更新:2006/08/09

Norton Ghost10.0 概要とバックアップ

概要

ノートン ゴーストはドライブ情報の完全な保存が行えるバックアップソフトです。Ghost10では外付けUSB接続のHDDでも問題なくバックアップや復元が行えました(過去のGhostではトラブルが起きることがあった)。

バックアップには2種類の方法があり、1つはゴーストのように完全な保存を行うものと、フォルダやファイル単位でコピーするのに近い保存があります。

ゴーストのような完全なバックアップは、起動ドライブやシステムドライブの保存に向いています。万が一、Windowsが壊れても壊れる前にバックアップをしておけば、そのデータを復元することができます。いわばリストアです。

たとえRAID 1でミラーリングしていても、ファイルを削除したり壊した場合は、ミラーリングしているすべてのドライブで同じことが反映されているので元に戻すことはできません。しかし、ゴーストでバックアップしておくと、古い情報に戻すことによって、その後の変更は無かったことになります。バックアップ後に不具合が起きたら、不具合が起きる前に戻ることができるのです。

バックアップ後に行われた変更を無かったことにし、前の状態に戻す、これがバックアップの利点です。

しかし、完全なバックアップは容量も、時間も多く掛かります。そのため、ユーザーデータは別途DVD-RAMなどにフォルダやファイル単位のバックアップを使い分けましょう。デジカメで撮影した写真画像や動画などユーザーデータは完全バックアップ+必要なデータのみのバックアップで多重に保存しておくと安心です。(バックアップしたディスクが壊れることもあるため)

完全バックアップは外付けのHDDなどの固定ドライブに保存することをおすすめします。その理由は、DVD系ではバックアップに時間が掛かる+たくさん枚数が必要+ディスクの入れ替えが大変だからです。

頻繁にデータの出し入れをしないバックアップ目的ならUSB2.0やIEEE1394接続で十分です。USB1.0/1.1では遅すぎて使い物になりません。速度を求めるならeSATA接続が良いでしょう。

万が一内蔵のHDDが故障しても、新しいHDDに交換して、バックアップからデータを戻して今まで通り使用することができます。ただし、ドライブの容量が今までよりも少なくなる場合はバックアップを復元することができませんので注意してください。

Norton Save & RestoreはGhostの強力な機能の他にフォルダ単位のバックアップもサポートしています。

Norton Ghostは単体販売の他、Norton SystemWorks Plemirにも含まれています。PlemirはセキュリティーのアンチウイルスやWindowsのメンテナンスプログラムなどが含まれています。

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Norton Ghost10.0の使い方

※ここの手順に従い操作をして問題が生じても責任は負えません。通常のバックアップや復元で問題を生じることは無いと思いますが、パーティーションやMBRなどは間違えると同じハードディスクドライブ上の論理ドライブ(パーティーション)が破壊されますのでご注意ください。オプションなどの詳細はGhostのヘルプで確認することを強くおすすめします。

画像はPlemir+Internet Securityのものです。メイン画面の項目は導入されているノートンシリーズが統合されて表示されます。Ghost単体にはGhost以外の機能は含まれません。

Nortonのメイン画面からまたはスタートメニューからGhostを起動します。

1.今すぐリカバリーポイントを作成を選択します。

リカバリーポイントとはバックアップデータのことです。バックアップは容量の許す限り何個でも作成することができます。例えば、毎週や毎月バックアップを行うと、その中から選んで復元することができます。

