ディスプレイモニターとは映像を映し出す装置です。PC本体のビデオカードや描画機能が作り出した画像を表示します。
昔は画質重視ならCRT(ブラウン管タイプ)が主流でしたが、現在はプロ用モニターでさえも液晶に置き換わっています。価格も、液晶だから高いということはなくなりました。モニターとしては価格が安くなりすぎており、質の悪さが目立ってくるようになりました。
モニターには数値で表せるスペックと数値では表せない実際の表示画面があります。スペックの見方はここで解説しますが、それ以外の要素による影響も多いのでできればお店で実際に確認することをおすすめします。
お店で確認するときはお店の環境も考慮する必要があります。例えば、電気の明るさや位置により光の反射具合やモニターの明るさが確認できます。お店の電気はかなり明るいのでモニターの明るさが足りなく感じるかもしれませんが、実際の使用ではモニターが明るすぎて輝度を落として使用することが多いかと思います。当然、モニターの設定も重要です。設定が変われば見え方が大きく異なってしまいますので、お店で確認するときは設定も見せて貰いましょう。分からない場合は初期設定に変更するのがベターです。また、信号の分配による劣化などモニターに出力される映像自体の問題もあります。お店で見比べると、鮮やかに見えるものを選びがちですが、実際に常用する場合不自然さが目立ってしまうことがあります。
また、お店で見ても直接確認できない隠れた良さというものもあります。それについてはメーカーのサイトの商品の特徴に書かれていることが多いので、必ず目を通しましょう。
16:9液晶は動画に最適?
現在、テレビと共通化できる液晶パネルを使った16:9モデルが増えており、動画に最適と謳われております。16:10モデルではハイビジョン映像のアスペクト比固定の拡大表示やドット・バイ・ドット表示に於いて上下に何も表示しないスペースが生じてしまいます。けれども、あくまでもハイビジョンを見るためのテレビやAV機器として使うのでなければ、上下のデスクトップスペースが狭くなることに注意してください。また、液晶の広さが16:9なだけで、動画再生用の機能を搭載せずに動画に最適と謳っている製品もありますのでご注意ください。良いモニターの16:10WUXGAは16:9フルHDの上位モデルです。しかし、低価格モニターの16:10はドット・バイ・ドットに対応してないために16:9のコンテンツを正しく表示できない(縦に引き延ばされてしまう)ものがあります。
白が黄色く見える
白色の色味は色温度で決まります。モニターの設定で色温度を紙の白と同じ色味になるように変更してみてください。黄色く見える場合は色温度を高く、青く見える場合は低く設定します。sRGBの色温度の標準は6500Kと低いため、環境光に青系の蛍光灯を使用していると黄色く感じてしまう原因となります。また、写真の白の色味はカメラ側でのホワイトバランス設定の影響があります。その場合は写真編集ソフトで写真の色温度を変更してみてください。
HDMIで正しく表示されない
HDMIはAV機器の解像度に対応しており、PC独自の解像度に対応できていない場合があります。PCの接続が非サポートとなっている場合がありますのでご注意ください。解像度を1920x1080等、AV機器のもつ解像度に合わせると表示可能な場合があります。また、HDMIは映像以外の信号も同時に扱うため、DVI-DとHDMIの変換接続では不具合が生じることがあります。
目が疲れる
明るさなどを環境に合わせて調整することで緩和することができます。詳しくはこちら
DVDをフルスクリーンで見ると汚い
DVDの解像度は720x576または720x480の情報しかありません。ディスプレイは15型で1024x768〜24型ワイドで1920x1200が主流です。フルスクリーン表示すると小さな映像を大きく引き延ばして表示するため、ギザギザが目立つ、輪郭がボケるなど見にくい映像になってしまいます。BDやHD DVDでは、映像が1920x1200の情報があるため、高解像度のディスプレイで綺麗に観賞することができます。これはテレビでも同じ事で、フルハイビジョンテレビでアナログ放送やDVDを見ると引き延ばし表示になるため、ハイビジョンではない大型テレビで表示するよりも汚く感じます。PowerDVDなど高画質化機能のある再生ソフトを使うことで改善する場合があります。
評判の良いディスプレイなのに文字や画像がボケて見える
