XP Home(Vistaも選べます)で299,980円〜。
CPU Core i7 920、VGA GeForce 9800GTX+、メモリ 3GB、Windows XP Home(Vistaも選べます)で 129,980円〜。
CPU Core i7 920、VGA NVIDIA Quadro FX570、メモリ 3GB、Windows XP Professional (Vistaも選べます)で 139,980円〜。
CPU Core i7 920、VGA NVIDIA Quadro FX570、メモリ 12GB、Windows XP Professional x64 Edition (Vistaも選べます)で 159,980円〜。
32bitのWindowsではメモリが約3GBまで(構成により、もっと少なくなる場合もある)しかシステムで使用できません。Core i7では64bit環境でより高い性能を発揮します。多くの32bitアプリケーションは64bitのWindows Vistaでも高い互換性で動作しますが、一部動作しない場合もあります。(Windows XPの64bitはVistaよりも低い互換性のためおすすめできません)
高性能パソコンでもWindows XP搭載モデルがありますが、もったいない(高い性能を生かし切れない)です。XPも使う必要がある場合は、使い分けはいかがでしょうか?
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