2.新しいリカバリーポイントを定義します。

ここでは、保存したいドライブやスケジュールを作成できます。

3.リカバリーポイント定義ウィザードで、バックアップしたいドライブを選択します。

CTRLを押しながら選択するとドライブをまとめて設定することが可能です。同じ設定でバックアップするドライブはまとめて指定しましょう。

4.新しいリカバリーポイントの定義を選択します。

既に作成していある定義にドライブを追加したいときは、既存のリカバリーポイント定義にドライブを追加を選びます。

5.リカバリーポイントセットを選びます。

ポイントセットならスケジュールによる自動実行が可能です。単体ではスケジュールは指定できません。一時的なバックアップには単体を選びます。

6.リカバリーポイントの場所はバックアップを保存するドライブです。

バックアップには最大で、バックアップしたいドライブの容量が必要です。実際には圧縮保存することにより、使用容量よりも少ない容量で保存することができます。

ネットワーク認証はネットワークドライブに保存する場合にそのネットワークアクセするためのIDやパスワードを入力します。

7.オプションではバックアップの名前などを定義します。

圧縮は高めるほどバックアップファイルのサイズが小さくなりますが、CPUに負荷がかかりバックアップに掛かる時間も長くなります。

反対に圧縮しないでは、単純なコピーになるためCPUをあまり使わず高速ですが、バックアップ元の使用容量以上の容量が必要になってしまいます。通常は標準でお使いください。

各ドライブに対応するリカバリーポイント数は、このバックアップで保存されるファイルの数の上限を指定します。この数を上回ると、古いバックアップから削除されます。バックアップ先の容量に応じて指定してください。

詳細では細かい定義が行えます。パスワード保護を指定すると、復元するときにパスワードを入力しないと復元できなくなります。また、ファイルの中身を見るときもパスワードが必要になります。

暗号化を指定すると、バックアップファイルが盗まれた場合でも、正しいパスワードが分からない限りファイルを解析できなくなります。ただし、バックアップ時のCPU負荷がかなり高くなり、バックアップに掛かる時間も長くなります。

リカバリーポイントを複数ファイルに分割して圧縮保存では、指定した容量にファイルが分割されて保存されます。後でDVD系ディスクなどに保存することができるようになります。

8.スケジュール指定

手動ではスケジュールを指定しないで必要なときにバックアップを実行します。

スケジュール済みではスケジュールを作成することができます。

9.スケジュール設定

バックアップを行う曜日や時間を指定します。

イベントトリガでは、イベントに合わせて毎回バックアップが行われます。

10.完了

バックアップの定義内容を確認します。すぐに最初のバックアップを行うならただちに最初のリカバリーポイントを作成するを選択してください。

バックアップの負荷を調整可能

ノートンゴーストは素晴らしいことに、バックアップ中のパフォーマンスを調整することができます。そのおかげで、バックアップを意識せずにこまめにバックアップを実行することができます。

低速にするとバックアップにかかる時間が長くなりますが、CPUの負荷が小さくなり、Windowsの作業がしやすくなります。反対に高速にすると、CPU負荷が高まり、Windowsでの作業で反応が悪くなりますが、バックアップが早く終わるようになります。

ただし、バックアップの内容次第ではここでの調整に関係なく、CPUの負荷がとても高くなります。CPUの性能が低いときも同様です。

ドライブを別のドライブにコピー

この機能を使うと古いハードディスクを新しいハードディスクに簡単にデータをコピーして使用することができます。

マイコンピュータなどでドライブ全体を普通にコピーすると、コピーされないファイルが存在します。そのため、その方法では簡単には古いドライブと同じ状態にはなりません。

この機能を使うと、起動ドライブも簡単に新しいものに交換することが可能です。

基本パーティションを選び、ボリュームをアクティブに設定すると起動ドライブとして使用することができます。

新しい空のハードディスクにCドライブ(起動ドライブ)として設定するときは、最初だけMBRをコピーします。MBRにはハードディスクのパーティーション情報などが書き込まれています。起動ファイルとパーティション情報が異なると起動できない為、最初だけ古いHDDのMBRのコピーが必要です。既にパーティションが作成されてある場合、MBRをコピーするとその情報が壊れてしまいますのでコピーしないでください。

一部のアプリケーションは不正防止の認証に見えないドライブに情報が書き込まれていることがあります。そういったアプリケーションは、新しいHDDで使用するためには再認証が必要になります。

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