映像の善し悪しはディスプレイだけでなく、ビデオカードによっても変わります。組み合わせが同じでも、アナログ接続とデジタル接続でも変わります。液晶の場合は異なる解像度のフルスクリーンでは画素に合わない分が滲みとして見えてしまうことがあります。液晶パネルの解像度とPCの出力する解像度を合わせてデジタルで接続することで輪郭はクッキリと表示されます。
ゲームで表示が遅い
主にディスプレイではなくパソコンの性能不足です。 TN液晶パネルは黒
→白→黒の応答が速いですが、中間の階調がかなり遅くなるものがあります。操作したときの反応にずれが生じる場合は応答速度とは別の部分で発生している場合があります。
高い支持を得ている業務モニターの技術を生かし、個人向けで必要となる使いやすさと画質を低価格で実現。高い品質で高画質を長期間維持します。趣味でも仕事でも長く使うモニターとしてお勧めです。5年間保証(一部、3年間保証)です。独自の調光機能や画質変更モード使いやすいスタンドの開発など、単なる液晶パネルの組み立てではなくPCモニターとして最高に使いやすい製品作りに取り組んでいます。
他社OEMによるパネル自体の性能品質は仕方がない部分がありますが、モニターとしては使ってみると分かる使いやすさと日本品質!また、多くのメーカーがテレビ品質になりつつありますが、PC本来のディスプレイモニターとしての品質を保っています。
あまり使わない、普通ので良いという方に人気です。安く済ませたつもりでも、短期間で買い換えが生じると良いモデルを買うよりも高くなってしまうことがあります。アイオーデータでは3年間保証で低価格でも安心です。
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HDMIを搭載し16:9の23.6型ワイド(1920x1080) LCD-MF242X。オーバードライブ搭載で応答速度2ms、DCR搭載で10,000:1の高コントラスト。低価格でもアスペクト比固定表示に「フルスクリーン」と「固定拡大」の他、「ドット・バイ・ドット」表示にも対応。入力はHDMIの他、デジタルDVI-DとアナログD-Subを装備。価格は32,800円。
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AV機器の表示で上下の黒帯が表示されない16:9(1920x1080)の21.5型ワイド液晶パネルを使用したLCD-MF221X。HDMI(1.2a)入力端子を装備し、地デジチューナーやレコーダーを接続して楽しむことができます。I/P変換回路搭載によりインターレース映像も滑らかに表示。PC接続はデジタルDVI-DとアナログD-Subの2系統。価格は24,800円。
・LCD-MF221XBR(ブラック)|LCD-MF221XWR
(ホワイト)
地デジ搭載のLCD-DTV222XBR。16:9(1920x1080)の21.6型ワイド液晶に、地デジチューナーを搭載。HDMIやD端子などAV接続も可能。PinP機能搭載でPC画面の上に子画面でTVを表示することができます。I/P変換回路搭載によりインターレース映像も滑らかに表示。B-CASカードとリモコン付属。B-CASカードスロットはイタズラと盗難防止機構。地デジ性能は、電源ONから視聴まで約5秒、チャンネル変更は約2秒のクイックレスポンスを実現。価格は49,800円。
・LCD-DTV222XBR(ブラック)
16:9の18.5型ワイド(1366x768)LCD-A191EW が新登場! ワイドは大きすぎるが少し横を広げたい。そんな要望に適ったモニターです。アスペクト比固定拡大機能搭載。入力はアナログD-Sub1系統のみ。価格は15,800円。
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19型ワイド(1440x900)LCD-AD192X、LCD-AD191X、LCD-ADX193Xが手頃な価格の17,800円に!4:3の17型モニター(1280x1024)よりも縦が狭くなってしまいますが、横が広いためアプリケーションの操作がやりやすくなります。小さな解像度の映像も表示が崩れないアスペクト比固定拡大機能搭載。LCD-AD193Xは光沢のないノングレアパネルが採用されています。
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最新のスペックで人気のあるBenQも3年間保証!
・ベンキューダイレクト(BenQ Direct)
大人気はコントラスト比が10000:1でクッキリなE2400HD。黒帯が出ない16:9(1920x1080)の24型ワイド液晶、中間応答速度2ms。接続はD-SubとDVI-Dの他にHDMIを装備。価格は49,800円。世界初21.5型フルHDのE2200HD は34,800円。
sRGBやAdobeRGBは表現できる色空間を表します。AdobeRGBでは深い緑と深い赤や爽やかな青色などsRGBでは表現できなかった広い範囲の色を表現できます。AdobeRGBでも実際に識別できる色域よりも狭いですが、ほぼ違和感を感じなくなる色域をサポートしています。
現在普及しているモニターの多くはsRGB対応で、最先端のモニターではAdobeRGB対応に変化しつつあります。
AdobeRGBの広い色空間を完全に再現するのは難しく、対応しているモニターではAdobeRGB比○○%やAdobeRGBカバー率○○%と表記されます。両者の違いは、AdobeRGB比はAdobeRGBの色空間からずれている領域も数値に含まれ、AdobeRGBカバー率ではAdobeRGBの領域をどこまで再現できるかを表す違いがあります。
AdobeRGBはプリンターが印刷できる色空間に近く、モニターでの編集と印刷物の色合いの差(印刷ではモニターよりも広い範囲を印刷できますが、モニターではその色空間を表示することができなかった。特に風景写真はモニターで見るよりも印刷した方が深みがあり綺麗に見える)を埋めるべくして登場しています。対応した機器間で、色(写真など画像)の保存、表示、印刷までを統一することができます。
AdobeRGB比100%はAdobeRGBを100%再現できるとは限らないことに注意が必要です。AdobeRGBカバー率100%は100%の色空間を再現することができます。AdobeRGBの比率では対応していない部分を含めた数字の誤魔化しができ、カバー率では誤魔化しのできない対応力を表しています。一般的にはArobeRGB比で表記され、ナナオではカバー率で表記されています。(ナナオのAdobeRGB対応モニターは、EIZO Flexscan SXシリーズとColorEdgeシリーズ)
また、AdobeRGB対応モニターではsRGBを完全再現することができない(モニターの色空間を制御できない)場合があります。こちらも、ナナオではAdobeRGBとsRGBの色空間の切り替えが可能になっており、どちらも正しい色で表示することができます。
デジタルカメラで色空間をAdobeRGBに設定して撮影した場合、AdobeRGBに対応していない(sRGBの)モニターでは色合いが異なって見えてしまうことに注意してください。Photoshop等でAdobeRGBの元画像をsRGBに変換(sRGBからはみ出す色情報をsRGBの範囲内に収める)することで解消されます。
モニターのスペックで公開される明るさは輝度で表されますが、最大輝度で使うことは少ないことに注意してください。モニターにより、輝度の変更に制限が大きい場合があります。
あまり明るさを下げることができないモニターや明るさを変更すると色合いも崩れてしまうもの、コントラスト50%が標準で、高くすると白くなってしまう、低くするとグレーになってしまうものも中にはあります。
色合いを整えるのに、どのモニターでもキャリブレーションが可能な周辺機器が発売されていますが、そのモニターの表示できる範囲でしか調整できないことに注意してください。
プリンターとの色合わせに於いても、プリンターではなくモニターでの表示が正しく行えていない場合があります。モニターでの明るさ・コントラストの変更や色温度の設定を変えるなども試してみてください。プリンターに詰め替えインクを使用している場合は本来の色とは違っていることが多いですので、画質を重視するなら純正品をお使いください。
色合いがおかしく感じる理由に、環境の色温度とモニターの色温度が合っていないことがあります。色温度が変更可能なモニターでは変更してみてください。白が黄色く見える場合は色温度が低すぎ、青く見える場合は高すぎていることがあります。
電球や太陽光は色温度が低く、蛍光灯や曇り空では高くなりますので、モニターも同じ色温度に合わせることで白を白く見ることができます。(低価格モニターに多い色ズレを起こしているモニターの場合は修正できません)
環境に合わせた明るさに設定してください。これだけでかなり緩和されます。
反射が激しい場合や、モニターの後ろが明るい場合はモニターの明るさは明るくし、薄暗い場合は明るさを下げます。安いモニターでは明るさをほとんど下げられない場合や、明るさを変えると見え方が大きく崩れてしまうモニターもあります。
高さや向きを見やすい位置に調整してください。肩から首の血行を悪くさせないことで目の負担も和らげることができます。
高価なモニターでも液晶パネルの種類によりギラギラ感が目立ってしまうモニターがあります。輝度とコントラストが高いモニターがこの傾向にあるようです。そのようなモニターでも輝度とコントラストを低くすると疲れが緩和されます。
目の疲れには首の血行も影響します。首が疲れにくい位置に調整できるスタンドのものを使用したり、休憩時に大きく首を回しましょう。
液晶モニターにはデジタル接続とアナログ接続が存在します。同様にパソコン側にもデジタルとアナログが存在します。
アナログではノイズの影響を受けてしまい、ビデオカードの性能やケーブルの品質の影響により映像がぼやけやすくなりますが、デジタルではノイズの影響を受けないためにクッキリ表示されます。
デジタルに対応している端子はDVI-DとDVI-Iです。DVI-Iはデジタルとアナログの両方に対応しており、デジタルとして接続するときはDVI-Dと同じと思ってください。DVIデジタルケーブルで接続します。
アナログに対応している端子はD-Sub 15ピン(アナログRGBやVGAと呼ぶこともある)とDVI-Iです。DVI-IとD-Sub 15ピンの接続には変換ケーブルを使用します。D-Sub15ピンにはミニと2列タイプがありますので形状に注意してください。
多くのモニターがPCとHDMIで接続することを保証していません。HDMIは映像の他に音声信号なども一緒に入出力される規格のため、仕様に幅があり規格通りに作られていても相性が発生しやすいようです。AV機器のHDMIをDVI-Dに変換してPCモニターに接続することもサポートされていません。(試せば動作する場合もありますがトラブルが起きてもサポート対象外となります)
HDMI変換型のビデオカード(PC出力)とモニターのDVI-D接続でも相性が発生する場合があります。特に、HDCP非対応の古いモニターで発生しやすいようです。
HDCP非対応のモニターで、ブルーレイや地上デジタル放送などが表示できないのは不具合ではありません。保護された映像などコンテンツには信号をコピーさせないためのHDCPに対応している必要があります。
一部のビデオカードとモニターを組み合わせた場合に、Windowsが起動してグラフィックドライバが読み込まれるまでデジタル映像が表示されない場合があります。この場合、モニターとビデオカードが2系統の入出力コネクタがある場合、デジタル(DVI-D)とアナログ(D-Sub)の両方を接続することで、起動するまで(BIOS画面など)はアナログで表示され、起動後はデジタルで表示させることが可能になります。Windows起動後はデュアルモニターとして認識されますので、ビデオカードの設定でアナログ接続側を無効に設定します。
アナログのD-Sub出力では相性は滅多にありません。
液晶ではサイズが大きくなるほどドット不良が起こりやすくなります。ドット不良とは特定の画素(ドット)で特定の色が点灯しないまたは常に点灯してしまう不良画素のことです。
正常に動作しない不良画素ではありますが、液晶の製造技術上、完全になくすことはできず、製造過程では問題が生じなくても、流通過程で生じてしまうことがあります。使用中に発生したり、反対に直ってしまうこともあるようです。
液晶パネルの性質上、ドット不良は回避できない問題のため、多少のドット不良は不良扱いにしません。分かる方には、トリニトロンCRTのダンパー線の方がよほど目障りに感じていたと思います。もし、不良扱いにしてしまうと、液晶パネルの価格が数倍に跳ね上がってしまいます。デジカメなどの大きくて少ない液晶パネルでは目立ってしまいますが、PCディスプレイのドット不良はよく目を懲らさないと分からない程度のものですので、通常は不良品として交換されません。この問題は、液晶に代わる次世代パネル技術に期待しましょう。
液晶では画素の大きさが固定であり必然的に解像度も固定されます。低解像度でのフルスクリーン表示は複数の画素を一纏めにして発光しているので画像が荒くなります。CRTでは柔軟に解像度の調整が可能です。
液晶の高画質化と低価格化が進んだことから現在はCRTの多くが生産終了になっています。
・薄くて軽い
・消費電力が少ない
・チラツキが無く目に優しい
・画素数=解像度となり、推奨解像度以外では正しく表示できない
・画素による発色なので滑らかさに欠ける。その代わりにクッキリ感がある。
・正面に発光するため、斜めなどから見ると色が崩れたり見えなくなる。(この問題は大幅に改善済み)
・大きくて重い
・消費電力が大きい
・常に画面を上から順番に書き換える必要があり、チラツキが発生する。(書き換え回数であるリフレッシュレートを上げれば目でチラツキの判別ができなくなる)
・ブラウン管で光を伸ばして調節するので、多くの解像度に柔軟に対応できる。
・光が拡散するので斜めからでも判別できる。
・光の三原色であるRGB各色の強さを調整して色合わせが行いやすい。
・光を曲げて映すため、色ずれやにじみなどが発生しやすい。
※注意:サンプル画像は分かり易く表現したイメージです。実際の見え方はディスプレイモニターにより異なります。また、スペック上の数値は測定方法などにより誤魔化しが可能なこともあり、高い数値を持つ製品が低い数値の製品に劣ることもあります。
B-CASカードとはデジタル放送を視聴するために必要なカードです。デジタルTVチューナーを搭載したモニターなどには標準で付属します。コピーできない仕組みを持った機器にしかカードを許可しない仕組みになっています。一部、海外製など許可を得ていない機器でB-CASカードが添付されないで販売されるものがあります。
TVやチューナーでは赤色はBS/CS/地デジの共用カードで、青色は地デジ専用カードとなります。CATV受信機ではオレンジ色のカードを用います。カード(形状や有無など)は将来変更になる可能性があります。
中古では、正規の買い取ではB-CASカードを一緒に取り扱うことができない(製品とは別の貸し出し扱い)ためB-CASカードが付属しない場合があります。
※B-CASカードをB-Cashカードと誤って表記しておりました。お詫びして訂正いたします。ご指摘ありがとうございます。
TN方式
○応答速度が速くて価格が安い
×視野角が狭くて画質が悪い
安さ重視でビジネスアプリケーション向け(一部、動画向けに画質改善もあり)
VA方式
○コントラスト比が高く応答速度も高められる
静止映像から動画までバランスがよい
色の再現性や視野角などが大きく改善され現在の主流
IPS方式
○色再現性に優れており視野角も広い
×応答速度が遅くて価格が高い
写真やグラフィックスなどデザイナー向け
評判の高い日立などは事業撤退したため、現在はこの分野でもVA方式が使われることが多い
現在生産されているIPSパネルの多くは動画向けに改良されたモデルです。(静止画品質が昔のIPSに劣る)
現在はVA方式でも視野角が広く画質の安定性が高められたものや、IPS方式でも応答速度が高められたものが増えています。そのため、昔のIPS液晶モニターよりも現在のVA液晶モニターが勝ることがあります。パネル方式で選ぶよりも、液晶モニターとしての作りが重要です。
映像の細かさののことです。解像度が高いほど滑らかに表現できます。同じ画像を同じ面積のモニターで表示すると解像度が高いほど画像が小さく表示されます。(ギザギザ感が目立たなくなる)
表示面積が広いほどより多く表示できるので、大きなモニターほど表現できる解像度は高くなります。(液晶であれば画素数が増やせる)
大きなモニターで高い解像度と小さなモニターでそれなりの解像度を比べると、表示面積が広がるだけで滑らかさは変わりません。表示面積が広がるとたくさんのウインドーや文字を表示することができます。
例:面積(インチ)が同じなら1024×768よりも1280×1024の方が滑らかな映像
←高 解像度 低→
拡大も縮小もしないで映像ソースに忠実な1:1での表示。異なる解像度でも表示が歪まない。
1920x1200のモニターで1920x1080のハイビジョン放送を表示したときに上下に空白が生まれます。対応していない場合は上下に引き延ばされてしまうため形が歪んでしまいます。
←中央がドット・バイ・ドットでの表示
低い解像度の映像で縦または横の小さい方に合わせて比率を崩さずにフルスクリーン表示を行います。
無理に拡大するため等倍表示よりもぼやけてしまいますが、通常のフルスクリーンではさらに歪みも生じてしまいます。ドット・バイ・ドット表示に対応している場合はこちらにも対応していることが多いです。
現在ではモニターが対応していなくても、ビデオカードの機能で余白分の信号を送ることで同じ表示を行えることがあります。
←中央がアスペクト比固定の拡大表示
モニターの性能が一番発揮できる解像度です。普段はこの解像度で使用します。液晶では推奨解像度と最大解像度が同じです。
複数の情報を同じ画面に表示するならばワイドモニターが使いやすい。
WUXGA(1920x1200)
フルスペックハイビジョン映像が縮小せずに表示できます。24型ワイドではA4用紙(縦)を2枚並べて実寸での表示ができます。主に24型ワイドで搭載されています。広さに余裕があり快適です。
1920x1080(16:9)
テレビとの共通化で低価格な高解像度。動画をフルスクリーンで表示する場合はちょうど良いのですが、ウインドー表示やPCゲームのフルスクリーンで使う場合は縦が狭くなることに注意。タスクバー3段分狭くなります。
WSXGA+(1680x1050)
ガジェットなど様々なツールを表示しても使いやすい広さです。ウインドーを横に2つ並べての作業もやりやすい。
WXGA+(1440x900)
縦が狭いワイド表示です。ガジェットは表示できますが窮屈に感じます。主に19型ワイドで搭載されています。
UXGA(1600x1200)
たくさんのウインドーを表示しても余裕のある広さです。主にグラフィック制作で選ばれています。
SXGA(1280x1024)
一般的な広さです。アプリケーションの最大化表示では広く使うことができます。
XGA(1024x768)
最大化表示が基本となる広さです。ウインドー表示では窮屈に感じます。
SVGA(800x600)
Windows XPでの最低解像度です。最大化しても表示しきれないアプリケーションがあります。狭すぎて実用になりません。
CRTでは推奨解像度よりも高くして使うことができます。ただし、表示が歪みやすくチラツキも発生しやすくなります。
液晶パネルでは画素が固定となっているため、推奨解像度が最大解像度となります。小さな解像度の映像フルスクリーンでを正しく表示するにはドット・バイ・ドットやアスペクト比固定機能が必要です。
CRTでは左から右に、上から下に向かって順次画面が書き換えられていきます。このうち、垂直周波数をリフレッシュレートといい、この値が高いほどチラツキが目立たなくなります。
これらは解像度が高くなるほど書き換えが細かくなり遅くなります。その為、高解像度ほどチラツキが目立ちやすくなります。
液晶では関係ありません。
例:CRTでは垂直周波数が60Hzよりも80Hzの方がチラツキが目立たない
明るさの最大値です。この値が大きいほど明るく表示できます。現在のモニターは十分明るいため、通常はこの値よりも輝度を下げて使います。
例:200cd/mよりも300cd/mの方が明るく表示できる
←高 輝度 低→
安いモニターでは今でもフルカラー(1677万色以上)の表示ができないものがあるのでお気をつけ下さい。
白と黒の明るさの違いです。差が大きいほど白と黒の違いがハッキリし、映像がクッキリと鮮やかに表現されます。
例:500:1よりも1000:1の方がクッキリ見える
←高 コントラスト 低→
液晶の場合は画素と画素の間隔です。CRTは画素ではありませんが同じことを意味します。小さいほど細かいことを意味します。同じ解像度ならサイズが小さいほど設置面積が狭くなりますが画素ピッチも小さくなります。
画素ピッチが小さいと同じ大きさの文字や画像などが小さくなり、見づらくなる場合があります。視力が弱い方、距離を遠ざけて使う方には画素ピッチが大きい方が使いやすくなります。
例:0.3mmよりも0.2mmの方が細かくて性能がよい
水平方向と垂直方向で正常に見える範囲です。液晶では正面に光が飛ぶため、この範囲が狭いと少し顔を動かしただけで正常に見えなくなることがあります。水平方向に170°あれば問題はないでしょう。
同じ数値でも測定方法により実際の見え方が異なります。斜めから正しく見える必要がある場合は数値ではなくIPSパネルのものをお選びください。現在はVA方式でも十分に使えるようになりましたが、TNパネルは現在でも見た目が変化しやすいですのでご注意ください。大きく色合いが変わってしまうようなモデルはほとんどなくなりました。
例:160°よりも170°の方が正しく見える範囲が広くて性能がよい
←広い 視野角(斜め横から見た場合) 狭い→
白→黒→白 にかかる時間ですが中間応答速度を応答速度として表記しているメーカーもあります。短いほど速くなります。この速度が遅いと古い画像が残像として目立つことがあります。
この速度はメーカーにより計り方が違うため、異なるメーカーを単純に比べることができません。液晶パネルではTN>VA>IPSで、最新のTNではとても滑らか、VAでも問題なし、IPSはまだ遅さがきになります。動画を鑑賞する場合、中間応答速度が8ms以下が目安です。
ゲームで残像が残る場合は応答速度ではなく、単純に描画処理が間に合わずに遅くなっていることがあり、その場合はモニターではなくビデオカードやパソコンの性能不足が考えられます。次世代DVDでも高性能なCPUが要求されます。
動画向けでは応答速度の向上だけではなく、黒挿入やコマ数アップなどの技術により残像感を減らしていることもあります。
ゲーム機の接続は、高解像度なモニターでは映像処理に時間がかかり、ゲーム操作が映像に反映されるまでに僅かなタイムラグが発生します。映像処理をスキップさせることでタイムラグを無くして表示するスルーモード対応のモニターがあります。(ナナオEIZO FlexScan HD2452W/Foris FX2431)
例:40msよりも20msの方が応答が速くて性能がよい
液晶に最適な接続DisplayPortが登場しました。HDMIのように映像と音声を同時に扱えますが、HDMIはCRT方式のRGB+クロック信号なのに対して、DisplayPortでは必要な信号を直接送るパケット方式で通信することができます。また、30型ワイドの大画面高解像度(WQXGA)の表示にも標準で対応しています。低価格で搭載することが簡単なので、これから増えてくることが予想されます。
デジタル接続にはDVI-D(DVI24pin)が使われています。またはアナログとデジタル兼用のDVI-I(DVI29pin)が使われています。DVI-DにHDMI出力のゲーム機などを接続できる変換アダプタも発売されています。
テレビチューナー搭載型ではHDMIが使われていることがあります。HDMIは映像信号はDVI-Dと互換性があり、標準でHDCP対応、音声信号も同じケーブルで入出力ができます。主にAV機器接続用に搭載されています。
アナログにはD-Sub15pin(アナログRGB)が使われています。
CRTにはアナログのノイズを低減した5BNCも使われています。その場合はD-Sub15pinを5BNCに変換ケーブルを利用するのが一般的です。(5BNC出力のビデオカードはとっても高価)
基本的にデジタル接続が可能であればデジタル接続が一番綺麗です。(ビデオカードの質が悪いとノイズで誤魔化されるアナログの方が綺麗に見えることがあるらしい)
出力(ビデオカード)がDVI-Iで入力(モニター)がD-Sub15pinならDVI-I→D-Sub15pin変換ケーブルを使います。
出力がDVI-Iで入力もDVI-Iでデジタル接続するのならDVI-D(DVIデジタル)ケーブルを使います。
出力がDVI-Iで入力がDVI-Dの時も同様です。
出力がHDMIで入力がDVI-Dの場合は変換ケーブルや変換アダプタを使います。
出力がD-Sub15pinで入力がDVI-Dなら接続は不可能です。(アナログをデジタルにするのは不可能)
例:アナログよりもデジタルの方がノイズの影響を受けずに綺麗に表示できる

ビデオカードの出力端子
青:D-Sub15Pin(VGA/アナログRGB端子とも言う)
白:DVI-I(ディスプレイの入力端子に合わせて、DVI-DまたはDVI-I→VGA変換ケーブルで接続する)
黒:TV出力用S端子(ディスプレイ接続には利用できない)
※組み合わせはビデオカードにより異なる
D-Sub15Pin D-Sub15Pinにはピン配列が2列タイプの物(MIDI/ゲームポート)もあるが、ディスプレイ用には横幅が短い3列タイプを使用する。D-Sub15Pin(ミニ)と記載されることもある。

DVI-D 左はデュアルリンク(2560x1600の解像度まで対応)、右はシングルリンク(1920x1200の解像度まで対応)。シングルリンクは大きな解像度の情報を送るだけの能力がないだけで画質には影響しない。

ディスプレイ背面 この場合はデジタルならDVI-Dに接続。アナログならD-Sub15Pinに接続する必要がある。
デジタル映像の保護技術。デジタル信号の不正録画などを防ぐための機能です。HDCPに対応していないと、次世代DVDやデジタル放送など保護された映像を表示させることができません。ブルーレイドライブや地デジチューナーを使用する場合に必要です。
映像を入力するディスプレイモニターと出力するビデオカードの双方が対応していないと機能しません。
2007年以降の機種はデジタル入出力端子の多くが対応しています。2入力対応のモニターでは片側しかHDCPに対応していない場合があります。HDMIは標準でHDCP対応ですが、形状だけHDMIにしてHDCP対応ではないおかしな製品が中にはあるかもしれません。
液晶は傷が付きやすいので保護パネルを使います。主にオプション扱いとなります。メーカーによって、ノングレアまたは光沢を選択できることがあり、EIZOでは1枚のパネルでノングレアと光沢を使い分けられる保護パネル用意されています。
ノングレア
光沢が無く光の反射が少なく目に優しい。
文字を読むことが多いPCではこちらを選びましょう。
光沢
光を拡散させることでドットの粗が目立たなくなるため美しく感じるが見づらくなる。
反射する光がない場合やテレビのように離れてみる場合はこちらも悪くはないです。
ノングレア+光沢
表面と裏面で異なる見え方の特殊な保護パネル。

左が保護パネルなし、右は光沢パネル。ノングレアは左とほぼ同じ見え方になります。
※ナナオの保護パネルFPシリーズのノングレア面は半光沢(ツヤはあるが反射が少ない)となります。
光沢パネルは動画を見るときは綺麗に見えますが反射が激しいので疲れる原因となります。
現在のナナオの保護パネルは反対面をノングレアとして使用可能。
モニターを支える柱です。液晶では高さの調節が可能なものがあります。スタンドをこだわって開発しているメーカーは少数ですが、見やすさや疲れにくさに大きな影響があります。調整できるスタンドを使うと首や肩が疲れにくくなります。オフィス用途では重視して欲しいものです。

ナナオ EV2023WのFlexStandは設置面積が狭くても、高さや角度の調整範囲が広い。高くすると後ろから覗き込む場合も見やすい。
チルト角度
上向き下向きを変えることができます。作りが悪いと不安定で倒れそうになるものがあります。低い位置で上向きにすると首を動かす範囲が狭くなり疲れにくくなります。
スウイーベル角度
横方向の向きを調整することができます。液晶は軽いのでこの機能を持たないスタンドが多いです。
多くのモニターにスピーカーが搭載されていますが、ハッキリ言っておもちゃです。余った空間に取り付けられただけであり、1000円ほどのスピーカーを買ってきて使った方がマシです。
テレビ機能や動画再生用に作り込まれているモニターではしっかりとしたスピーカーが搭載されているものもあります。
スペックではありませんが、液晶で気になるのが画素欠けです。画素欠けとは正常に機能しない画素のことです。色が写らない、常に同じ色に光っているなど。これらは製造上回避できない問題であり、不良品にはなりません。また、出荷時は問題なくても、輸送時や販売店の取り扱いなどの衝撃により発生することもあります。
見て分かることなので不良品とするべきだという人もいますが、すべてを不良品にすると液晶の価格が数倍以上に跳ね上がってしまいます。画素欠けが気になるのであれば、信頼できるメーカーのものを選ぶと良いでしょう。(それでもほとんど運になります。)また、高級機では画素欠けのあるものを検査時に弾いて出荷しないといったこともあるようなので、良いものは高いと言うことですね。
画素欠けに納得行かない人は、中古で販売し購入し直すと良いでしょう。画素欠けを明記の上オークションやフリマで販売するとあまり損をしないで済むかと思います。(画素欠けは用途などにより気にしない人もいます)もちろんその逆に画素欠けのないものを中古で購入するという方法もあります。
画素欠けが多い場合はメーカによっては初期不良として交換して貰えることもあります。
スペックの数値は計測方法により変わることがあります。控えめに表記するメーカーとオーバーに表記するメーカーもありますので、スペックは高いのにあまりに安い場合は、別メーカーの低スペックの製品よりも実際には低いことがあります。
また、長い年数高画質を維持するものもあれば、1年で低下してしまうものもあります。
例えば、ナナオの場合は独自の調光機能により、バックライトをセンサーで読み取り変化に合わせて自動調整することで、長期間画質の劣化を最小限に抑える機能を持つモデルがあります。すぐに取り替えるような用途でなければ高品質モデルが買い換え頻度が少なくなるのでおすすめです。